クライアントに仮説をぶつける事にそれはリスクだとよく言われる。リスクをとらないことが大切だと真顔でいうシニアマネージャーがいる。果たして本当にそうなのだろうか?といつも思う。

確かに練れていない仮説をクライアントにぶつける事は「こいつ分かってない」と思われ、信頼を失くす。当たり前だ。だが、尖がった仮説をぶつける事はリスクになるのだろうか?拙い経験ではあるが、議論を呼びファシリテートが上手く出来れば、活性化することのほうが多かった。

差し障りの無い仮説を見せれば(ぶつけるではない)、確かにリスクは無く、MTGは波風立つことなくスムーズにすすむだろう。しかしそこに何の価値があるのか?クライアントから反論される事を恐れて、尖った仮説は出さない。それで上手くいったと思い込んでいるシニアマネージャー。虚しい。

極力想定される事態を想定し、準備万端にした上で、リスクテイクを行う。リスクテイクするからこそ、得られる物は大きい。統計学でも証明されていることだ。

何と言われようと尖った仮説にこだわりたい。