医療にゼロリスクを求める怪奇現象 | ALL or Nothing

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日本の医療を次世代に残していくために・・・
病院前救急医療を中心に日本の医療改革に若干熱くなっています。
 


マスコミというべきか、日本人がというべきか・・・・
2009年、新型インフルエンザ騒動は、もう記憶にないのだろうか?

あの時と全く同じような、ノロウィルスによる高齢者の死亡が伝えられると、病院内の犯人捜しが始まった。警察が、感染源を特定できるというのならば、今すぐに、そのエビデンスを医学会で発表し、こうすれば感染が完全に防げたという確固たる証拠があるのならば、ノーベル賞を受賞されるべきだと思う。で、どうやったら、感染が防げて死亡しなかったというのだろうか?警察はそのすべを知っているのだろうか?


いい加減、感染症報道に右往左往されるのはやめたほうがいいと思う。
感染症をなくすことなんてできるわけがないんです、本当に。
院内感染を完全に防ぐなんてことはこれは不可能です。


外の世界と病院を完全に遮断できるならば、もしかしたら、何か方策があるかもしれませんが、こんなの、非現実的で、病院に入るというリスクは患者が担保すべきことじゃないのかと・・・。

すでにいろんな医師らが発言されていますが、高齢者だから死亡するのだという、この点を忘れるべきではない。それがノロウィルスでなくても、健康ではない高齢者にはどんなことでも死亡につながるリスクは存在している。

医療にゼロリスクを求める報道とその報道による行動のほうが、
よっぽど危険だということをしっかり認識しておかなければならないんです。

そもそも、医療にゼロリスクを求めることが馬鹿馬鹿しいというか、
ありえないというか・・・。


報道で恐怖をあられた念のため受診者が病院に来ることで本当に感染するというリスク、そんなところまで、病院は担保できませんよ。

もう少し、自力でケアするなるの知識をつけたらどうかと思う。

誰かが具合がよくないといえば、ノロウィルスですか?とか、
マスコミ洗脳度がよくわかる光景ですが、
マスコミ洗脳によって、無駄に病院に来る人が増えている、
そのことは、受診する人がしっかり認識しておくべきです。


パンデミックはマスコミが作り出す・・・。


報道の学習能力のなさは異常。
その報道に速攻感化され、医療にゼロリスクを求める。


こんなの怪奇現象としか言いようがない気がする。