かの『君の名は』の新海誠監督が手掛けた最新作『すずめの戸締り』が現在公開されている。新海監督作品といえば、レンタルDVD観賞となった前述の『君の名は』の世界観に圧倒され、勇んで劇場まで観に行った『天気の子』では拍子抜けした思いがある。もっともこの2作品に関しては全く逆の感想を持っている人も多く、その中には作風が私と真逆のインディーズの監督さんもいて、それはそれで“リトマス試験紙”のようで面白い(;^_^A

 

 ところで、この『すずめの戸締り』に、かの80年代を代表するアイドル・河合奈保子の「けんかを止めて」が挿入歌として登場していることが、今話題になっている。

 

 

 河合奈保子といえば、私と同い年で、高校時代松田聖子を差し置いてファンになったアイドルだ。シングルもデビュー曲「大きな森の小さなお家」からずっと“ドーナツ版”を買ってたし、LPも持ってたし、一時ファンクラブにも入っていた。

 

 

 

 

 彼女の魅力の一つに、虫も殺さないようなあどけなさ(カマトト?)と、それとは裏腹な色気満載の豊満なボディーとのアンバランスさが挙げられる(;^_^A まさに(実際はどうであれ)「頭は子供、体は大人」を地で行くような、典型的な昭和のアイドルだった。当方のブログでも毎年7月5日に「ビキニの日」にかこつけた記事を数年書いてきたけれど、その時にも彼女のことを何度も引き合いにしていた(;^_^A

 

 

 しかしながら、その豊満なボディー故のしっかりした歌唱力も特徴的で、“アーティスト河合奈保子”の一面もある。個人的には初期の歌、とりわけ「大きな森の小さなお家」「愛してます」「17才」辺りがお気に入りだった。今回採用された「けんかを止めて」は、節々にこの楽曲を提供した竹内まりやの存在が見え隠れするくらいの、コテコテの「竹内まりやワールド」で(自身のセルフカバーもあったんじゃないかな?)、自分の中では「河合奈保子の楽曲」のイメージがあまり強くなんだけれど、ただその昔、広島そごうの屋上で、この曲を引っ提げた河合奈保子の握手会があった時には、高校時代からの親友・K君と一緒に参加した思い出はあるけどね(;^_^A

 

  ところで、今回、我々より10も若い新海監督がどのような意図をもって、この楽曲をチョイスしたのかは、劇場で本作品を観賞しなければわからないが、この映画を観賞するであろう、兵世代にとって、彼女の歌がどのように伝わるか、それによって彼女に対してどのような感慨・価値観を覚えるか、非常に興味深いところだ。

 

 「古典(古き)を学び、そこから今に繋がる新しい価値を見出す」というのが、四字熟語「温故知新」の意味だが、果たして昭和のヒロイン(古典)の河合奈保子の楽曲から、今の若い子らは何を感じ取るのか……「温故知新」となるのか。その推移を見守っていきたい(;^_^A

 

 私信です。

 K君、今年7月にメールをもらって、その後何度も返信を試みたのですが、どうもPCからのメールはロックされるようで、何度送っても上手く届きませんでした。何とか連絡(返信)したいので、もしこのブログを読んでいたならば、再度当方のアドレスにTEL番号を送ってください。折り返しTELにて連絡したいと思っています。何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m