ある人が、この世の生に幕を閉じた
初めてのことでただただ泣くばかり
痛み苦しみながら逝ったその姿が未だに私の記憶から消えない
だから一人になると涙が出る
最後の記憶が頭から離れない
染み付いて離れない
初めて見たあの人の最初で最後の涙
どれだけの辛さやいたさを我慢して生きていたのだろう
一度も「痛い」と言わなかったあの人は一体、どれほど「痛かった」のだろう
あなたが毎日、看病した私に言ってくてた寝る前の「ありがとう」に
どれだけ涙してたか知っていたかな?
あなたが眠りについた後、私があなたを見て涙していたこと知っていたかな?
朝起きて「今日も息してる」って安心して朝から涙していたこと知っていたのかな
あなたが目を覚まして笑顔で「おはよう」っていうのが
私の生きがいになってたこと知っていたかな
でも知らなくてもいい
それは私だけが知ってしっかり覚えていればそれだけで…
あなたとの会話や最後に見たテレビ番組、何でも覚えてる
それを今でもしっかり保存してる
見ては一緒に笑って見たことを思い出す
それを思い出にしてる
