舎人氷川神社の見事な彫刻が12年振りに公開された。
手前が拝殿、その奥に本殿。
本殿は金網で囲まれていて彫刻を間近で拝観することはできない。
拝殿の屋根。
本殿。
拝殿の正面に龍。
まずはお参り。
内側からの龍。
拝殿の軒にも彫刻。
外側から観た軒の彫刻は鳳凰。
拝殿にも鎌倉時代から続く絵画など多くの価値あるものがあるが、それは後にアップすることにして、特別公開の本殿の彫刻へ。
柱も扉もすべて彫刻で覆われている。本殿の4面に場面が描かれている。
正面の彫刻。
正面に唐獅子と牡丹。
屋根を支える梁の下方には三体の雲龍。
つめも鱗もひげも精工に彫られている。
左右の柱は向かって右が昇龍で左が降龍。
左の柱の上部。龍の目には緑の玉がはめ込まれている。
左の柱の下部。白い波しぶきとうねる荒波。
鶴とオシドリ。
左回りに本殿をめぐる。
八岐大蛇退治。
真ん中にいる髭のある像がスサノオで、その後ろにいるのがクシナダヒメ。クシナダヒメの前には机(案=玉ぐしをささげる机)があり、ヤマタノオロチに捧げられようとしていることを表す。
天岩戸。
中央にアマテラス、手前にタヂカラオ。欄干で顔が見えないが、トコヨのナガキドリ(常世の長鳴鳥・鶏=ニワトリの異称)も見える。八百万の神が呼び寄せて鳴かせた。
手前の中央で踊っているのがアメノウズメ。外が賑やかなことに関心をひいたアマテラスが岩戸を少し開けるきっかけをつくった。
天岩戸に隠れたアマテラスをタヂカラオが岩戸の陰に立って引き出した。
左の円いのは岩戸から姿を見せたアマテラスを映したヤタノカガミ(鏡)。
3面と4面目の間。
天孫降臨。アマテラスの命を受けたニニギノミコト一行が高天原(=天界)から葦原中国(アシハラノナカツクニ=日本)に降るエピソードを表す。
右側に並ぶのはアメノウズメを先頭に天孫の五伴緒(イツノトモオ)ら随行者と三種の神器の捧呈者。
左側は天孫を迎えるサルタヒコや先導者の神々。
三種の神器の捧呈者。
上段には十二支が彫られている。うさぎ、へび うし、ねずみ。
うま、さる とら、たつ。
とり、いぬ。
いのしし、ひつじ。
右の柱の下部。
右の柱の上部。