夏至光遥拝100mギャラリー脇からお茶室へ。
円形石舞台。
周りの大きい石は江戸城の石垣のために切り出されたもの。
大名屋敷の大灯籠を据えていた伽藍石。
放射状の石は京都市電の敷石。
旧奈良屋門と内山永久寺十三重塔(。鎌倉時代)。
内山永久寺は石上神社の神宮寺で平安末期に鳥羽上皇の勅願により建立された大寺であったが、廃仏毀釈により廃寺とされた。この塔は近隣の豪族の家に移存された。
旧奈良屋門。
箱根の名旅館「奈良屋」の別邸に至る門。
塀は土を固めてつくる版築という古代工法が採られている。法隆寺の塀は現存で平城京の塀も同様の工法で造られていた。
朝鮮灯籠(14世紀)。
鉄宝塔(鎌倉時代)。
木造の宝塔を模して鉄で鋳造した宝塔で、類例として国宝「西大寺鉄宝塔」と「日光鉄宝塔」の2例があるにすぎない。形状から、この塔は西大寺鉄宝塔の系統に属する工人の作と推定される。
明日香石水鉢。
明日香石に南北の刻印があり、発見時には二つに割れていたものを継いで茶室のつくばいとして設置。
竹箒を利用した塀。
鉄灯籠(桃山時代)。
鉄灯籠としては豊国神社の鉄灯籠と妙蓮寺の鉄灯籠と石清水八幡の鉄灯籠の3灯が知られる。
茶室「雨聴天」。
千利休作と伝えられる「待庵」の本歌取りとして構想された。
光学硝子の沓脱ぎ石と宝塔の笠石。
春分の陽光を受けて眩しく輝く。
春分の陽光が差し込むお茶室内。
日の出の時には躙口から床に差し込むつくりだ。
利休の目指した侘び茶の一つの完成形と目される「待庵」は2畳室床という極小空間に壁面の小窓から差し込む光の陰影の中で見事な空間が構築されている。
「待庵」の寸法を一分の違いもなく写した茶室「雨聴天」。
この地にあった錆果てた蜜柑小屋のトタン屋根を茶室の屋根とした。天から降る雨がトタンに響く音を聴く。
鳥居古様を残す例として古墳時代、古代、中世の石を組み立てて造られた。
踏込石には古墳石棺蓋石が使われた。
日の出の時には鳥居の中から陽光が射した。時がたち、太陽は鳥居の上に移った。
外周に沿った道を行く。
夏至光遥拝100mギャラリーの下。
天気に恵まれた春分光遥拝。
冬至光遥拝隧道と光学硝子舞台。
光学硝子舞台の檜の懸造り。
冬至の朝には暖を取る焚火の場となる。
野点席。
京都市電の敷石。
百済寺 石橋。
藤原京 石橋。
石造五重塔(14世紀)。
大官大寺 瓦(白鳳時代)。文武天皇建立の官寺で香久山の麓に建てられた。
この瓦は伽藍の一部を荘厳していたもの。
室町期の禅宗様式の形を残している明月門。
夜明け前にここから始まり、一周して戻ってきた。
観桜台。
檜の懸造りでつくられた展望台。夏至の日には100mギャラリーの軸線に沿って朝陽が昇るのが見られる。
観桜台からの眺望。
夏至の軸線上。
観桜台からの明月門前。
川原寺礎石。
天智天皇の時代に建立されたと思われる古寺で飛鳥寺、薬師寺、大官大寺とともに飛鳥の四大寺に数えられる。
古信楽井戸枠。
北大路魯山人が旅の途中に買い求めたもの。雨に濡れたとき緋色が映える。
道標、右こうや左よしの至(江戸時代)。高野街道と吉野街道の分岐点、現在の和歌山県橋本市にあった道標。
ストーンエイジ・カフェ。
自然の形を持つ石を選びだし、最小限の加工を施して積み上げてテーブル席とカウンター席を設えた。
石張り日時計。
参道へ至る。
赤沢蜂巣観音。
江之浦集落で信仰を集めた赤沢観音堂に祀られていた観音像。焼失後円空仏(江戸初期)を祀った。
尊顔に蜂が巣を作り、円空仏の半分ほどを彫刻した。人蜂合作の仏様。