現在、『neenon』#5の下描き中である。
年内にはアップできるかな……?
J.マツオの現在進行形
新刊『フクロミコ』
2020年4月15日から電子書籍にて配信中
¥350
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短編「ほてる月」
2021年1月1日に配信開始
↓
「ほてる月」
amazon ¥100
「ほてる月 1」
note
「ほてる月 2」
note ¥100
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中学か高校の頃に短編集を1冊買って、
読んだ事がある。
本は後にどこかへ行ってしまった。
最近何気に思い出して、
図書館で本を借りてきたところ、
小説だと記憶していたが童話だった。
あの懐かしい亀の話も再読した。
私は高校の頃、
「だあれも知らない夢」というマンガを描いたことがあるが、
安房さんの文章にはよく「だあれもしらない」という言葉が出てくる。
無意識に影響されてたのかもしれない。
あとオノマトペが、
ひんやりでなく「ひいやり」、
むっくりでなく「もっくり」など、
独特で面白い。
安房さんの童話は、
ご自身が言っている「魔法」も当然楽しいが、
理屈じゃない展開をする時のイメージの描写も、
読んでいてとても楽しい!
ただ1つショックだったのは、
年譜を見て知ったのだが、
安房さんが50歳の若さで亡くなっていたという事だ。
30年くらい前である。
生きてもっと作品を書きたかっただろうなぁと、
今更に知った私は残念でならなかった。
そんな安房さんの事を思いつつ、
私は自身を顧みたが、
私は既に安房さんより6年も多く生きている。
ここ数年いろいろと人生に思う事があったものの、
生きている身でそんなのどうこう言うのは贅沢だし、
もっと生きたかったであろう安房さんに失礼だ、
頑張らなければ!
……と強く思わされた。
勿論今までもそういう気持ちはあったが、
きっと安房さんの童話で沢山涙した為に、
心がクリアになって余計にそんな想いが満ちてきたのだろう。
もっと読みたいと思っている。