こんにちは!

ジャックムスセレクトの店長です。



今回は、当店が扱っているファッションブランド、

「JACQUEMUS(ジャックムス)」のデザイナーであり、

創業者のサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)氏が

 

どのような経緯でブランドを立ち上げたのか、彼の生い立ちとともに、ご紹介したいと思います。
(以下、サイモン ※敬称略)




これを読んだ後には、サイモンのデザイン特徴一つ一つにも、より共感できるかもしれません!(?)




1990年、南フランスの小さな田舎町でサイモンは生まれました。


人口数百人程度の小さな町で、彼の両親は農家。


彼が子供の時は、家族のりんご畑を裸足で駆け回り、

週末には祖父母と一緒に道路沿いで果物や野菜を売るのが日常だったようです。



農家出身というのは意外ですが、

 

地中海の気候に映えるような彼のデザイン、

2018年にコレクションをお花畑でお披露目したことを考えると、

地元の南フランスの光景が、彼のデザイン観に大きく影響を与えているようですね。



そんな幼い彼にとって、大都会であり、

ファッションの中心であるパリは憧れの対象。


学校卒業後は、パリで、そしてファッションの世界で仕事をすることを決めました。

しかし、家賃の高いパリに引っ越し、ファッションスクールに通うためには、多額のお金がかかります。



そのため、彼の母親は、自分の車を売り、祖父母にも工面してもらい、

 

家族皆の応援を受けて、18歳のサイモンは単身パリへ引っ越しました。


やっとの思いで、憧れのパリのファッションスクールに通うことが出来たサイモンですが、スクール初日にとてもショックを受けます。



彼以上にファッションへの情熱を抱く生徒がいなかったのです!!


 

ファッションスクールへ通う意義がぼやける中、彼の運命を決める出来事が起こりました。



パリへ引っ越したわずか1ヶ月後、
なんと母親が交通事故で亡くなってしまいましたのです。。。。



当時、18歳のサイモンにとっては、あまりにも衝撃的、


失ってしまった時間は取り戻せないということを強く実感したそうです。


この事件をきっかけに、彼はファッションスクールを辞め、
自分自身のブランドを立ち上げました。


それが今に至る「JACQUEMUS」の始まりです。


もともとJACQUEMUSというのは、母親の旧姓でした。


その後のインタビューでも、サイモンは自分のブランドのことをよく「家族」と表現し、彼の強い家族愛を感じることが出来ます。


と、今回はサイモンがブランドを立ち上げるまでのストーリーをご紹介しました。


また、機会があれば、ブランド立ち上げ後の軌跡もご紹介しようと思います。



意外にも、農家出身のサイモンがデザインした最新の商品は、コチラからご確認できます!


https://jms-select.com/


それでは、また次回!!