毎月第2営業日は、主要な外食業者の一部が月次売上高(前年比)を発表する日であり、外食ウォッチャーにとって重要な日だ。


本日8月2日には7月売上高が発表された。以下は、スシロー、すかいらーく、サイゼリヤ、王将の既存店売上高前年同月比/2019年同月比をまとめたもの。

 

「前年同月比」は、2021年の数値が時短営業要請の影響を受けるため参考程度にしたい。「2019年同月比」はコロナ禍前の数値との比較であり、コロナ禍からの回復状況を理解する上で重要な数値である。なお、「2019年同月比」は私の推定値である。



スシロー

 

前年同月比は、6月97.5%(休日数±0日)→ 7月89.8%と低下(休日数±0日)


2019年同月比は、6月91.0%(休日数-2日)→ 7月89.7%と低下(休日数+2日)


7月は、「ビール半額ポスター問題」など、広告宣伝体制につきメディアからのバッシングを頻繁に受けていた。

 



すかいらーく

 

前年同月比は、6月126.1% → 7月118.0%と低下


2019年同月比は、6月81.8% → 7月88.1%と上昇


会社側は、中旬以降にコロナ第7波の影響があったとコメント。それでも、コロナ禍前比で88%という数値は同社の最近の数値と比べて強い。7月のメニュー改定で値上げ。



 

サイゼリヤ

 

前年同月比は、6月136.1% → 7月124.0%と低下


2019年同月比は、6月89.5% → 7月91.4%と上昇

 


 

王将フードサービス(餃子の王将)

 

前年同月比は、6月107.1% → 7月106.7%と低下


2019年同月比は、6月102.5% → 7月104.8%と上昇


店名が似ているが別系列である大阪王将FC店の衛生問題が浮上したが、全体の売上高に影響があったとは見えない。5月に値上げ。