「外食、客席でスマホ払い」
8月13日に日本経済新聞に掲載された大きな記事の見出しである。
外食業界における店舗DX最前線の事例として、すかいらーくとレインズの取り組みが紹介されていた。レインズは牛角で有名な外食企業だが、過去にオーナーが何度も変わり、いまはコロワイド傘下にある。
日経によると、レインズは、スマホ完結型の完全キャッシュレス店として「酒場ぶっちぎり」を出店したという。調べてみると、行きつけの「から揚げの天才」のすぐ近くにあるではないか!!
今日は台風だが、そちら方面に用事があったので、ついでにぶっちぎりを覗いてみた。
牛角本店と同じビルの2階。
居酒屋としてはなんとも不利な立地だ。ここら辺の居酒屋の多くは、鳥貴族(2階)を除き、1階路面店が中心。2階の店はそもそも気づきにくい。ぶっちぎりの前にどんな店が入っていたか覚えていないし。。。(レインズ系だったような。。。)牛角のネオンサインに完全に負けてるし。すぐ近くにはスシローの弟的な存在である杉玉がオープンしたばかりだが、こちらは1階路面店でとても目立つ。
しかも、このビルの地下にライブハウスがあるようで、階段近辺には居酒屋の集客に邪魔になる人たちがタムロしていることが多い。
ぶっちぎりの入口前にあった看板はこんな感じ。大企業傘下なのに、そこら辺のバーの看板と変わらない。メニューが小さすぎて何の店なのかも分からない。夜に訪れる店なのだから、もっと大きく目立つように書かないといけないのでは???
注文も会計もスマホということは、、、
タッチパネルがなく、スマホで注文?
スマートくら寿司みたいなやつ?
会計用のレジはない?でもカードリーダーとバーコードリーダーはある?
ということか。
話のネタになるから試しに一杯飲んでみるかと思って、こちらの看板をよく見たところ、、、
バーコード決済、PayPayしか使えないじゃないの。。。私はd払いユーザーなので、あまり便利ではないな、これ。
看板を見ても気持ちが高まらなかったため、店には入らず、覗くだけにしておいた。飲食店なのに、何をいくらで飲んで食べる店なのかのアピールが全然足りない。何をぶっちぎっているのかも伝わってこない。いくら実験業態とはいえ、準備不足な感じ。
ここら辺には飲食店が多く、競争は熾烈だ。焼き鳥屋、もつ焼き屋、焼肉屋、馬肉屋、韓国料理屋、海鮮居酒屋、中華料理屋、など、どの店もコンセプトをハッキリさせた上で客にアピールしている。。。価格競争も激しい。
スマホで注文から会計まで完結することだけを目当てに客が来るわけではないだろうし。
私の目視では、客は1組しか見えなかった。 台風のせいで天気が悪かったにもかかわらず、通り沿いの他の居酒屋にはちらほら客がいたが
。。。
この店、半年後にまだあるかな。。。