”ガソリンタンクの水抜き剤”では
水は抜けない。
知らんかった...orz
バイク関連のお役立ちや、色んな実験をYoutubeで公開している、ご存知ホワイトベースの実験映像がこちら。
ガソリンに水を混ぜて(当然混ざらない)、そこにイソプロピルアルールが主原料の水抜き剤を投入すると...。
やはり混ざりません。ガソリンとアルコールと水が混ざったものが分離してる状態です。
この状態でガソリンタンクから重力式のコックでキャブに流れるとフロート室に溜まるので、フロート室のドレンから抜くことが出来る。
インジェクションで吹いてしまったとしても失火しながらもアルコールが多ければ燃えてくれそう。
しかしガソリンタンクの底に溜まったとして、燃料ポンプでも燃料コックからも出てこれない位置だとすると、そこが錆びる可能性が...。
でもタンク内の結露で溜まる水なんてたかが知れてるし、いつも満タンを心がけておけば結露も防げるし、タンクに水が入るなんてあるわけが...。
入れてしまったんです、過去に。
このキャンプツーリング、夜は結構な雨になり、その雨水が...。
CBRのタンクは外観はタンクカバーで、ガソンリンタンクはその中、タンクキャップはタンク側についているのでタンクカバーとの間に隙間があります。
この隙間にゴムリングが付きますが防水のパッキンなどでははなく雨が降れば、タンクとタンクカバーの間に入ります。
で、入った水ですがタンク外側を伝って下に流れるのではなく、二重構造になったタンクの外側でまとめられて水抜きホースを通って排出されます。
電装とか色々ある部分に好き勝手に水が滴ることを避けるためなのかもしれませんが、面白い構造です。
で、この構造故に問題がおきました。
キャンプツーリングの前、初めてエアクリーナーエレメントの交換を行いました、エアクリーナーはガソリンタンクの下にあるため跳ね上げておかないといけません。
このとき水抜きホースはタンクと共に引っ張り上げれています、そしてタンクを元の位置に戻すとき、ホースはすんなりと戻ることなく、タンクの下で折り曲げられてしまったのです。
そしてキャンプ。
昨今の日本、キャンプシーズンは台風シーズンと言ってもいいくらいで、この日も台風の影響で夜になって結構な雨が降りました。
タンクキャップとタンクカバーから侵入した雨水は二重構造のタンク外側に流れますが、水抜きホースが折れ曲がってしまったため外に抜けることなくどんどん溜まりついにはタンクキャップ入口に届くほど水位が上がっていました。
そして雨も止み、燃料計のないCBRのガソリン量を見ようとタンクキャップを開けた瞬間...。
ジャポ・ジャポ・ジャポ
...アっ”~~~~~!!!!!
結構なお水の量がタンクに( ;∀;)
で、帰ってから水抜き剤を入れてますが、タンクの底にはお酒のような物質が鎮座していることになります。
しかし、救世主現る!
ホワイトベースに挑戦状のように届いた、水を完全に消し去る添加剤、Aqua Spark。
ガソリンに混入した水をこいつでエマルジョン燃料化してしまうものらしい。
amazonで買ってみました。
でも、タンク外してガソリン抜いて、中を良く乾かせばいいんですけどね...。