CQ ham radio 2018.06の102ページからの真空管試験器の記事を読んでみて、私も真空管試験器を作りたくなってきました。
真空管試験器には、エミッション測定型とGm測定型がありますが
エミッション測定型は、簡単に自作できそうです。
6GW8という真空管があるが、これはオーディオ用に設計された複合管です。
この場合の複合管とは、電圧増幅用の三極管と電力幅用の五極管が1本のガラスに入った真空管です。
真空管は、カソード電極から熱電子を放出させるためにカソード電極をヒーターで熱しなければなりません。
このヒーターの電圧は、6GW8では、6.3Vです。
私は、以前にPCL86という型番の真空管を買ったのですが、PCL86は6GW8とヒーターの電圧以外は、同一特性です。PCL86のヒーターの電圧は、14.5Vです。
私は、下図の回路でエミッション測定型真空管試験器を作りました。
プレート電流を測定したところ、0.1mAの精度で測定出来ました。
プレート電流は、27mAから28mA位でばらついていました。
ある程度の量のPCL86を持っているので、マッチドペアやマッチドクワッドを選別することが出来ました。
マッチドクワッドがあるとプッシュプルや全段差動アンプを作るのに適していると思います。
私自身用にPCL86の選別品を得られましたが、余ったPCL86もありますので、ヤフオク!に出品しております。
興味にある方は、ご覧ください。
https://auctions.yahoo.co.jp/openuser/jp/show/mystatus?select=selling