2036年度に新本館が開業予定の帝国ホテル。
ライト館が竣工して100周年の記念企画が行われていた。
数回訪れたが、今年の初めにはライトアップがされていた。
インド砂岩が5000枚貼り付けられている壁面。
ホテルの低層階部分は日生劇場と同じような石材が使用されている。
これは日生劇場とホテルの景観の調和をはかるために施された。
インド砂岩の壁。
建物は上から見ると十字にクロスしている。
正面ロビーを彩る豪華なフラワーアレンジメント。
ゴールデンローズ、多田美波氏作。
金色のバラをイメージしたシャンデリア。
あたたかい光でメインロビーを照らす。
368枚の淡黄色ガラス板によってつくられている。
深紅のバラが気高い雰囲気。
ライト館時代の机と椅子。
フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル旧本館時代に実際に使用されていた。
ライトが好んで使用したアール・デコ様式のデザイン(幾何学的な模様やパターン)が
この品々にも刻まれている。
多田美波氏の高さ8m幅約25mの「黎明」という作品。
60色余りのガラスブロックで海辺の夜明けを表現。
7600個のブロックが使われている。
最下部。
中2階への階段。
階段からの1階ロビー。
品格を感じる空間。
「伝統と先進の融合」をコンセプトにつくられたSEIKOモニュメント時計は振り子をイメージした時計。
毎正時には孔雀が羽を広げるように振り子が扇状に広がり、優美な時の流れを演出。
台座にはライト館にゆかりの深い意匠が凝らされている。
振り子の文様もライト館にゆかりのあるデザイン。
文字板の数字も。
大谷石レリーフ。帝国ホテル旧本館(通称ライト館)のメインロビーの一角にあった壁のデザインをもとに制作。栃木県の名工が彫り上げた。
幾何学的なデザインはライト館を形容する言葉として使われた「東洋の宝石」への限りないオマージュ。
ちなみに以下は明治村へ行った時の画像 5枚(拡大も含む)。
明治村に移築されたライト館。
帝国ホテル 2階休憩場の一隅。
大谷石とテラコッタを組み合わせた壮麗なる造形。
幾何学的に組重なった装飾が特徴的。
中2階のレストランの壁に埋め込まれた装飾。
廊下から見えた部屋のシャンデリアもレトロ。
螺旋階段のライン状のライト。
オールドインペリアルバーのウェイティングルーム。
オールドインペリアルバー。
ライト館から受け継がれた壁画と壁のテラコッタ。
ライトがデザインした壁画と大谷石のレリーフ。
100年前にあったものが時を超えてここにある。
スタッフに見せていただいた本にあった写真。
ノンアルコールカクテル。
3月末までの白桃を使った限定カクテル。
桃の香りがして口当たりの優しいカクテル。
ちなみにライトの壁画にちなんで作られたオリジナルのカクテルは金箔入り。
ライト館開業百周年記念カクテルはラテン語で光を意味するルクスと英語で伝説を意味するレジェンドを合わせた造語「ルジェンド」と名付けられていた。
アメリカのバーボンと日本の甘酒を合わせて両国のつながりを意識したカクテル。
バーカウンターの壁面も当時仕様。
格子は当時のまま。
1階廊下のタペストリー。
「日月」、村田搏三画伯原画。
帝国ホテル東京のタワー館は6月末で営業終了。
本館との連絡通路脇の中庭。
中庭。
帝国ホテル東京のタワー館。
ステンドグラスのような輝きを放つ窓。