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ある時、知人の作陶家の展覧会に花束を贈ったら
「ほんのり薄く織部釉のかかった土色の花器に活け、
お花も花器も互いに映え・・・」という
お礼のメッセージをもらった。

その時から「織部」が気になってはいたのだが。

そんな折、陶器「織部焼」という言葉につられて
NHKの番組を観た。

歴史秘話ヒストリア
「“ひょうきん”に命がけ~戦国武将・古田織部 美の革命~」
http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/index.html

茶人、古田織部。
この人の名が焼物についているが、この人が織部焼を作ったわけではないらしい。
唐津発祥の窯によって美濃で大量生産し、京都で流通したそうな。

16世紀後半から17世紀前半にかけて大流行したが、
古田織部が徳川家に切腹を命じられてから窯元も閉鎖されたそうだ。
それから間もなく、磁器が作られるようになって
織部焼は時代遅れのものになり、
民家のゴミと一緒に庭の片隅に捨てられる運命だったとか。

焼物の特徴は
ダイナミックな形と斬新でアバンギャルドな色彩と文様とのこと。
テレビ画面に映しだされる器の数々。
そうか、こういうのが織部焼なのか。
だとしたら、どこかで見たような。
もしかしらこれもそうかしら?
器の裏の足には製作者の指が感じられる。

少~しだけ心の興味の針が振れたかも。