アマチュア無線経歴の詐称 | アマチュア無線局JM1MKRのブログ

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アマチュア無線+クルマ+バイク=趣味の融合 の備忘録。
バイクジャンルに登録ですが9割はアマチュア無線の記事です。

自局がアマチュア無線界に本格復帰したのは2008年の夏でした。それからは毎日のように交信していた年もあれば、365日タヌキワッチしていた年もあり、チンタラやって現在に至ります。

 

新規開局は1989年(平成元年)5月10日、「JM1」プリフィックス再割り当て(1回目)でした。

開局して暫くの間は狂ったように固定機(主にTS-790D)で毎日交信を楽しんでいましたが、無線関連を生業にしていた時代はメーカーや行政の裏事情等を知り、趣味の無線からは何となく遠ざかっていました。

 

それでも自局コールサインは一度も放棄せず、きちんと5年毎に再免許申請を行い、モービル機(TM-702D)だけをクルマに設置しライトユーザー化して気が向けば交信していました。

 

モービル局だけのライトユーザー時代の写真です。

(TS-790Dは180SXのフジツボマフラーとなりました。)

アンテナはマグネット基台でルーフトップに設置していたので、仲間からは「磯野波平号」と呼ばれていました。。。

 

以上が自局のくだらないハム・ヒストリー(非常にざっくり・笑)ですが、このハム界では最近になって再開局(運よく旧コールサインで復活)した事をひた隠して「開局〇△周年」や「昭和XY年から」等を堂々と語り、SNSにも書いている方が少なからず居ます。

ぃゃ居すぎる気がします。。。

 

 

今から21年前、2002年(平成14年)の電波法改正でアマチュア局の無線局免許状(局免)情報もインターネット上で公開することが決まりました。

2002年以前は海岸局や航空局等の一部の無線局に限定して官報掲載での公表だけでした。

 

改正法は2003年(平成15年)に施行されました。

当時の検索結果は↓のように局免そのものを閲覧する画面で、再免許等で最新データに更新されるまで数週間を要していました。

余談ですが、「ワシは1アマでKW免許だから。」とHF帯の交信でいつもKW設備を自慢していた局が2003年に局免情報が公表された途端、出て来なくなったという笑い話しを聞いたことがあります。その局を検索したら10W免許だったらしいですょ。。。

 

そして、局免情報の公表開始から8年後の2011年(平成23年)に総務省の電波利用ページがリニューアルされ、現在の 無線局等情報検索 の仕様に近くなり、データ更新も比較的早くなりました。

現在の緑色とは異なりオレンジ色ベースでした。

 

自局も当時ブログネタにしていました。

 
更に2011年のリニューアルではWeb-API機能が追加され、検索結果がcsvファイルでダウンロードできるようになり現在に至ります。
やろうと思えば全てのアマチュア局免データをダウンロードすることも可能です。
 
これは2011年(平成23年)当時の「JM1」プリフィックス全局データの一部(自局の前後)です。右セルは「免許の年月日」です。
(自局は4回目の再免許の年月日。)

 

実はハム界には定期的に全局分データをダウンロードして公開されているOMさんも居り、現在から過去12年間分のアマチュア局免データはネットから誰でも入手可能です。

 

 

ハム界には経験年数によって上下関係を決めてしまう悪い慣習があるので「経歴長い ≒ 偉い人 」のような心理が働いて経歴詐称していると考えます。


しかし、ネット上では12年前からバレバレだったのです。(※一番古いデータは2011年「時点」なので、実際には免許の有効期間+5年で17年前から免許されていたか否かが分かります。)

 

「失効したコールサインを何十年ぶりに取り戻せた。ラッキーだった!」で良いのではないでしょうか。

 

たかが趣味のアマチュア無線ですょ。。。