★★★『YA☆MA☆TA☆I』&『どさんこ女子』&『藤子組』解散興行★★★
◇6月1日(土):後楽園ホール:試合開始午後6時:観衆2121人(超満員札止め)

第1試合6人タッグマッチ(30分1本勝負)
○中林小百合(9分56秒)後野まつり●
 遠藤冴子( 体固め)紅京子
 大和明日香(延髄切り)DG(ディージー)

第2試合30分1本勝負
○新滝輪廻(8分11秒エビ固め・念仏パワーボム)テディキャット堀●

第3試合タッグマッチ(30分1本勝負)
○木村華鳥( 14分11秒体固め)根来純香
 草薙ひよこ(ムーンサルトプレス)リオン・レーヌ●

第4試合30分1本勝負
○ヘルマスター知美(6分32秒片エビ固め・フライングニールキック)長谷川美由紀●

第5試合『K-1ファイト』(1R3分・5R)
○ミルキィ・クロコップ(3R3分OO秒・判定3-○)アンソワーズ・フオード●

第6試合『ハンディキャップ1対2・制服剥ぎ取りデスマッチ』(30分1本勝負)
○相川ユリ(      12分51秒  )エルダー・ドラゴン
    (ドラゴンスープレックスホールド)エム・サンド●

 相川ユリは、善女で綾瀬友美&笹淵愛が行っている『HSP』とそっくりのコスチュームで登場。一方、エルダー・ドラゴンとエム・サンドはそれぞれ、大きなマントに身を包んでの登場だ。リングに入るなり、ふたりはマントを脱ぎ捨てると……これは、ハイパードールズの格好だ。どちらにせよ、マニアックすぎてわかり辛い。
 相川ユリは、手に持っていた『逮捕状』を読み上げる。
「刻は西暦2000と2年、愚かな業で滅びた前世、蔓延りますは鯖魅鮑麺、若さを吸い取るおばはんどもは、みんなまとめて面倒みます、今宵は野性の血が騒ぐ、ハイパー・セキュリティ・ポリス……の下っ端ここに参上!」
 これを受けて、エルダー・ドラゴンが相川ユリの制服を剥ぎ取りにかかるが、相川ユリはアームホイップからドロップキックを浴びせて、さらに垂直落下式バックドロップ! のびたエルダー・ドラゴンのコスチュームをはがしにかかるが、これをエム・サンドがドロップキックで救援。
 8分過ぎには場外乱闘になり、エルダー・ドラゴンが相川ユリを鉄柱に叩き付ける。だが、相川ユリもひるまずエルダー・ドラゴンを場外マットにDDT、さらにエム・サンドもドロップキックから鉄柵に叩き付ける。こうしてふたりを相手に暴れ回った相川ユリは、最後はレッグラリアートからドラゴンスープレックスでエム・サンドをフォール。制服を剥ぎ取らずに3カウントで試合を決めてしまったので、一部観衆からブーイングが(苦笑)。

 試合後、エルダードラゴンは「別二手抜キデモ何デモナシ。相手が悪スギタワネ」ひとこと語って控え室に引き上げた。エム・サンドことブレード上原は「久しぶりにマットにあがったけどこれっきりにして欲しいよ。それにしても相川は強くなったね……」とにこやかに語っていた。

第7試合?
○マイティ祐希子(○分49秒体固め・パワースラム)セリア・エンジェル●
     (セリア・エンジェルは軽度のむち打ちと肋骨亀裂骨折のため全治3週間)

 中西葵&島津七瀬の急造タッグに対して、マイティ祐希子&ボンバー来島が登場。観衆の声援を浴びながらリング入りした後のことだった。
 真女マットで暴れているセリア・エンジェルがバイクに跨って会場に乱入。けたたましい爆音を響かせながらの登場となり、観客からは「帰れコール」の嵐。セリアは、サブマシンガンを上に向けて威嚇射撃してこれを一喝する。どうやら特性のゴム弾らしいが……。
 放送席のマイクを片手にセリア・エンジェルがアピール。
「ハロー? 祐希子。はじめまして。私がセリアちゃんよ? ……あんたのレスラー最後にこんなことして悪ィと思ってるんだが……ちょっと納得できなくってよ『ちょっと待ったああ』って来たワケよ。ぶっちゃけて言うと、あんたが『隠退』すんのがムカつくってだけ。あたしはさあ……マイティ祐希子と闘るためだけにこんな極東まで足を運んだのよ? それをあんたのツゴーで無駄足にするつもり? んー? そこにいるヤツなんか(中西)はなっからノーガン中なんだよ? で、あたしとシングル闘ってもらうために無理なゴリ押しにきたワケよ?」
 これに対して、「てめえ、どういう了見でここへ現れたかしらねえが、黙って聞いていたら勝手なことばかりいうな!」と怒鳴ったボンバー来島を押さえて、中西葵と島津七瀬がリングを飛び出してセリア・エンジェルにつかみかかる。
 セリアも慌てて応酬したが、中西葵と島津七瀬はサンドイッチラリアートを食らわせると、セリア・エンジェルを担ぎ上げてリング内へ放り投げる。ここで、突っかかろうとしたボンバー来島を押さえてマイティ祐希子がゴングを要求、なんと、いきなりマイティ祐希子とセリア・エンジェルのシングルマッチが開始された。
 マイティ祐希子はそこでいきなりのフランケンシュタイナーを作裂。さらに立ち上がってきたエリア・エンジェルにフライングネックブリーカードロップを浴びせると、最後はパワースラムに叩き付けてフォール、わずか49秒で決着を付けてしまった。(メインエベントに続く)

メインエベント『さよなら祐希子、さよなら来島、スペシャルマッチ』(60分1本勝負)
 島津七瀬(14分04秒体固め)マイティ祐希子●
○中西葵(ナパームラリアート)ボンバー来島

 セリア・エンジェルが担架で運ばれて退場した後、改めてメインエベントがスタートとなった。先発した中西葵はいきなり豪快なナパームラリアートをボンバー来島にぶち込めば、ナパームラリアートの元祖・ボンバー来島は強烈な一撃で中西葵をぶち倒す。島津七瀬がマイティ祐希子にパワーボムを放り込むと、マイティ祐希子はフライングニールキックで島津七瀬を吹き飛ばす。
 即席のタッグのためか息が合わずに苦労していた中西葵&島津七瀬だが、IO分過ぎ、島津七瀬がボンバー来島を投げ捨てバックドロップで場外に転落させたところで場外乱闘に発展。中西葵のエプロンサイドでのジャックハマーでボンバー来島が轟沈し、マイティ祐希子は苦しい展開を以後強いられ、最後は島津七瀬のミサイルキックを浴びてなおも立ち上がったところを中西葵のナパームラリアートを食らって、マイティ祐希子がついに3カウントを奪われてしまった。

 試合後、記者団に取り囲まれたマイティ祐希子は「そりゃあさ、この膝さえ万全だったらまだまだやれるかもしれないわよね。でも、人には引き際ってものがあるってこと。今日は無理言って中西と七瀬に当ててもらったんだけどね。そう、あのふたりの『力』を肌で感じてから辞めたかったから。感想? ……千種もむとめも苦労しそうね」と苦笑しながら、話が乱入してきたセリア・エンジェルに及ぶと、パートナーのボンバー来島が割って入って「こら、セリア! おめえはPTAってものをわきまえろってんだ!」と吼えると、マイティ祐希子は来島に立ち関節を掛けながら押さえつけ、「それを言うなら『TOP』でしょ?……ま、それはともかくとして、(セリアには)ちょっとマジになりすぎたかな? あはは、反省してます」と答えていた。
 また、中西葵は「セリア? あいつの暴走はいつものことだからなれっこだよ」と平然とした態度。島津七瀬は「祐希子さん、恵理さん、お疲れさまでした」とひとことだけ語ると、「今日はこれでおしまい。他に言うこともないし」と控え室に引き上げた。

 なお、セリア・エンジェルは負傷のため、真女より6月シリーズの欠場が発表された。IWWFのアジアヘビー級ベルト争奪戦には間に合いそうとのことである。
                  (担当記者:串本厚志)