紙(スライド)は何のために作るのか?


答え:クライアントに動いてもらうため。


当たり前のことなんだが、これが分かっていないマネージャーがいる。

いわゆる手段が目的化するという奴だ。


紙を作っていると、ついつい綺麗なものを作りたくなる。

その結果、何のためにこのスライドを書いているのか?という目的を忘れて

綺麗に作ることにより、クライントに伝わり、理解してもらえるというロジック

に摩り替わってしまう。


伝わって理解してもらうだけではだめなんだ。

「ふ~ん。なるほど」では、クライアントは動かない。

これで満足しては自己満足になってしまう。


「そうか、では我々は次にこれをしなければならないんですね」

この一言を得るために、紙を作るのである。

要は議論を触発する触媒が紙なのである。