★★★5月シリーズ『NEVER NEVER NEVER SURRENDER』★★★
◇5月26日(日):天下茶屋体育館:試合開始午後6時:観衆2756人(満員)

第1試合20分1本勝負
○服部プチ子(8分55秒・プチコラナ)笹渕愛●

 リング入りするなり服部プチ子はマイク片手に「お前、パートナーの綾瀬より目立っていないからふてくされてるにゆ。綾瀬のおまけだって自覚してるにゆ?」といきなり挑発。久々のプチ子のきついひとことが作裂して、立ち上がりのペースを乱された笹淵愛。
 服部プチ子はドロップキック、モンキーフリップ、さらに相手の蹴り足を掴んでのドラゴンスクリュー1とやりたい放題。とどめに、「お前、影山選手が最近構ってくれないから拗ねてるにゆ」と挑発、怒った笹渕愛に意表をつくフブキ・ラナで固めてフォール、3カウントを奪ってしまった。
 試合後、服部プチ子は「笹淵は、超弱気なダメダメパートナーを抱えて大変にゆ~」と記者団に挑発発言を漏らした後、「DGがやってくるにゆ。あいつとは因縁あるから楽しみにゆ~」と語っていた。
 一方、敗れた笹渕愛は「……つまらない試合をお見せして申し訳有りませんでした。埋め合わせはいつか必ずしますので、すみません」と言い放って控え室へ向かった。

第2試合20分1本勝負
○一碧なつみ(13分15秒・脇固め)浜岡奈々緒●

 入場時、花道でこける一碧なつみに観衆が沸く。今日は、奇しくもDIA5/18の試合のリマッチとなったが、ホームでは浜岡奈々緒に勝ちたいところか?
 試合は、千本松レフリーのファイト! のかけ声とともに、両者ファンダメンタルポジションにがっちり組み合うところからスタート。まずは一碧なっみが、フライングメイヤーからスリーパーホールド、リストロックから脇固めと浜岡奈々緒を攻め込んでいくが、これを強引に外した浜岡奈々緒は、ドロップキック、水車落とし、フロントスープレックスと反撃。コーナーポストからダイビングショルダータックルで、一碧なつみカウント2.5に追い込む。
 ここまでは先日の試合と同じような展開だったが、エプロンサイドの鶏鳴<るみが「なつみ、まだよ!」と声を掛ける。浜岡奈々緒がショルダータックルから水車落とし。さらにはジャーマンスープレックスで決めにかかるが、受け身に徹した一碧なつみはいずれもカウント2.8で辛うじてこれを返す。
 こうして10分経過後、攻め疲れた浜岡奈々緒に対してドロップキックから反撃を開始した一碧なつみは、スリーパーホールドで浜岡奈々緒を絞め上げた後、エルボーからラリアートで強引になぎ倒した後、ビクトル投げから最後はリング中央での脇固め。40秒近く粘った浜岡奈々緒がついにギブアップ。
 逆転勝利に島崎くるみとハイタッチをしようとして、こけたのは、一碧なっみらしいといえばらしいか(苦笑)。
 試合後、珍しく神妙な面持ちをした一碧なつみが記者団に対して「浜岡さんには試合でタッグを組んでもらったり、プライベートな面でも色々とお世話になっていまして非常に感謝しています。ただ、ここまで付き合って頂いているにも関わらず、私の未熟さ故に浜岡さんには多大なご迷惑をおかけする事になってしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。できるならば、私自身が……自分に自信が持てた時にこそ、また対戦して欲しいと思っています。今日はどうもありがとうございました」と語り、勢い良<その場を立ちあがると深々と一礼して控え室へと引きあげた。

第3試合タッグマッチ(30分1本勝負)
 蒼樹玲奈( 12分39秒片エビ固め)岡崎千尋●
○中原千早希(ジャンピングハイキック)スラッシャー・二夕

 蒼樹玲奈と中原千早希の『ライジング・ナイツ』は、対戦相手の岡鳴千尋に集中攻撃。中原千早希がバックドロップに投げ捨てれば、蒼樹玲奈がミサイルキックでカウント2.5まで追い込む。8分過ぎにはスラッシャー・二夕と中原千早希が場外乱闘を繰り広げている間に、岡鳴千尋が足四の字固めで蒼樹玲奈を極めにかかるシーンもあったが、中原千早希がリングに戻ってこれをカット。最後は中原千早希のハイキックが岡崎千尋を半ば失神気味の状態に追い込んでフォール、試合を決めた。
 試合後、勝利した蒼樹玲奈は、「……ひさぴさの善女参戦でしたけど、最後を中原とのタッグで白星で飾れたんでホッとしてます。……でも、ライジング・ナイツがこんなところで負けてたらそれこそ参戦の意味が無いんですけど……。高山選手や右京選手など借りを返したい相手もいっぱいいますし、またこのリングに上がりたいと思ってます。今日はありがとうございましたっ!」とコメントを残している。
 一方、敗れた岡崎千尋は「今日は向こうのペースでしたわね。でも、中原ちゃんも蒼樹ちゃんも元気があっていいわね」とニコニコ。敗戦のショックはなさそう。

第4試合20分1本勝負
○高千穂素子(8分29秒片エビ固め・逆1本背おい)綾瀬友美●

 高千穂素子はこの日、柔道着を着ての入場。その姿に観衆もざわめ<。
 試合は、綾瀬友美のドロップキックからスタート。だが、75kgもある綾瀬友美の強烈なタックルを、高千穂素子は受け流すような巴投げ。さらに逆水平チョップからミドルキックを食らわせて倒した綾瀬友美に、腕ひしぎ逆十字固めを敢行。
 綾瀬友美はこれをロープブレイクしたあと、慎重な構えからがっと組み合うと、担ぎ上げてのボディスラム。さらに大外刈りで叩きつけると、アイアンクローで高千穂素子の顔面を襲う。
 これを逃れた高千穂素子は、またしても綾瀬友美の突進を巴投げでかわした後、再び反撃開始。大腰で叩き伏せた後、フライングセントーン、そして相手を立たせての逆1本背おいでフォール、3カウントが入った。

 試合後、息を弾ませながら控え室前に帰ってきた高千穂素子は、記者団に対して「綾瀬先輩に、タッグでは歯が立たなくてもシングルぐらいはたまには勝ちたいですね。でも、あれで決まらなかったらこっちが息切れしていました」と感想を述べていた。
 一方、敗れた綾瀬友美は「来月は東北シリーズなんで、体調を万全にして良いシリーズにしたいですね。……あ、高千穂さんはさすが期待の新人ですね。私なんかとはモノが連いますよ。」と話し、このあとは東北シリーズについての宣伝をしきりにしていた。

第5試合タッグマッチ(30分1本勝負)
 ソニア稲垣(13分56秒体固め)島津姫久
○ランガ綾木(  延髄切り  )ビューティ美奈●

 『アトミックボンバーズ』は今日はちぐはぐ。8分過ぎにはラリアートの同士打ちなどもあり、調子が出ないままソニア稲垣が島津姫久をスリーパーホールドに捕らえている間に、ランガ綾木が延髄切りをビューティ美奈に詐裂させてジ・エンド。
 試合後、島津姫久は「今日はなんにもない、うじゃ」とひとことだけ残して控え室に引き上げた。

第6試合30分1本勝負
○キューティ金井(14分46秒・ノーザンライトスープレックスホールド)影山真琴●

 影山真琴が珍しくまじめモードで、レッグラリアートからスクリューキック、最後に飛びつき式腕十字で極めにかかる。これを1分近く粘ったキューティ金井がロープブレイク後、エルボー2連発からブレンバスターと反撃、最後はきれいな弧を描いた北斗原爆固めで影山真琴をギリギリ3カウントに仕留めた。
 試合後、キューティ金井は「何とか勝てましたね、あはは……」と切れの悪い笑顔を見せた後「こんなのだから、団体代表から外されちゃうんだ……」と、来るA☆Fでのエベントの参加を見送らされたことでモチベーションが落ちているようだった。  ・

第7試合タッグマッチ(30分1本勝負)
 バーニング平(8分37秒片エビ固め)エルフィンかおり●
○高山みる<( サイクロンラッシュ)島崎くるみ

 『ノープロブレムJVSrプレイジング』の対戦。序盤は島嶼くるみが高山みるくにバーティカルスープレックスホールド、バーニング平にはランニングネックブリーカードロップを詐裂させるなどの大活躍、だが、エルフィンかおりが登場すると、バーニング平は縦回転式ニールキックを浴びせると、高山みるくと合体技のウィッパースナッパー(ブレンバスター十スタナー)を食らわせてフォール。これは島崎<るみがカットに入ったが、直後に高山みるくが、エルフィンかおりにコンビネーションキックからの膝蹴り肘打ちで再びダウンを奪ってフォール、3カウントをもぎ取ってしまった。
 試合後、世界ジュニアヘビー級シングルチャンピオンからフォールを奪ってバーニング平は「やったねみるくちゃん! みたか、ボクたちの力を! ジュニアチャンピオンなんか大したことないって!」と大はしゃぎ、最後は、大高はるみも混ざって「せーの! ノープロブレムロ」と気勢を上げていた。

第8試合30分1本勝負
○南利美(10分08秒・サザンクロスアームロック)大高はるみ●

 ひとつ前の興奮をそのままにハイスパートなレスリングでパイルドライバー、バックドロップ、アックスボンバー、コンビネーションキックとたびたび南利美を押さえ込む大高はるみ。だが、その都度、南利美は計ったようにカウント2.5で返し、反撃の機会をうかがっていた。8分過ぎ、半ば強引な大高はるみのアックスボンバーをかわしてのラリアートを放り込んだ南利美は、勝機とばかりにドロップキックからジャーマンに繋いで、最後はリング中央でサザンクロスアームロック! 大高はるみは45秒ほど粘ってついにギブアップ、試合が決まった。

 試合後、記者団に対して大高はるみは「ちょっと調子に乗りすぎたかな? でもまあ、私もこの当たりで勝ち負けを繰り返しているようじゃあねぇ……南利美は『アジアの壁』。突き破れないとアジアヘビーも世界ヘビーも見えてこない存在だからね。次は負けないわよ」と答えていた。

第9試合タッグマッチ(45分1本勝負)
 島津七瀬(   15分39秒体固め)グラン陽子
○マックス・ビューティ(バックドロップ)山田遥●

 体重を絞って、来月からはジュニアに戻ってくる山田遥。グラン陽子と共に、大型のヘビー級戦士相手にどこまでやれるか。
 序盤、マックス・ビューティにねらいを絞った『BW2001』。だが、意図を察した島津七瀬がマックス・ビューティと交代すると、山田遥にはだるま式ジャーマン、グラン陽子にはパワーボムと大技を豪快に決めてくる。突破口を見いだすため10分過ぎにはグラン陽子が場外乱闘に持ち込むが、ここでマックス・ビューティが山田遥を断崖絶壁喉輪落としで叩き伏せると、グラン陽子にもパイプイスで強烈な一撃を見舞う。
 結局、マックス・ビューティがグロッキー状態の山田遥からバックドロップでカウント3を奪ってジ・エンド。
 試合後、勝った島津七瀬は「久しぶりにマックス姉さんの断崖絶壁を見ました。あの技はあたしも食らいたくないですね」と苦笑。マックス・ビューティは「う~ん、七瀬ちゃんと~組んだら~とっても~楽だわよ~」と、のんびりした口調で味方を誉めていた。

メインエベント『三冠ヘビー級シングル挑戦者決定戦』(時間無制限1本勝負)【16→6】
○荒谷久美(11分06秒体固め・ムーンサルトプレス)武藤めぐみ●
       (武藤めぐみは左膝損傷、3週間出場停止)

 5月を締めくくる試合は、次の三冠ヘビー級シングルの挑戦権を掛けたファイトとなったが、思わぬアクシデントに見舞われた。
 試合は、お互いに持ち味をだしたクリーンファイトだったが、8分過ぎからものすごいラリアート合戦を見せた後、それを制した武藤めぐみがムーンサルトプレスを浴びせるが、これを荒谷久美が避けたため、武藤めぐみは自爆。この際、左膝を強打していたが、さらに武藤はその左で荒谷久美に延髄切りを見舞う。これで、ダブルノックダウン状態となり、先に起きあがった荒谷久美がムーンサルトプレスを落としてフォール、試合を決めた。
 なお、武藤めぐみは古傷の左膝を損傷した模様だが、診断の結果は以外と軽<、3週間程度でリングに復帰できる模様だが、A☆Fの御門社長は大事をとって、武藤めぐみの6月の善女参戦を取り消した模様。
              (担当記者:初島純一&串本厚志)

【コメントなど協力:森中様、ねい様、daiya◆K・たに様】