その奇抜なデザインの建築物を雑誌で見たのは一体いつだっただろうか。

 

遠景で見ると逆ピラミッドの建物が地面に刺さっているのがわかるだろう。

大学セミナーハウスが多摩丘陵の大地にくさびを打つように建てられている。

コルビュジェの弟子の吉阪隆正氏+U研究室の代表作だ。

 

 

 

最寄りのバス停留所から歩いて階段を上ると壁面にある目がこちらを見ているのに気付く。

 

 

 

 

三角の壁面にはいろいろな形の窓が不規則に並び、

荒々しいコンクリートの地肌に亀裂のように入ったラインが斬新だ。

 

この角度で壁が傾斜している。

 

本館の出入口。

 

出入口の屋根の先端。

 

本館1階の戸棚は特注。傾斜のある壁に合わせて作られている。

 

階段から見た室内の壁。

 

天井。

 

階段の手すりは腰掛けるにも寄りかかるにも最適に設計されている。

あとでわかるが、シンボルモチーフの葉の形になっている。

 

セミナーハウス本館内の案内図。

 

窓枠。

 

窓枠前の手すり。

 

壁面の傾斜。

 

2階。

 

明かり取りがある壁面。

 

半分ぐらいは外壁に接している。

建物と同様の逆ピラミッド形。

 

 

外壁。

 

机も椅子もこの部屋用に設計されている。

 

窓ガラスも特注。

 

このように窓が斜めについているだけで空間が外に導かれる。

 

この手すりはこのような形。イスの代わりにもなる。

 

計算されたオリジナルの調度品。

 

 

並んだイスが装飾物となる。

 

 

 

消火器も斜めに固定されている。横板は地面に水平。

 

 

板と金属でできた階段が芸術的。

 

 

木目が絵画的。

 

ライト。

 

ここの手すりは葉のようでも滴のようでもある。

 

 

3階の隙間から2階を。

 

見る位置によって、縦型の細い窓が部屋の雰囲気をクラシックに変化させる。

 

 

ここからでは雰囲気が異なる。

 

 

階段の上に造られた天窓。

 

棚に飾ってあった演奏者のオブジェ。

 

4階にあるガラスブロックの天窓。

 

4階のフロア。

 

 

トイレの手洗い場。

 

調度品。

 

敷地内にある建物の模型。

広大な敷地に、黒い屋根で表されている大きい建物と白い屋根で表されているユニットハウスが地形を利用して分散して配置されている。

 

逆ピラミッドの本館とユニットハウス。

 

ユニットハウス。

 

高低差がある丘陵に並ぶユニットハウス。

 

松下館。

 

講堂と図書館セミナー室。

 

 

本館から伸びる連絡通路。

 

扉の把手もユニーク。これは木の年輪模様。