東京校77期 萩原優さん | 日本メンタルヘルス協会卒業生のご紹介

日本メンタルヘルス協会卒業生のご紹介

日本メンタルヘルス協会を卒業された後、心理カウンセラーとしてだけでなく、独立されたり、講演活動を行ったり、また本を出版されたりと、様々な業種で幅広く活躍されていらっしゃる方がたくさん!ここでは、そういった活躍されている卒業生の皆さんをご紹介していきます。


今回のご登場は、


東京校77期 萩原優さんです虹


聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の外科部長でいらした萩原さん。


西洋医学だけによる医療の限界を感じ、

ホリスティック(全体的な)医療を目指して、

心理学や、様々な代替療法を学ばれたそうです。



今では、イーハ トーヴ クリニックの院長として、

ホリスティック医療によって、多くの患者さんを癒されています病院




実は今回、


日本メンタルヘルス協会スタッフの神野が、

「是非、萩原さんにお話しをお訊きしたいビックリマーク


と熱いラブコールをしましたドキドキ



その理由は、


親友のお母様が癌になり手術をしましたが、

その後、転移が見つかり絶望の淵に居た時に、

萩原先生のクリニックで診療を受け、

副作用に苦しむことも、後遺症に苦しむこともなく、


そのお母さんは、今も元気に生きているからです晴れ



もちろん、すべての方に効果があるかはわかりませんが、


今も病気で苦しむ方々に、萩原先生の存在を知って頂き、

少しでも元気になって頂ければと願いを込めて、


インタビューをお願いを致しましたカラオケ


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Q1. メンタルに通われたきっかけは?


メンタル外部講師の青木勇一郎先生が開かれていた、

催眠セミナーの第一期生なんです。


催眠を習おうと思って、インターネットで調べていたら、

青木先生のホームページに辿り着いて受講しました。


そしたら、そこでやたらとメンタルの話が飛び交ってたんです(笑)

メンタルがどうとか、衛藤先生がどうとか。


メンタルって何だ??衛藤先生って誰だ???

と思って皆に話を聞いてみたら面白そうだったので、体験を受けました。


私は消化器外科が専門の医師だったんですね。

最初は東京女子医大に居て、

その後、聖マリアンナ医大に30年以上勤めていましたが、

心を見ずに、身体だけ見ていく西洋医学に限界を感じました。

聖マリアンナは、割と緩和ケアや患者さんの心のケアに前向きな先生が多くて、
哲学の先生が居らしたり、牧師さんが居らしたり。
その影響を受けて、緩和医療に興味を持ちました。

緩和医療というのは、体だけじゃなく、心を見ていきます。

直せるうちは、西洋医学は強いですけど、
一旦直せなくなると、心を見ないとギブアップですよね。

身体を見る優秀な医者はたくさん居ますが、
心は見えない世界ですし、
医者はそういう教育を受けていないんです。
診療の場では、立ち入らない領域ですね。

メンタルでも学びますが、
心と身体は繋がっていますよね。


でも、西洋医学では身体しか見て行かない。
僕は、心と身体の両方をサポート出来る医師でありたいと思うんです。



西洋医学は毒物でも治療に用いるでしょ、抗がん剤とか。
僕のクリニックでは、身体に優しいものや、
自分が試しても効果が出るものを患者さんに提供したい。

そして、潜在意識の大切さ、
催眠療法を中心として心のケアをして居ます。



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Q.2 メンタルで学ばれていかがでしたか?


メンタルで学んだことは、とても大きいです。

講座は、易しくわかりやすいので、

同じ講座でも何度聴いてもやっぱり面白いし、勉強になります。

今でもテキストを見直しますよ!


聴き方」「見方を変える」「相手の領域に入らない

これは今の仕事にも大きく役立っていますし、

プライベートでも、妻との関係が変わりました。


メンタルで学ぶ前は、

相手の中に土足で踏み込んでましたから(笑)、

今はそれをしなくなりましたね。


前は「お茶を入れて欲しい」って言って、妻が入れてくれないと

それだけで、「何で入れてくれないんだ~!」って腹を立ててましたけど、

夫婦喧嘩って、ちっちゃな事であーだこーだ揉めるでしょ(笑)

そういう事がなくなりましたね。


相手の領域に入らないという事は、

とても大切だと思います。


メンタルに来る方なら「催眠」に理解があるでしょうが、

一般的には催眠というと怪しいイメージでしょ(笑)


今のクリニックを始めた時も、

癌の治療催眠療法なんて聞いて、診療に来る人居るかな・・・?

と自分でも思いましたけど、

これが結構いらっしゃるものでして(笑)

「なぜ癌になったんですか?」

って西洋医学の医者に訊いたって、教えてくれないんですよね。


せいぜい、「ストレスでしょう。」ぐらいでね、

「どうやって治しましょう」「どうやって切りましょう」って、

話はそっちに行くんですね。


でも、患者さんの中には、

理由もわからないうちに癌を取るのは納得が行かない

という人も結構居るんですよね。


そういう患者さんに対して、

潜在意識の中に入って行って、何故癌が出来たのか、
あるいは催眠の状態で、小さな自分を作り、

身体の中に入って行って、癌とお話しをします。


そこでインナードクター(内なる医師)と相談するんですね。


癌はどうしたいのか?
自分は癌を消したいのか?
それとも、小さくしたいのか?共存したいのか?とかね。


癌はあなたに何を言いたいんだろうね、

と癌からのメッセージを受け取るんです。


癌からのメッセージを受け取れば、癌が主張ばかりしなくなるんです。

そうすると患者さんが、「癌が小さくなりました!」とかなるんですよ。


大事なのは、癌が治るか治らないよりも、
生き方そのものが現代の中でずれているというか、

本来の生き方が出来ていないところがありますよね。

それにご自分自身で気付いていく。

私は隣に居るだけです。


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Q3. 催眠を癌の治療に使おうと思われたきっかけは?


催眠療法を勉強していた頃に、

ソマティック・ヒーリング(体細胞療法)のワークショップをアメリカで受けたんですね。

そこでは身体との対話をするんです。

身体との対話をするなら、癌との対話も出来るはずだと思ったんです。

そこでヒントを得て、日本でやってみようと思いました。


その療法を教えてくれた先生は、デヴィド・クィグリーさんという方で、

ゲシュタルト療法・催眠・NLP・レイキを合わせて、ひとつの体系を作った方なんです。

その先生から人格交代する方法を教えてもらいました。



病気になる原因は、癌に限らず90~95%がストレスだと言われています。


そのストレスは、発病する2~3年前の物だとよく言われますが、

癌というのは、大きくなるのに20~30年かかるとも言われているんですね。


本当はとても根本的なことかもしれなくて、

子供の頃に何かで怒られて、自分は駄目な奴だとか、

自分は生きている価値がないとか、

潜在的に思っている事がストレスなのかもしれないし、

今だけを見ても実は原因は見えて来ないんですね。


原因となる癌は、実はずっと身体の中にあったかもしれない。

でも、免疫力がある時はそれが大きくならないように抑え付ける力を持っている。


ところが、何か辛いことがあって、

ドーンと落ち込んだ時に、免疫力が低下して抑えきれなくなってしまう。

そのドーンが、2~3年前の可能性は高い。

私はそう考えているんです。


もちろん、すべてがそうだとは言えないですがね。



癌は怖いものというイメージがありますが、

クリニックに来られる多くの患者さんは、

癌になって良かっとか、

癌が恵みであるとか、
癌にならなければもっと退っ引きならない人で自分は終わっていたとか(笑)
そういう方、結構多いですよ。


ある意味で癌は中立なんですね。

メンタルで学んだ様に、見方を変えると癌が良くも悪くも見えるんです。



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Q4. 医療現場に心理学は必要だと思われますか?


思いますね!

絶対必要でしょうね。

心と身体が繋がっていますから。

少しずつ医療現場もそれに気付き出しているとは思います。


メンタルの講師の先生もそうでしょうが、
治療をする医者自身が癒されている必要があるんです。


医者だけじゃなく、

どんな人でも心の仕組みを知ることは凄く役に立つし、

感情に振り回されて生きるのではなく、

メンタルで学んで自分を知ると、自分自身が楽になります。

自分が楽になると、周りの人が楽になるんですよね。



医者はね、知識に対して執着があるんです。

でも、患者さんと向かい合った時には、

知識がたとえ9あっても、伝える能力が2とか3しかなかったら、

患者さんは納得出来ないんですよ。


例え知識が4とか5ぐらいしか無くても、

コミュニケーション能力が高くて、

その知識をちゃんと伝える能力が4や5あれば、

患者さんの満足度は高いんです。


医者も患者さんとのラポール(信頼関係)を築くことが大切ですから、

絶対に勉強した方が良いと思いますよ。


世の中の流れも、心理学に興味を持つ人が多くなっていますから、

医療現場も心の問題を扱うようになって来ると思います。


診療してお金を貰うのは私ですが、

心の面では、患者さんに学ぶことがたくさんあります。

私にとって、患者さんは師です。


癌とは何かを私が患者さんに教えるんじゃなくて、

患者さんが、私に癌とは何かを教えてくれますから。


死ぬのは怖くないという方も居ますし、

子供さんが居て、まだ心配だろう・・・とこっちが思っても、

「子供は子供で生きていきますから大丈夫です!」って、

患者さんの方がおっしゃいますからね。

凄いな、と思いますよ。



こういう治療をしていると、想像を超えることが起きます。


患者さんは、自分では気付かなかった本来の生き方に気付いて行かれ、

それでも寿命はありますから、誰でもいつかは死を迎えますが、

私が出逢った患者さんの多くは、

穏やかな気持ちで亡くなって行かれる方がとても多いです。


エゴが小さくなるんですね。

病気と感情は、くっ付いていますからね。



私は、今の診療をするようになって、

生かされてる」という感覚が以前より深くなりました。


自分の力でどうのじゃなくて、

仕事でも何でも、色んなことを与えられている

導かれているなと思います。


癌になって、治療方法がある方は良いんですよ、私じゃなくても。


でも、自分ではどうにも出来ません・・・

もうギブアップです・・・

自分では色々やりつくしたけど駄目で、もう何もすることがありません・・・

降参です!という方のサポートを私はしたいと思っています。





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心と体を癒す医療 「イーハ トーヴ クリニック」

http://ihatovo-clinic.com/



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心と体は繋がっている。


元気に生きるという事は、

心も体も健やかに生きるということなのだと思います。


「私たちカウンセラーは心のケアしか出来ませんが、

萩原先生の様に、心と体の両方のケアが出来るお医者さんが、

増えたら嬉しいですね~」

とお伝えしたら、


「そうですね!

どんな人も、まずは心ありきですからね。」
とのお言葉が返って来ました。



萩原さんは、とても優しい口調と笑顔にそのお人柄が溢れています。


患者さんはきっと、萩原先生の根底にある、

患者さんを大切に想う気持ちに癒されて行くのだと感じました虹




萩原さん、お忙しい合間をぬってインタビューに応じて下さり、

ありがとうございましたビックリマーク


たくさんの患者さんの心と体が元気になられる事を心よりお祈りしておりますクローバー




日本メンタルヘルス協会 

http://www.mental.co.jp/