ファイナンス マグネッツ ロンドン サミット2022
著:大澤史來
写真:Chikako Osawa-Horowitz
今月21日から23日の3日間、ファイナンスとイノベーションが出会う場所としてファイナンス・マグネイツ・ロンドン・サミット(FMLS)が開催された。
今年、ロンドンサミットは10周年を迎えた。この10年間は、世界の金融エコシステムの急速な変容を目の当たりにし、2012年の初開催以来、ロンドンサミットは、様々の出会い、ビジネスの構築、市場の最先端を知るための重要な集まりの場として、最も影響力のあるエグゼクティブから信頼を得てきている。
業界トップレベルのエグゼクティブが集うロンドンサミットは、リテールブローカー、組織投資buy-side、決済サービスプロバイダー、フィンテックスタートアップ、成長する暗号セグメントを抱える金融サービスセクターの世界最大のイベントである。
会場であったオールド・ベイリングスゲート内は朝からたくさんの人が溢れ、130人以上のスピーカーを招待、150社以上のブースが出展され、来客数は3,500人以上となった。
写真:Chikako Osawa-Horowitz
写真:Chikako Osawa-Horowitz
本年度のテーマ
FMLSは、新たに4つのコンテンツ・トラックをカバーするように拡張。これには、オンライン・トレーディング分野の主要なエグゼクティブや、FX/CFD業界および暗号分野の主要なプレーヤーが含まれいる。さらに、FMLS22は、金融サービスの向上にテクノロジーを活用する新興・先端フィンテック企業の重要なハブとして機能。
来場者は、クラウドファンディング、クラウドレンディング、ロボアドバイス、ソーシャルトレーディングの分野における次世代製品および代表的な企業を確認することができるだろう。また、個人および中小企業向けのネオバンキング、コアバンキングプラットフォーム、フロントオフィスソリューション、サイバーセキュリティなどをカバーする詳細なセッションなど盛りだくさんの内容であった。
会場:OLD BILLINGSGATE
テムズ川のほとりにそびえ立つロンドンの歴史的建造物、Old Billingsgateは、金融サービス業界におけるヨーロッパ最大のイベントにふさわしい舞台。交通の便もよく、地下鉄のモニュメント駅、バンク駅から数分のところにある。
写真:Chikako Osawa-Horowitz