不定期でFCビジネスについて解説中。フランチャイザーのビジネスモデルや業績について理解を深めることを目的としている。
今回は、様々なカフェ業態の店舗数の推移について調べてみた。FC中心のカフェ業態には、コメダ珈琲店、ドトールコーヒーショップ、直営店中心のカフェ業態には、星乃珈琲店、サンマルクなどがある。
過去5年間の店舗数推移
コメダ(各年2月末、FC+直営店):2017年747店、18年805店、19年860店、20年896店、21年914店、22年956店(FC店舗比率94%)
ドトール(各年2月末、FC+直営店):2017年1123店、18年1126店、19年1113店、20年1100店、21年1081店、22年1074店(FC店舗比率80%)
星乃珈琲店(各年2月末、FC+直営店):2017年184店、18年210店、19年233店、20年253店、21年267店、22年282店(FC店舗比率14%)
なお、ドトールと星乃は同系列である。
サンマルク(各年3月末、FC+直営店):2017年394店、18年402店、19年404店、20年405店、21年374店、22年354店(FC店舗比率3%)
過去5年間における店舗純増減
2017年から2022年までの5年間での店舗数純増減は以下の通り。
コメダ:+209店(FC+168店、直営+41店)
ドトール:▲49店(FC▲70店、直営+21店)
星乃珈琲店:+98店(FC+25店、直営+73店)
サンマルク:▲40店(FC▲1店、直営▲39店)
20年→22年にかけての店舗純増減(サンマルクは3月末、他は2月末
コロナ禍以降の店舗数純増減は以下の通り。
コメダ:+60店(FC+56店、直営+4店)
ドトール:▲26店(FC▲55店、直営+29店)
星乃珈琲店:+29店(FC+8店、直営+21店)
サンマルク:▲51店(FC+1店、直営▲52店)
立地(都市部中心か、郊外中心か)、サービス形式(フルサービスか、セルフサービスか)などの要因により、コロナ禍影響の深刻度が異なっていたことが分かる。