新入社員の育成は、組織の将来を担う人材を育てるという重要な役割です。

しかし、新入社員の個性やニーズは多様であり、一律な指導方法では効果的な育成ができません。

そのため新入社員の育成に携わる方々は、自身のリーダーシップやコミュニケーションスキルを高める必要があります。

 

この研修では、以下の3つの目的に沿って、新入社員の育成に必要な知識やスキルを学ぶことができます。

目的

❖組織における“ひとづくり”の重要性を再確認しOJTの基本を理解する

新入社員の育成は、組織のビジョンや方針に沿って、能力や潜在力を引き出すことです。

そのためには、組織における“ひとづくり”の重要性を再認識し、新入社員に対するOJT(職場での実践的な指導)の基本を理解する必要があります。

 

ここでは、OJTの目的やプロセス、指導者の役割や心構えなどを学びます。

❖SLⅡによる人材育成の考え方と自身のリーダーシップスタイルを理解する

新入社員の育成には、新入社員の成長段階に応じた指導方法が必要です。

 

そのためには、SLⅡ(状況対応リーダーシップ)という人材育成の考え方を活用することが有効です。

 

SLⅡでは、新入社員の自律性や意欲・能力に応じて、4つのリーダーシップスタイル(指示型、コーチ型、支援型、委任型)を使い分けます。

 

ここでは、SLⅡの理論と実践を学び、自身のリーダーシップスタイルを診断し、新入社員に対する適切な指導法を習得します。

❖DiSC視点による新入社員育成ポイントの把握と効果的な指導法を習得する

新入社員の育成には、新入社員の個性や特性を理解し、それに応じたコミュニケーションやフィードバックが必要です。

 

そのためには、DiSC(行動特性分析ツール)という視点を活用することが有効です。

 

DiSCでは、人の行動特性を4つの型(D型、i型、S型、C型)に分類し、それぞれの特徴や強み、弱み、動機づけ要因などを分析します。

 

ここでは、DiSCの理論と実践を学び、自身と新入社員のDiSC型を診断し、新入社員に対する効果的なコミュニケーションやフィードバックの方法を習得します。

カリキュラム【6時間】

  1.職場における“ひとづくり”とは  
 1)職場活性化の要件とメンター/チューターの役割  
 2)計画的なOJTのすすめ方  
2.人材育成におけるリーダーシップの考え方
  ~リーダーシップの基本とSLⅡ(状況対応リーダーシップ)の概念  
3.リーダーシップスタイル診断  
 1)リーダーシップスタイル自己診断   
 2)指示的行動と支援的行動
 3)開発レベルの意味          
 4)新人社員への指導スタイルとは
  4.新入社員行動特性別育成法
 1)行動特性(DiSC)とは      
 2)特性別行動傾向の理解
 3)特性別コミュニケーションの研究  
 4)DiSC視点での後輩指導  
5.自身のDiSC特性とSLⅡの関連性

研修情報提供元 : 
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