先日、ワタシにとってこの秋一番のビッグイベントとも言えるラウンドをして参りました。
雑誌ゴルフトゥディ主催の第１３回 ダブルス・チャレンジカップ関西Ⅰ大会です。
会場は、先月１．５Ｒ練習をして、見事に池ぽちゃの刑に二度も（笑）処された、兵庫県神戸市北区の有馬
ロイヤルゴルフクラブ ノーブルコースです。
日頃、競技ゴルフなどに一切無縁なワタシがどうしてこの大会に参加することになったかというと、事の起
こりから説明しないといけないのですが、ちと面倒 ^^; なのでざっくりとだけ書きますと、今年8月に代打
依頼でダブルスに参加したものの、全然うまくいかず… それがどーも、自分の中で納得がいかなくて…
それで、もう一度ちゃんと相方さんを選んで、挑戦してみようと思ったワケでして。
（要するに負けず嫌いなだけ、ですが。 …何か？）
今回は、8月にベストスコア（38/38）を更新されて、上昇気流に乗っている相方さんに頼み込んで一緒に
参加してもらうことになりました。いつも飄々としている彼は、スコアが良かろうが悪かろうが、おだやかで
表情を変えず、ちゃんと相手のゴルフも見ててくれる「ゆとりの人」です。
事前に、二人で話しあった目標は、イーブンパー（out35/in37）フィニッシュ。
お互いにナイスプレーが出たら、グータッチして士気を高めようと決めました。
そしてイーブンで終われるためには、ボギーを叩く保険の意味でも、バーディ３つは必要になるだろうとの
予測をたて、ドライバー飛距離、各ホールの特徴をお互いに考えてそれぞれに狙うホールを決めて臨み
ました。
さて、気になるのはペアリング。どんなペアと組み合わせになるかは分かりませんが、できれば、余計な
ことを言わないモノ静かなペアの相手がいいなあ…
…ま、世の中、そんなにうまくいくはずもなく… ^^;
…さ、それでは、どれだけコテンパンにやられたのか振り返ってみましょう。
■まずは、練習グリーンを見て、ガッカリ
せっかくの有馬ロイヤルのキレイなグリーンが、なぜかエアレーションに砂撒きされていました。練習ラウンド
に先月訪れたときは、とてもキレイだったのに… 一応、8.6フィーという表示でしたが…
え～ 砂が多いところと少ないところがあって、転がりが全然違うや～ん… いきなり前途多難の模様です。
■ペア相手を見て、ガッカリ
今回のペアは、社会人だそうですが（？）オークモントの研修会に入っているそうで、男性は、茶髪で真っ黒
に日焼けした30代前半の方と、同年齢の初心者風まる出しのミニスカウェアの女子。ゴルフの先生と教え子
という間柄のようですが、その先生を、始終「ひでちゃ～ん」と大きな声で呼びまくってました。何でもかんでも
「ナイスぅ～」 「きゃー、ひでちゃーん プロよりスゴイ、カッコイイ～♪」 …あー やかましいぃっ
…はい。皆様のご想像通り、それを１８ホール聞かされているワタシは、ずーーーっと眉間にシワを寄せて
ムッとしてました。
は～（ため息）「ひでちゃーん」はナイだろーがっ ここは試合会場だぞっ（怒） ほんと雰囲気ぶち壊し！
もー このオンナ～ 最低～
その研修生もどきの彼は、ド素人のワタシたちを肴に絶好調。ロングはほとんど2オン。アイアンの弾道を
見ても、アマチュアとは思えないような超いい球を打ちまくって、バーディの山を築きます。
もーなんで、よりによってこんなヤツらと同じ組にならなきゃならんのだー（涙）
くじ運が悪いにも程があるぅ～ もしや日頃の行いが悪いのだろうか…
そしてこの二人が、in33 out27 のシンジラレナイような好スコアを叩き出して、今回のダブルス、ぶっちぎりで
優勝したんです。…聞けば、8月関西ゴルフで開催されたミックスダブルスでも、総合2位だったそうで。
8月に関西ゴルフでこの人たちと同じ組になったペア、シンドかっただろうなあ～
par７２のコースで、３３たす２７＝６０！ －１２ですよ！！
（そんなスコア、見たことあります？？）
ダブルス試合のラウンド途中、余裕しゃくしゃくの研修生もどきの彼に、営業スマイルでにこう言われました。
優勝者 「いやー、お上手ですねえ～。ショットもとてもスムーズですし」
なみき 「はあ。（無表情で）」
優勝者 「しかし、惜しいなあー あとちょっと変えたらもっと飛ぶのに（ニヤリ）」
なみき 「（怒）いえ！ いいんです！このままで！」
オイオイ、いったい何様のつもりなんでしょ？ この一言には本当にムカつきました。
それまで、慣れないフェードで距離よりフェアウェイキープ重視で毎ホール丁寧にティショットしてたのに、
その直後のホールは、持ち球のドローでめっちゃ振り切ったのは、言うまでもありません。怒りパワーを
120%出して、ドローボールで渾身のドライバーショットを飛ばしてしまいました。
…結果は、「あらー、なーんだー。意外と飛ばせるんですね」というコメントを頂戴したものの、左サイドの
クロスバンカーのへりギリギリ。結果的にボールはフェアウェイにとどまったけど、本当に結果オーライとい
うだけです。ふー。危うく口車に乗せられてクロスバンカーへ入れるところでした。反省反省。
…まあ、１８ホール始終、そんなこんなで、全然愉しくありませんでした。
相方さんと二人で必死にバーディを取ったって、相手ペアは、イーグルトライをはずしての楽々バーディ。
１８ホールずっと相手の調子の良さに振り回されて、自分たちの日頃のささやかながら頑張るゴルフが、
あんまりできなかったように思います。
相方さんは、同じティから毎ホール、50ヤード以上は飛距離で置いていかれて、さぞや、その心中辛かろう
と傍でハラハラしましたが、そこはさすがの飄々とした相方さんの性格らしく「…ん？別に。飛距離で置いて
いかれるの、慣れてるから（ニヤッ）」と全く力まずにティショットを打っていました。
…今回、ひとつ収穫があるとするならば、この相方さんの平常心は「ぜひ見習うべき！」と勉強できたことだ
と思います。
…そうそう、相手がどんなゴルフをしようが、それに影響されないように自分の気持ちをコントロールする…
我が心の師、中部銀次郎先生も著書でそう言っておられました。
ワタシからすれば、研修生のひでちゃんなんかより、彼の平常心の方がずっとずっとスゴイと思いました。
とても未熟なワタシには真似できない。…うらやましいです。
■試合ルールにガッカリ
元々ダブルスは、グリーン上の進行がとても遅くなるとかで、その進行を助けるためにびっくりするくらい
甘いルールがありました。（ワタシたちは使わなかったけど！）
スルーザグリーン上で、1クラブ範囲、ボール位置を変更できるとか…
ラフに罹っているボールを、1クラブ範囲ならフェアウェイへ出してもいいとか…
バンカーのあごにつかまったボールを、1クラブ範囲なら打ちやすいライへ置くとか…
同じ組の優勝したペアは、ペアボールとして決めた最初のボールはノータッチのはずなのに、ラフどころか、
バンカー内でもフェアウェイでもグリーン上でも最初のボールからライを触りまくり。
えー…それって、失格なんじゃ？！というのも指摘しづらく、ワタシたちは意地でもノータッチを実行していま
した。ライを都合よく改善するのが、なんだか不正をしているようで、嫌だったんです。
その上、毎ホール毎ホールのグリーン上で、初心者風の女子のボールを研修生がライン上に合わせるため
に、ものすごく時間がかかります。
ああ…何回、ココロの中で絶叫したでしょう… 「あ～もうっ！ とっとと打ちやがれ！」
振り返れば、このグリーン上で毎ホールもの凄く待たされてイライラしたのが、全体的にリズムが狂った最大
の原因なんじゃないかな～？と思います。イライラしてはダメですね。本当にダメです。よくわかりました。
後日、ワタシは反省して「怒らない技術」嶋津良智著（フォレスト出版945円）購入して熟読しているところです。
■結果
結局、ワタシたちのペアは、in37/out35 イーブンパー（4バーディ、4ボギー）。
一応、事前に話し合った目標：E は達成したし、バーディ数も目標数３よりひとつ、多かったのは良かったと
は思いますが、正直、同伴ペアのせいでまったくもって満足感のない試合結果でした。
…本当にがっかりです。
総合順位は、トータル14位（26ペア参加中）。もちろん、飛び賞にも引っかかりません…
本当に見事なまでに、くじ運がないようです。懸命に練習を積んで臨んだ、この秋一番のイベントだっただけ
に、ガッカリと肩を落として饂飩と冷酒を飲んで帰りました。
■振り返り
今回は、ペアリング（-12）が最悪だった…というしか、ないですかね～。
あと、反省点としては、同じラインでパターをはずしてしまったのが、実にもったいなかったと思います。
もっともっとグリーン上でもコミュニケーションを密にしてたら、少なくとも同じようなパターのラインミスはしな
くて済んだのかもしれなかったですね。
また、今回のダブルス参加の件は、こっそりと参加したつもりだったんですけど、あちこちの知人から「ねえ、
似た名前がリストにあるけど… ダブルス出るの？」とチェックされまくっていました（笑） 試合会場でお会い
した知人もいらっしゃいましたし…
案の定、結果についても「どーやった？」「残念やったねー」などなどのいろんな一言を頂きました。^^;
いやー、みんなちゃんと見てるなあ～
…でも、イーブンパーって凄くない？
少なくともベストスコア80のしがないナンチャッテOLゴルファーのワタシにとっては、生まれて初めてのスゴイ
スコアでした… ショートホールだけど、自身、狙って取れたバーディも２つあったし。相方さんがきっちり男
らしく決めてくれたバーディも２つあったし。
…その点に関しては、同伴してくれた相方さんにココロから感謝しています。
だけど、出だしのミドルでいきなりティショットを池ポチャしてくれちゃって…
正直、最初からかなりのプレッシャーでした～
ま、ダブルスって面白いですね。かなり勉強になりました。…みなさんも機会があれば、ぜひどうぞ。
いつもとは一味もふた味も違うゴルフができますよ。
（なみき）