もろもろの準備も終わって
親戚皆が帰りかけました

叔母が泊まろうか?と言ってくれましたが
「こんばんは二人っきりでいたいから」と帰ってもらいました
papaと息子どんも昨晩から一睡もしていないし家に帰って寝てもらうことに

母の生まれ育った家
私の生まれ育った家

親子みずいらずで一晩過ごすことにしました
この家で寝るのもこれが最後になるかもな

話しかけても返事がないけどいろんな話をしました
疲れてるはずなんだけど眠たくないんだよなコレが……

小さい頃の思出話をしたり
息子どんの小さい頃の話をしたり

2時頃になったら
さすがに明日の事を考えたら寝ておかないと身体が持たないかもと不安になって
母の横で寝ることに

でも、不思議な事に蝋燭の火が消えかかると目が覚める
何度となく目を覚ましては蝋燭をかえる
そんな事をして一晩過ごしました

田舎の家で鍵もかけていない家に一人で寝ていても何も怖くなくて不安も感じない
きっと母が側に居てくれたんでしょうね
父も居てるような気がしました
祖父も祖母も
きっとみんな勢ぞろいだったんだとおもいます

親子みずいらず
最後の時間はすぐに終わりました


朝目覚めて
さっ!今日から2日間
しっかりと滞りなく母を送り出そうと心に決めました

横で寝ている母はムクッと起き上がりそうな感じ
死んだなんて信じられない





母のお友だちが定期的にお手紙をくださいます
優しい言葉が身に染みます
手書きの文字がとても心に響く
ありがとうございます
お返事を書こうと思うんだけど
涙が溢れてきて書けない

お返事もう少し待ってくださいね