個と集団。
<長い追記>
North Carolina Basketballは「勝利」を追求している。
そして実際に勝っている。
現時点で2090勝745敗は、Kentuckyの2111勝、Kansasの2101勝に次ぐ
全米3位。
*Kansasはディーン・スミスの出身校であり、ロイ・ウィリアムス(UNC出身)の
前任校。また、Kentuckyを全米級の強豪にその名を知らしめたコーチ、
エイドルフ・ラップもまたKansasの出身であり、スミスの先輩にあたる。
*因みに、4位Duke(2001勝)、5位Syracuse(1874勝)となっている。
決して「自己犠牲」などのキレイな言葉を優先しているわけではない。
Scroing、Shootingを軽視しているわけでもない。重要視している。
勝利するためにはどのように考え、行動すればよいか、を追求している。
もはや常識であるが、
・ポゼッションを多く獲得すること。
そのために、ニュートラルなボール(ルーズボールとリバウンド)
を多く獲得すること。
そのために、激しいディフェンスをすること。
→獲得したボールを大切に扱うこと。
可能な限り、イージーな、オープンなショットを作り出すこと。
そのために、丁寧で強いスクリーンを実施すること。
正確なアシストパスを提供すること。
・・・
マイケル・ジョーダンが、UNC在学中にNCAAタイトルを獲ったのは
ただ一度のみ。
一年生の時で、ファイナルで決勝ショットこそ決めたものの、当時のチームの
主役はジェームス・ウォージーであったと言っていい。
二年生時はNCAAトーナメント準々決勝で敗退。
三年生時は同トーナメント2回戦で敗退。
スミスとUNCがもっと好きなようにプレイさせていたら、ジョーダンは
もっと勝てたはずという声もあるが、おそらく結果はよりひどいものに
なっただろうし、プロ入り後に現在のような名声も得ることがなかったのでは
ないかと思う。
まぁ、このオフはUNCもゴタゴタしてるんですけどね。残念。
「個を追求し、集団で勝つ」
------------------------------------<追記>ここまで
以前も載せたこちらの写真↓
![$ジャーニーマンのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20111031/10/jmanys/e4/78/p/t02200299_0354048111581222417.png?caw=800)
もったいぶったように書きましたが、"JAMISON"や"CARTER"という名前で
わかるとおり、これはノースカロライナ大学のロッカールーム付近に
貼られていたものです。
繰り返しますが、このアワードリストに「Scoring(得点)」はありません。
リバウンドやアシスト、さらにスクリーンやDraw charge(チャージングをとること)
といった、地味なプレイの項目が並びます。
自己犠牲をいとわない、チームプレイヤーを称賛するという「規律」が
徹底されています。
当時のヘッドコーチであるディーン・スミス、そしてその弟子で、現コーチの
ロイ・ウィリアムスもおそらく同じようなマインドを浸透させているでしょう。
「University of North Carolina Basketballにおいて、
セルフィッシュなプレイは許されない」と。
NBA歴代総得点で3位、平均得点でウィルト・チェンバレンと並ぶ1位(30.1!)に
輝くマイケル・ジョーダンが、この学校の出身であることは面白いです。
*ディーン・スミスとUNCバスケットボールこそが、ジョーダンを平均20点に
抑え込んだ(3年間で17.7)、という言い回しはよくジョークで使われますね。
![$ジャーニーマンのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130717/10/jmanys/71/e5/j/t02200315_0419059912612676137.jpg?caw=800)
プロ入りして早々、一試合50点、60点と放り込んだジョーダン。
でも、それでも勝てなかった。
3連覇を2回できたのは、
スコッティ・ピッペン、ホーレス・グラント、ジョン・パクソン、
ビル・カートライト、BJ・アームストロング、クレイグ・ホッジス、
ウィル・パーデュー、クリフ・リビングストン、ランディ・ブラウン、
ジャド・ブシュラー、ロン・ハーパー、スティーブ・カー、トニ・クーコッチ、
ルーク・ロングリー、デニス・ロドマン、フィル・ジャクソン、
テックス・ウィンター(とトライアングルオフェンス)・・・・・・
彼らがいたから。
流川と湘北が山王工業に勝てたのは、
「天上天下唯我独尊」の流川が、赤木や(最後に)桜木にパスをしたから。
一方で、ナイキのad↓
ワールドカップ予選突破を決めた翌日の記者会見で、本田選手が
「チームワークなんてものは、日本人には生まれた時から備わっている。
もっと個を追求しないと・・・」といった内容の発言をしました。
これはバスケットボールに、スポーツに限らない、
人生における真理であると思います。
個を究めないといけない。
でも一人では勝てない、生きていけない。
North Carolina Basketballは「勝利」を追求している。
そして実際に勝っている。
現時点で2090勝745敗は、Kentuckyの2111勝、Kansasの2101勝に次ぐ
全米3位。
*Kansasはディーン・スミスの出身校であり、ロイ・ウィリアムス(UNC出身)の
前任校。また、Kentuckyを全米級の強豪にその名を知らしめたコーチ、
エイドルフ・ラップもまたKansasの出身であり、スミスの先輩にあたる。
*因みに、4位Duke(2001勝)、5位Syracuse(1874勝)となっている。
決して「自己犠牲」などのキレイな言葉を優先しているわけではない。
Scroing、Shootingを軽視しているわけでもない。重要視している。
勝利するためにはどのように考え、行動すればよいか、を追求している。
もはや常識であるが、
・ポゼッションを多く獲得すること。
そのために、ニュートラルなボール(ルーズボールとリバウンド)
を多く獲得すること。
そのために、激しいディフェンスをすること。
→獲得したボールを大切に扱うこと。
可能な限り、イージーな、オープンなショットを作り出すこと。
そのために、丁寧で強いスクリーンを実施すること。
正確なアシストパスを提供すること。
・・・
マイケル・ジョーダンが、UNC在学中にNCAAタイトルを獲ったのは
ただ一度のみ。
一年生の時で、ファイナルで決勝ショットこそ決めたものの、当時のチームの
主役はジェームス・ウォージーであったと言っていい。
二年生時はNCAAトーナメント準々決勝で敗退。
三年生時は同トーナメント2回戦で敗退。
スミスとUNCがもっと好きなようにプレイさせていたら、ジョーダンは
もっと勝てたはずという声もあるが、おそらく結果はよりひどいものに
なっただろうし、プロ入り後に現在のような名声も得ることがなかったのでは
ないかと思う。
まぁ、このオフはUNCもゴタゴタしてるんですけどね。残念。
「個を追求し、集団で勝つ」
------------------------------------<追記>ここまで
以前も載せたこちらの写真↓
![$ジャーニーマンのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20111031/10/jmanys/e4/78/p/t02200299_0354048111581222417.png?caw=800)
もったいぶったように書きましたが、"JAMISON"や"CARTER"という名前で
わかるとおり、これはノースカロライナ大学のロッカールーム付近に
貼られていたものです。
繰り返しますが、このアワードリストに「Scoring(得点)」はありません。
リバウンドやアシスト、さらにスクリーンやDraw charge(チャージングをとること)
といった、地味なプレイの項目が並びます。
自己犠牲をいとわない、チームプレイヤーを称賛するという「規律」が
徹底されています。
当時のヘッドコーチであるディーン・スミス、そしてその弟子で、現コーチの
ロイ・ウィリアムスもおそらく同じようなマインドを浸透させているでしょう。
「University of North Carolina Basketballにおいて、
セルフィッシュなプレイは許されない」と。
NBA歴代総得点で3位、平均得点でウィルト・チェンバレンと並ぶ1位(30.1!)に
輝くマイケル・ジョーダンが、この学校の出身であることは面白いです。
*ディーン・スミスとUNCバスケットボールこそが、ジョーダンを平均20点に
抑え込んだ(3年間で17.7)、という言い回しはよくジョークで使われますね。
![$ジャーニーマンのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20130717/10/jmanys/71/e5/j/t02200315_0419059912612676137.jpg?caw=800)
プロ入りして早々、一試合50点、60点と放り込んだジョーダン。
でも、それでも勝てなかった。
3連覇を2回できたのは、
スコッティ・ピッペン、ホーレス・グラント、ジョン・パクソン、
ビル・カートライト、BJ・アームストロング、クレイグ・ホッジス、
ウィル・パーデュー、クリフ・リビングストン、ランディ・ブラウン、
ジャド・ブシュラー、ロン・ハーパー、スティーブ・カー、トニ・クーコッチ、
ルーク・ロングリー、デニス・ロドマン、フィル・ジャクソン、
テックス・ウィンター(とトライアングルオフェンス)・・・・・・
彼らがいたから。
流川と湘北が山王工業に勝てたのは、
「天上天下唯我独尊」の流川が、赤木や(最後に)桜木にパスをしたから。
一方で、ナイキのad↓
ワールドカップ予選突破を決めた翌日の記者会見で、本田選手が
「チームワークなんてものは、日本人には生まれた時から備わっている。
もっと個を追求しないと・・・」といった内容の発言をしました。
これはバスケットボールに、スポーツに限らない、
人生における真理であると思います。
個を究めないといけない。
でも一人では勝てない、生きていけない。