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yamaのブログ

こんなページでも寄ってらっしゃい

yamaのブログ-20110414

白虎飼い出したら、エサ代稼がなきゃならんので、ピグ・カジノから一向に卒業できない。
こりゃあ、まんまと運営の罠に嵌ったな・・・
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GIF / MNG-LC アニメーションの作成ツールについて

Giam.exe ver.2.09 (2010年 10/19 公開) ← この記事を書いた時点での最新版
ソフト製作者: 古溝 剛 氏

http://homepage3.nifty.com/furumizo/

上のも、もっとコマを細かく作れば、動きのある面白いアニメになっただろうと後から思った。
コマの基になるピグのflashをブラウザのキャッシュから抜いたのだが、悪用するとヤバイので方法は教えられない。
(アメーバ側も本腰入れて対策しないと、チートが横行するぞ)
yamaのブログ-sub
・条約が有効なのは私にとって有益な間だけだ。
・テロは同程度のテロで対抗しない限り必ず成功する。
・フランスやフランス人を好きだったことがない。そう口にするのをためらったこともない。
・命は弱さを許さない。
・自己をあらゆる武器で守ろうとしない制度は、事実上自己を放棄している。
・百貨店が贅沢品を並べて女性を誘惑するとき、男性が装飾品をつけて雌のように腰を振るとき、セックスやポルノが家庭の中まで浸透するだろう。
・一方で女のごとき男が現れ、他方で男のごとき女が現れる。その時こそ民主主義の破滅であり、一撃が加えられるときだ。
・役に立つのは人を殴れる人間だけだ。
・私は支配者ではない。指導者である。
・ナポレオンが失脚した理由は、彼が皇帝になったからだ。もし私が黄金の馬車に乗れば、国民は私を信用しない。
・ヒトラーを崇めて得をするようなことはさせない。
・一般人までもが科学文明に頼るようになると、性交渉の低年齢化が進み、子供が子供を産む時代がくる。
・女性に優しい女性優遇国家は成長しないどころか衰退する。
・若い娘の教育は最高に楽しい。18から20まではロウのように柔軟だ。
・統治とは一人で始まり、下で終わるものだ。
・女は強い男を支配するよりも、強い男に支配されたがる。
・私は夢想家だといわれた。その夢想家がいなければドイツはどうなっていたか。
・並はずれた天才は凡人を考慮する必要はない。
・大衆は女と同じだ。私の後に従わせる。
・私の後に続き君が世界に踏み出すときがきた。
・すべてを任務に捧げ。休息以外は何も望むな。平和以外は何も望むな。
・我々は敵を絶滅する。根こそぎに、容赦なく、断固として。
・未来のドイツを担うものは、しなやかであらねばならない。しなやかさと、鋼の強さを。
・少数の男性が大多数の女性と性交渉する時代がくる。
・私は戦争を望む。私にとって手段はすべて正解となる。
・私のモットーは「何も行わずに敵を悩ませる」ではない。私のモットーは「完全にすべての手段で相手を倒す」だ。
・私は戦争を行う者である。
・音楽が終わったら、明かりを消してくれ。 (アドルフ・ヒトラー)
http://www.youtube.com/watch?v=ZI8qaihLJeY

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なんでも世の中のせいにするといった考え方は現代人に顕著に見られます。
でも実際はいつの時代でも人間はそうしてきたものです。統計に縛られているのは勿論現代人のほうですが。
それだけ自分の頭で物事を考えることが出来なくなったのでしょうね。
いわゆる勉強というものを真面目にやってきたおかげで私たちは自分の頭で考えられなくなりました。
というよりも自分の頭で考えることが大事。それすら忘れてしまっています。
自分では色々知っているつもりでも、すべては植え付けられたオリジナルではない考え方。宣伝が大事ということはこの点を見ても分かります。 (不明)
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私は殺されることはあっても、負けることはない (ヘミングウェイ)作家
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生はゼロから生まれゼロに戻るのだから、失敗しても何も損はしない。 (英コント集団モンティ・パイソンから)
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私は貴方の意見には反対だ。しかし、貴方がそれを言う権利を、私は命にかけて守る。 (ヴォルテール)思想家
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人を憎んでいる暇はない。わしにはそんな時間はない。(黒澤監督の映画『生きる』から)
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「何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから」 (坂本龍馬)
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「みんなと同じ事はしたくない」という、みんなと同じセリフ。 (山本 五十六) 
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何という世の中だ。狂人が恥を知れと叫ばねばならんとは! (タルコフスキー)
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情熱なき人は、善人にも悪人にもなれず。 (バーナード・ショウ)劇作家
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空気と光と、そして友達。これだけが残っていれば、気を落とすことはない。 (ゲーテ)
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人間とは神の失敗作にすぎないのか、それとも神こそ人間の失敗作にすぎぬのか。 (ニーチェ)
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人々は悲しみを分かち合ってくれる友達さえいれば、 悲しみを和らげられる。 (シェイクスピア)
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寝るのはバカだ。みんな寝すぎだ。私は死んだあとたっぷり眠る。 (エジソン)発明家
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苦悩を突き抜け歓喜へ至れ! (ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)
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何もかもが失われた時にも未来だけはまだ残っている。 (ロバート・H・ゴダード)ロケット技術者
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ライナス「悲しみを癒してくれる薬ってどんなものかなぁ」
チャーリー・ブラウン「一粒のチョコレートと背中を友達がポンと叩いてくれることだよ」 (チャールズ・シュルツ)漫画家
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「僕っていう男はたった一人の女性すら幸せにすることが出来ないダメな男なんです」
「幸せにしてやる?大きなお世話だ。女が幸せになるには男の力を借りなきゃならないとでも思っているのかい?笑わせないでよ!」 (映画『男はつらいよ/寅次郎相合い傘』)
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長生きをした人とは、単に長期間この世に滞在した人ではなく、多くの様々な人生を体験した人だ。
 (ルソー)思想家
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浪費された時間は単なる生存にすぎない。使用された時間のみが生活である。 (エドワード・ヤング)詩人
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人間が不幸なのは自分が幸福であることを知らないからだ。ただそれだけの理由なのだ。不幸の方だけを並べたてて、けっして幸福の方は数えようとしないのだ。 (ドストエフスキー)作家
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崇高なものは我々を感動させ、美しいものは我々を魅了する。森は夜崇高であり昼美しい。 (カント)哲学者
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「私達はいくらでも強くなれるんだ。失敗とか失望とかいった試練に会う度にね。それが力の源泉になる」 (映画『ホテル・ニューハンプシャー』)
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「最初の一日か二日は、みんなが自分の国を指していた。三日目、四日目は、それぞれ自分の大陸を指さした。
五日目には、みんな黙ってしまった。そこには、たった一つの地球しかなかった」
(アルサウド)サウジアラビアの宇宙飛行士
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やけに強硬姿勢か自虐の両極端が目に付いた。
特に冒頭のヒトラーあたりは、社会不安と経済不況に喘ぐ現在の日本人が、内心では独裁者でもいいから強烈なカリスマを持った指導者を欲してるとも勘繰れる引用の仕方だった。その点に関して反論するなら、俺はフェミニストなんで、女のヒモになってのらりくらり過ごせるなら「女性の社会進出、大いに結構」だと思ってる。
他にも拾ったのがあるのだが、引用元の原典を知らないのは除外した。自慢じゃないが数万冊の本を読み、2万本近い映画を観てるんだが、俺のお気に入りがあまり引用されてないのが寂しいところ。海外の著作は英語やドイツ語の翻訳は盛んだが、それ以外の言語だと少数派だからであろうか?
お隣り中国の古典からの引用が少ないのも気にかかる。故事成語の類いなんて面白いと思うんだけどな。
ま、今時、論語だの韓非子だの引用するのは古臭いっちゃあ、古いが・・・

最後に、俺が高校時代に書いてた日記から引用する。

「俺に悩みはない。幸福の絶頂か、どん底の不幸しか知らないからだ。人生に悩みを持つ者は、幸福でも不幸でもない中間者である」 (yama)

こんな文章書いてたような生意気なガキが歳取ると、今の俺が出来上がる訳だ。生まれた時から波瀾万丈な人生を楽しんでるが、これって最高の幸福だよな。何しろ退屈した事がない。そんな暇もない。
さて、次はどんなトラブルが待ち受けているやら?
毎度お馴染みの占術のリンクである。

(管理人:北斗柄さん)
http://www.yk.rim.or.jp/~hmatsu/office/shibitosu/

占いや性格診断というものを数多く試してるが、俺の場合、どれもこれも一様な結果に行きつく。いっその事、全く異なる判定結果が出たなら、却って真実味も増すのだが。
数学の解析手段に「帰納法」がある。異なる結果から共通する要素を抽出して、普遍的な定理・法則を導く手法である。

所詮、当たるも八卦、当たらぬも八卦と「それが運命というもの」

そう決めつけられると天邪鬼な俺は反抗したくなるのであ~る。
ま、運命なんてのは、サイコロの目と同じ。どの目も出る確率は同じだが、出目を予測しても的中率は偶然に過ぎない。
ま、嘘も百回繰り返せば真実になる。嘘からでた真。信じるか、信じないかは自分次第。
俺のアメブロでも、ペタつけてくれるブロガーさんに占いや投資関係が多いのは、類は友を呼ぶってな事かも知れない。

さて、あなたの結果は如何に?
この国は、食糧も資源も、労働力までも海外に依存しきっている。自前で賄えるものなぞ事実上、無いも同然である。
(身の程知らずな尊大さだけが拠り所。実力の伴わないプライドなぞ、屁のツッパリにもなりゃしない)
世界に64億の人間がいて、その極一部に日本人がいる。更にその内で、勝ち負け、優劣を罵り合ってるんだから、笑うを通り越して呆れるばかり。
何故に、そう能天気なのか?
危機的状況に晒される度に、不手際を託って恥をかく。内奥に巣食う楽観主義は、一体何を根拠にしているのやら。

ま、いいさ。

近年、立て続けに危機的状況に見舞われて、それでいて国を捨て自らの存在を世界に問う挑戦者がいないのは、国民が既に自活を諦めているのだろう。
「社会が青年に冒険をするなと諭すのは、国家の未来を閉ざす害悪でしかない」
と、大昔の英国の批評家は言った。そして現在、英国はその通りになった。
日本だって、肩書きや既存特権に睥睨してる限り、未来は無い。
世の中が変わらないなら、自分が変われば良いだけだ。
自分の悪癖すら克服できないなら、他の誰もが同様にあてにならない。誰かに期待するのは、もう止めろ。

・・・・てな、説教臭いものがウケてるようだ。マンガに小説、ドラマに映画。TVのワイド・ショーまでがそう。思春期の小中学生か?
いい加減、大人になれよ。どいつも、こいつも。
俺は、自ら進んでどん底に堕ちるような物好きだが、常に最悪を想定して計画し、行動している。そのお陰で、こうやって生き延びていられる。
未来を背負ってたつ若者の教育には、成金の成功物語ではなく、両生類のような八つ裂きにされても再生する下等動物のしぶとさを教えるべきだ。

などと、先月生まれたばかりの従兄弟の子供の子供(紛らわしい)を見て、そう思った。久しぶりに嗅いだオムツの悪臭とミルクの甘い香りに、俺の育児者としての血が騒いでいるのであった。早いとこ、俺にも孫ができないかな。できなきゃ、子供作っちまおうかな。親子ほどに歳の離れた姉弟姉妹ってのも面白いかもな。

ついでに、
社会保障に年寄りの介護なんていらないから、50歳過ぎたら無条件で姥捨てする法律作れよ。そうすりゃあ日本脱出するヤツが大勢でるだろうから、一気に国際化が進むぜ。空っぽになった日本列島なんか、ロシアでも中国でもくれてやれ。とっくに原爆やら原発やらで汚染されてるんだから。
(冒頭に戻る。無限ループ)
Piggに入れないと思ったら、また緊急メンテか。
いい加減、イベント追加する時は他を整理してからにしろよ。
(Flash Playerのバージョン・アップしてから、俺のPCはPiggに付いていけなくなったらしい。その内、壊れるな)


困ったちゃんは他でも多発してる。
先月の震災からドミノ倒しの如く経済活動が破滅した。被災地の復興も優先課題だが、それ以外の地域も死亡フラグが立ってる。
さて、沈没してる船からは、さっさと逃げるべ~かね。
yamaのブログ-saki

(まるで狙ったかのような性格してやんの)


昨年末、ピグのカジノは卒業ってな事を言った。その舌の根も乾かぬウチに、気が付いたらC$が100万を超えていた。
前回の卒業記念は、ジュエリー・キューブだった。今回はホワイト・タイガーである。
名前は『サキ』。♀なのにとも思ったが、俺の好きな小説家のペンネーム(本名:ヘクター・ヒュー・マンロウ。♂)からとった。

ここから話は横道に逸れる。

サキといえばO・ヘンリと並ぶ作家なのだが、彼のペン・ネームの由来にオマル・ハイヤームの「ルバイヤット(ルバイヤート)」に出てくる酌婦からとったという説もある。
(南米大陸に生息する新世界猿の総称からという説もある)
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 あわれ、人の世の旅隊(キャラバン)は過ぎて行くよ。
 この一瞬(ひととき)をわがものとしてたのしもうよ。
 あしたのことなんか何を心配するのか?酒姫(サーキィ)よ!
 さあ、早く酒盃を持て、今宵も過ぎて行くよ!

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酒の神といえばバッカスとかパーンが有名だが、いずれも男神である。ルバイヤットのサキ(サーキィ)も原典では少年だった気がする。岩波文庫の訳註には「紅顔の美少年の意だが~」と断りを入れてるが、何故に姫?
それとも分類学の和名で、同属にあって小さい種に「ヒメ(姫)~」と付けるようなものか。
(法律でも「少年」を男の子とは限定していない)
ま、いいさ。細かい事は言うまい。

これもルバイヤットから引用。
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 ないものにも手の中の風があり、
 あるものには崩壊と不足しかない。
 ないかと思えば、すべてのものがあり、
 あるかと思えば、すべてのものがない。

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やりたい事と出来る事、理想と現実は常に相反するもの。
作家のサキを引き合いに出しておいて、本人の作品からの引用がないってのも皮肉なもんだ。
(短編小説は、全文を読まなきゃ面白くない)

そういえば最近のピグは、ペットの餌代稼ぎに終始してるな。きたよ巡りのついでに他人様のペットに餌くれる為にアメを稼ぎ、C$や釣りPを稼いでる。
仮想ペットだから、放っといても餓死したりはしないんだから、わざわざ食わせなくてもいいじゃないかって?
俺だって、親だけに育てられた訳じゃない。寧ろ、実の親以外に散々世話になってきたのだから、自分も何かしら世話する番が回ってきてるのだろう。
(所詮、ピグだけど)
それに、ブログの更新はサボっても、”ペタ”と”グッピグ・きたよ”だけは欠かさない。これが継続されてなかったら、俺は死んだか死の淵を彷徨ってると思っておくれ。
そんな訳だから、白虎のサキにも餌くれてやっとくれ。ついでに俺にも・・・
3月。
世間では、学生なら卒業式・終業式のシーズン。企業なら、年度末の大決算の時期である。
今年は、先週の震災のせいで全てが狂った。
俺のように組織に属さない勝手気儘な自由業は、震災とは別に地獄を見てる。

地方の情報誌などに入稿した記事やイラストが尽く震災のそれに差し替えられ、各種イベントも中止で、せっかく作ったポスターやパンフなどがゴミと化している。
(俺の場合、雑誌やチケットの売り上げから歩合で報酬を得る契約なので、記事が掲載されない、イベント中止じゃ、タダ働きに終わる。ふざけんな!!)

さて、餓死する前に、次の餌場を探さなきゃな・・・
本日、早朝、地震にて目覚める。
午前中、ネットで情報収集した後、松本盆地の東側、美ヶ原・三城・扉方面と中山、牛伏寺断層一帯を見に行ったが、被害の様相はなかった。
市内にも混乱はなく、平常通り。午後には松本空港も離発着を再開。鉄道のダイヤの乱れは限定的。
高速道は通常通り。県北部、南東部の県境の国道で一部通行見合わせの区間があったのみで、現在情報待ち。
近県各県の事態は、ニュースで見た程度しか、わからない。

今回、甚大な被害に遭われた東北各県の方々のご心労悼み入ります。

くれぐれも引き続いての注意を願います。
さて、迫撃シリーズの小説をぶちまけ終わって、次なるステージへと向かおうと思った今日この頃。

久々に古いフロッピーの文書ディスクを読み込ませようとして、愕然。
読めない。ディスク・エラーだと?
数年前に、バック・アップを兼ねて保存し直していたファイルが全滅!?
(その時は、ちゃんと読み込める事を確認しておいた)
プリント・アウトしたハード・コピーがあれば、しょうがない、もう一度打ち直すか。ってな諦めもつくのだが、大量のメモやアイディア・ノートが参照不能ともなれば、奈落の底に突き落とされた上に、首吊りたくもなる。
俺の血と汗と涙の20数年の蓄積が~!!!
・・・ま、仕方ない。
(俺の場合、絶望からの回復は亜光速に達する)
新しいもの書けば良いんだよ。何を書いてあったかも忘れたような過去の遺物に縋りつく必要は無い。著作権だの何だのと抜かすのは、才能が枯渇した証拠。
猿真似されたって?
上等だ! とっくに俺は、次に進んでるぜい。
他人の褌で相撲とってたって、追い付けはしても、追い抜くことなんて出来ないんだからね!?

・・・と大物ぶったセリフを吐きつつ、散らばっってるメモや手書きのノートをめくり返す小物な俺であった。
1995年 9月
 8月の「ウィンドウズ’95」の発売は、前年に出したOSの不評をさらに上回る不評を買っていた。しかし、それはコンピューターの専門家たちにとっての話である。今回のOSは、自分で高度なプログラムが組めるエキスパート・ユーザーが求めるハイエンド、ハイスペックな製品ではない。文書作成、表計算、データベース、ゲームといった一般のユーズにインターネットを加味したものである。
 コンピュータの専門家たちの冷めた評価を尻目に、ウィンドウズは飛ぶように売れた。売れ過ぎて生産が間に合わない程で、米国本土のみならず、世界市場でも極度な品薄となって、販売の足を引っ張る要因にはなっても、売れない理由とはならなかった。パソコンを持っていない者までも販売店での行列に並ぶという、さながらパニックの有様であった。
 インターネットで何が出来るのか?
 村上が率いる情報ベンチャー企業は、インターネットで利用できるサービスの拡充と、ゴミのような物から、他では手に入らない高度な情報まで、ありとあらゆる情報をネットに積み上げていた。
 ソフトウェアの要求がハードウェアの技術開発を促し、少し型遅れになった技術はパーソナル・コンピューターの価格を買い易い値段へと押し下げる。ハードが売れれば、ソフトも売れる。ソフトが売れれば・・・の好循環が始まった。マイクロソフトの株価は上がり、他のITベンチャー株も天井知らずに高騰した。
 村上のビジネスは、昨年の損失を補ってなお、市場開拓に投資した数百、数千倍以上の利益が上がりつつある。年内だけでも、何十億ドルもの利益が転がり込んでくるであろう。
 村上は、自らの野望のスタートラインに漸く立った。
「次のステップは、アフリカやアジアの貧困地域だ。豊富な地下資源を持ちながら、貧乏に喘えでいるのは金の作り方や使い方を知らないからだ。欧米の白人どもが悪賢く奪っている利益を奪い返させろ。そういうビジネス・モデルを構築しろ。それから、このITビジネスは来年には売り飛ばす」
 村上の檄が飛んだ。前者は兎も角、後者の漸く軌道に乗った今一番の稼ぎ頭であるビジネスの売却には難色を示さない役員はいなかった。
「無限に成長するビジネス・モデルなんて無い。伸び悩んでから、そのビジネスを維持していくコストを考えれば、右肩上がりで成長している最中なら、無茶なプレミアを付けても高く売れる。現状にしがみつくより、次の儲け話を考え出せ」
 村上が率いる投資グループは、事業を継続して運営していく組織ではない。安定した企みでは、一攫千金の莫大な利益は生まない。守りに入ったら勝ち続けられない。攻め続けるしかない。常に最先端で全力疾走しなければならないのだ。走るのを止めた途端、臨終の時が待ってる。
 村上の、もうひとつのビジネスである傭兵派遣会社の需要も、ソ連解体以後、東欧で相次ぐ独立運動と旧体制との混乱に乗じて拡大の一途を辿っていた。雇い主は対立している双方なのだから、村上が派遣した傭兵たちは敵味方に別れ、一進一退を繰り返すだけで決着の付かない八百長試合を演じる。その混乱と紛争が長引けば、長引くほど儲けが入ってくる仕掛けだ。
 金の為なら手段を選ばない村上に、表のビジネスの側近たちも次第に距離を置くようになっていた。表と裏の組織を使い、強引過ぎるビジネスを断行する村上に嫌気が差して去っていく者も続発していた。
 それは構わない。投資ビジネスは、遊び仲間とゲームに興じるのとは違う。それに、自分はモンタナの田舎に隠遁したレナード・トムリンソンとは違うと、村上は知っていた。
 年末を控え、4半期末の決算報告がなされた直後の株主総会で、村上は最高顧問から、経営に実権を持たない名誉会長の地位に退くと発表した。
 表向きの理由は、手当り次第に合併吸収で巨大になり過ぎた組織を解体・分社化して、それぞれの本業に専念させるというものであった。
 村上が所有する株式や会社の売却、退任に伴う退職金と功労金等、後に公開された所有資産は4兆ドル以上。政府も絡んだ裏のビジネスから得た利益は当然、含まない。
 村上の正体は、裏稼業として利用している政府としても世に明らかにされては困る。よって、村上の素性を暴こうとした数百名に及ぶ世界各国のジャーナリストの死体は、事故や自殺、病死として闇に葬られた。
 メジャーな新聞社やテレビ局は、村上の息のかかった企業や銀行から取引の中止をチラつかされ、すべての取材から一斉に手を引いた。資金調達の道を断たれては廃業するしかない。金権の前では、報道の自由や社会正義も地に堕ち、平伏した。
 時ならぬ巨大資産家の誕生に、経済誌のジャーナリズムは、ゆうに国家予算に匹敵する財力を得た人間がビジネスへの意欲を失ったからだ、と皮肉めいた記事を書き連ねるのが精一杯であった。
 村上は、矢野や他の裏稼業たちの狂気から現実を学んでいた。口先だけの倫理や道徳など、虐殺の恐怖の前には吹き飛ぶ。力こそ正義だ。そして、確実な死を呼ぶ死神の力に対抗できる人間など、いなかった。
 村上が引退を表明したのには、2つの理由があった。
 直下の部下であるウッドコックが、村上を追い落とす謀略を画策し始めた事がひとつ。もうひとつは、数か月前、体調を崩し病院で検査を受けた村上は、進行性悪性腫瘍、末期の肝臓癌であると告知されていた。肝臓を中心に内臓の広範囲に転移している。村上の病状は、すでに治療するというより、そう遠くない死を待つしかない段階であった。幸い極度の倦怠感と悪心の自覚症状があるだけで、苦痛の為に身動きも出来ないという事はなかった。
(俺には、残り時間が無い)
 裏家業の殺し屋たちと命懸けの戦いに生き残ってきた村上の悪運も、内臓を蝕む病魔には通じなかった。あと半年。まともに体を動かせるのは数ヶ月も無いであろう。生きている内に、やり遂げなければならない事があった。 それは・・・  

1996年 2月
 村上が巨額を動かす投資ビジネスの表舞台を退いて2ヶ月が過ぎた。
 学際都市にある、かつてゴミ溜めだったアパートで、村上は暮らしていた。勿論、ゴミは片付け、内装もキレイに改装してあった。
 村上は、大学で経営学を学びながら、キャンパスの近くでスタンド・バーを経営していた。
 主な客筋は学生だが、値段が安いのでアルコール販売が許可されてる時間帯になると近所の年配者たちの格好の溜まり場になるので、学業の片手間にやっている割りには盛況を呈していた。
 又、貧乏している学生に長期・低金利の奨学金を貸し付けるファンドも大学公認で起こしていた。経営学を学ぶ学生を雇って運営させているので、格安の人件費でコキ使えるし、大学側にもリベートが入る。手本があったとはいえ、村上は自分の経営手腕に驚きを隠せないでいた。
 元来、贅沢と奢侈には縁ががない村上にとって、ただでさえ腐る程の莫大な資産を抱えて、これ以上稼ぐ必要も執着も無い。しかし、これも村上の野望を達成する為の布石であった。

 村上は、午前の講義を終え、大学構内にある学生ローン・ファンドの事務所へ赴いた。
 学友である税理士や会計士の卵たちが会計報告や出納帳簿と格闘している現場は、ズラリと並んだコンピュータ群の排熱で、暖房を切っているにもかかわらず、カシミヤ・ウールのロング・コート姿の村上は軽く汗ばむ程であった。
 税務チームのリーダーであるアフリカ・中南米混血のジャニスは人種のキメラである。淡褐色の肌と巻き癖のあるセミ・ロングの黒髪に、緑色がかった鳶色の瞳を持つ女性だ。厚目の上唇がセクシーである。
「ハロー、ボス」
 ジャニスが目敏く村上を見つけて、プライベート・エリアに誘導する。分厚いバインダー・ブックを身体の一部であるかのように肌身離さない。
 プライベート・エリアといっても、透明アクリルのパーテーションで区切られた休憩室のようなものだ。ジャニスは、無料のベンダー・マシン(自動販売機)からコーヒーをふたつ取り、キャスター・テーブルにバインダー・ブックと並べて置く。ベンチに腰掛け、無造作にタバコに火を点ける。村上の意向もあるが、オフィスは禁煙が米国では主流である。
「May I smoke?」と、ジャニスが断りをいれないのは、村上が嫌煙者だと承知しているからだ。嫌味な程、大量にタバコの煙を天井のセンサー目掛けて吹き付け、煙感知式の換気扇を働かせる。
 彼女が一服を終えて、タバコの煙でいがらっぽくなった喉をコーヒーで洗い流すまで、村上は無言で待った。
「早速ですが、ボスの納税申告書の件ですが、現在公けにしている他に、減税の優遇を受けられる社団法人の活動や寄付金はありませんか?」
 ジャニスは、村上に向きつつ、バインダーを横目に開きながら言う。
「僕の会計一切は、君に預けてある。君が知らない事は、僕も知らない」
「しかし、現状では税金の払い過ぎになります。架空名義で資金をプールするとか、減免対象の支出を水増しするとか。ボスの了承があれば、私がそのように処理しますけれど?」
 税理士は、節税に励むのが美徳である。優秀な税理士ほど納税額を低く抑え、抑えただけ名誉の勲章になる。ジャニスは優秀な税理士になりたがっているようだ、と村上は理解する。
「税金なんて、欲しいだけ、くれてやれ」
「しかし・・・」
「あの手この手と脱税しようとするから、税務署と敵対するのだし、連中の使命感に火を点けて、勢い付かせる。余計な税務調査に、僕らの血税を使わせるな。欲しいだけ持って行けと、こちらは丸投げすれば良い。連中は必死で計算するだろう。1セントでも多く搾り取ろうとね。でも、人間のやる事にミスは付き物だ。役所仕事のミスを突付くのは楽しい。仕事もせずに税金を横領して飾り立てたリッチなオフィスの高級アンティークのデスクに偉そうに踏ん反り返ってる奴に、群がるマスコミの前で僕へ謝罪させるのも一興だろう?」
「理屈は解ります。でも、私は面白くない」
「君が払う税金じゃない。役人をコキ使って、尚且つ御墨付きを貰えるんだから、僕の世間体は良くなる」
 それに、俺が払った税金以上をこの国は、俺の裏稼業に支払ってくれる。それも無税で。村上は、内心でほくそ笑んだ。
「君は優秀な税理士になるだろうが、戦い方を知らない。敵の裏をかくより、そもそも敵を作らない戦略を編み出しては、どうかと思う」
「・・・今後の参考にさせて頂きます」
 キャリア志向の強い野心家は、平凡な事務職には向かないな、と村上は思った。
「ミス・ジャニス。君が修士課程を終えたなら、僕の知り合いの税理事務所を紹介しよう」
 村上は、ジャニスを見つめながら言い、コーヒーを手探りする。
「その為には、君は、今は僕の税理士として多くを学んでくれ。どんな失敗をしても責められる事のない現実の実習材料なんて、滅多に出会えるものじゃない」
 恐らく彼女の実習の仕上げは、俺の遺産整理になるだろう。そう思うと、村上は無性に可笑しさを覚えた。口元に浮かんだ微笑を紙コップで隠し、村上はベンチから立った。
 使い捨ての紙コップは不経済だ。節約するなら、こういう所からであろう。今後は事務所のベンダー・マシンを有料にするか、撤去させよう。当たり前になった習慣と常識は、物事の本質を見抜く目を曇らせる。
 まだ何か言いた気なジャニスをその場に残し、村上は事務所へ向かう。

 村上は、ファンド・マネージャーのキース・カニンガムを呼び寄せた。肥満した巨体に愛嬌のある人懐っこい顔のキースは、並んだデスクの間を窮屈そうにしながら村上の近くへと歩いてくる。片手には、常にチョコ・スナックの大袋を携えている。
「キース君。新しいファンドのアイディアがあるんだが」
「どんなアイディアです、ボス?」
「学生に携帯電話のリースを斡旋するんだ。電話機本体を格安で貸し出して、基本使用料と通話料は本人負担にさせる。リース契約は1年間だ」
「通話料の不払いが多発したら、アウトですよ」
  袋のスナックを頬張りながら、キースは答える。
「不払いで泣くのは通信会社だ。僕らが貸し出す電話機は、バイヤーを通さずメーカーから直接仕入れる。市販価格の半分だ。ウチの大学の学生の6割を巻き込めれば、貸し倒れのリスクは回避できる」
「それじゃ、ファンドじゃなくて、ショップじゃないか」
「建前は学生の為の優遇措置だ。立ち上げるリース会社をNPO法人にすれば、損害保険と免税の両面からリスク・ヘッジできるし、株式による資金調達も慈善事業を大義名分に、大量に低配当で運営できる」
「了解。早速、プロジェクト・チームを募集しましょう」
 また仕事が増えるのか、と面倒臭そうにキースは頷く。村上と同じ経済学部の学生であるキースは、学生ファンドの仕事だけでも手一杯であった。本来、大学に通う目的であるMBA取得の勉学どころではなかった。
 しかし、キースはボヤくでもなく、スナックを再び頬張ると事務所のスタッフに向かい、村上の望み通りの指示を出した。そして、それを見届けて退室する村上を振り返り、尋ねた。
「・・・ところで、ボス。一体、いくら稼げば気が済むんですか?」
「我々が破産するまで、さ」
 村上は、それだけ答えて、キャンパスに戻って行った。

 カフェテリアで、野菜ミックス・ジュースとベーコンを挟んだマフィンの昼食を摂ってから、食後には、ウンザリするくらい大量の抗癌剤や抗生物質などを飲み込む。

 午後の講義は、学友にノートを頼み、経済学部の学生サークルの部室に行った。
 部室には、理工学部情報技術科の学生もいて、ズラリと並べたパソコンで株式のオンライン・トレーディング・プログラムと格闘していた。
 村上が資金を提供して、実際に株の売買を行なっているのだから、単なるプログラム作りより熱中するのも無理はない。サークルを立ち上げた当初こそ損益続きだったものの、最近は倍々ゲームで増益を叩き出している。
 インターネットを利用したオンライン・システムが完成すれば、そのソフトウェアの販売でも莫大な利益を得られるだろう。目の前にニンジンをぶら下げられた馬のように勢い付いてる若者たちの姿は滑稽だが、村上は冷ややかに見ていた。
 彼らが熱中している錬金術は、所詮、村上が手中に収めた広大な資産の並木を植え変えているに過ぎない。
 彼らは、何も創造していないし、何も増やしてはいない。
 その事実に気付き、真実に打ちのめされる姿を、自分は生きて見られないのは残念だ。と村上は他人事のように思った。
 あと数ヶ月の余命しかない村上の巨大な陰謀を知る者は誰もいなかった。
 
4月
 村上の容態は悪化していた。猛烈な痛みはモルヒネで鎮めているが、残り少ない時間が麻薬での半睡状態で過ぎ去って行くのが耐えられなかった。このまま死ぬまでベッドで寝たきりの状態が続くなら、いっその事、内臓をすべて摘出してしまおうとさえ考えるようになった。
 二度と食事ができなくなっても、万が一にも回復なんてしないのだから構わない。麻薬で酔ったまま、いつ死んだかも分からずに人生を終えたくはなかった。
 戦って死にたい。
 死力を尽くして、戦闘の興奮に酔い痴れたい。
 その願いだけが募っていた。モルヒネが生み出した妄想なのかもしれない。
 だが、それがどうした?
 自らの死期を目前にした不遇を呪ったところで、死なずに済む訳じゃない。

 病床の村上を、マネー・トレーダーのロット・ディレイニーが訪ねてきた。投資グループのトップを降板した村上を訪ねてくるのは、今や募金団体と開業資金を無心しにくる手合いばかりになっていた。
「久しぶりです、ボス。だいぶ参ってるようですな」
「ああ。ロット・・・、ロット・ディレイニーか。ご覧の通りの無様を晒してるよ」
 ロットが見舞いに来るとは、村上は意外に思った。
「今日は良いニュースと悪いニュースのふたつを持ってきた。どちらから先に聞きたい?」
ロットは、椅子を村上のベッドの横に持ってきて座る。
「良い方だけ聞かせてくれ」
「じゃあ悪い方からにする。日本のゴシップ週刊誌が、ボスの昔の経歴やらオンナ関係を賑やかしてる。アンタが死んだら、遺産の分け前を寄越せと隠し子が出てくるかも」
「ふふふ・・・、身に覚えがない訳じゃない。勝手にやらせておけ」
「次は、良いニュースだ。ボスの願いは叶いそうだ。我がアメリカは、泥沼の戦争に突き進んでる。21世紀の歴史書には、かつて世界に君臨した大国、と過去形で書き記されるだろう」
「・・・俺にとっては、悪いニュースだな。21世紀どころか、明日も生きてるかどうかも分からん。結果を見届けたかったよ」
「良いニュースなんて、そんな物さ」
 ロットは、立ち上がり、椅子を戻すと寝ている村上を見下ろして、言った。
「アンタは、よくやったよ。矢野や矢崎も、アンタみたいに早々に、くたばってくれりゃあ楽なんだがね・・・」
「ロット・・・。そうか、お前はスレッシャーの・・・」
 村上は、自分の敵だと認識したスレッシャー・グループの一員と初対面を果たした。ロットは、村上に繋がれた点滴に塩酸モルヒネを通常の3倍追加した。
「さよなら、ボス」
 そう言い残して、ロットは去っていった。

(これで本当に御仕舞いか・・・)

 すでに消耗し切ってた村上は、点滴のチューブを引き抜く気力さえなく、二度と目覚めぬ昏睡の深淵へと沈んでいった。


END

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「あとがき」に代えて
 1992年に発想して以来、17年の歳月を経て、村上の物語は完結した。尻切れトンボのようなラストに異論はあろうが、人の人生なんて、そんなものである。
 当初考えていたラストは、「巨万の富を手に入れた村上は次なる野望の実現に着手する前に、ひとまず祝杯を挙げ、酔っ払って階段を踏み外して転落死する」というものであった。話をまとめるも何もない、ブッタ切りの終わり方を想定していたのである。
 作中で、村上は、深く関わっているのにもかかわらず、「自分は裏家業じゃない」と再三にわたって言い続けるのであるから、他の裏稼業のように戦いによって生死を決するという死に方だけは、作者の権限で絶対にさせてやらない腹積もりであった。
 同時代に書き始めた他の作品が、数日から数年で完成しているのに比して、17年もかかったはのは、何しろ村上というキャラクターは悉く優柔不断ではっきりしない身勝手な野郎で、この話を書いてる作者自身、何度となく村上を罵倒しながら、厭々執筆を続けたという背景があるからである。
 但し、苦渋しながらも、完成を放棄してお蔵入りさせなかったのは、松本戦争以後の裏稼業の物語には村上の登場が必須だからである。
 裏稼業とスレッシャーの戦いや世界規模での活動の資金源は、村上が築いた莫大な資産があってこそ。
 そう。裏稼業の物語は、まだ終わらない。21世紀を迎えた裏稼業の物語は、これから始まる。何しろ、矢野に至っては80歳代まで現役で通すのだから、裏稼業の物語が完結するのは、まだ30年以上先の未来なのである。