★★★5月シリーズ「SHOW THE SPIRITS」★★★
◇5月26日(日):ディフア有明:試合開始午後1時:観衆3300人(超満員札止め)
第1試合15分1本勝負
○畑中将子(11分28秒体固め・ダイビングヘッドバット)棚橋ののみ●
日頃はサンドバックに懸垂でパワーアップに務めている新人の棚橋ののみ。今日は畑中将子に胸を借りる形で、タックルからのボディプレスやドロップキックなどではつらつとした動きながら、5分で息切れ。しかし、圧巻なのはその後で、7分過ぎにはサイドバスター、9分過ぎにはダックアンダースープレックスを畑中将子が仕掛けるが、これをいずれもカウント2.8で跳ね返すしぶとさを見せる。最後は畑中将子がダイピングヘッドバットで強引に3カウントをもぎ取って、試合終了。
試合後、敗れた棚橋ののみは「ののみ、バテバテですの~、疲れましたです~」と記者団にひとこと話すと、言葉とは裏腹に裏方の仕事を始める。一方、畑中将子はタオルをくれた真壁早苗に「あいつ、妙に粘り強いところあるから、加減が難しいんだよねぇ。まだ『組み立て』を教える段階じゃないからさあ……」と語り、棚橋の粘りにあきれていた。
第2試合タッグマッチ(30分1本勝負)
高村あかね(9分15秒体固め)藤田さつき
○大塚雪緒(タイガードライバー)フェリナス桂子●
大塚雪緒がDDTをフェリナス桂子に放り込んでフォール、これ藤田さつきがカットに入って事なきを得たが、直後に高村あかねの強烈なフライングニールキックをが藤田さつきに詐裂、藤田さつきが場外に転がり落ちると、大塚雪緒がフェリナス桂子にタイガードライバーを放り込んでフォール、3カウントを奪
った。
試合後、藤田さつきは記者団に対して「あれはまずかったね……まあ、でも今日はジュニアの強豪相手だったし、現状ではこれが精一杯」と、敗れてもサバサバした様子。
第3試合30分1本勝負
○フレデリカ・ストールマン(5分33秒・ストラングルホールド)辰巳智恵子●
フレデリカ・ストールマンは始めから辰巳智恵子を圧倒。途中、辰巳智恵子がドロップキックからフライングDDTをぶち込んだがカウント2で跳ね返し、コンビネーションキックなどを決めたフレデリカ・ストールマンは、最後はストラングルホールドでジ・エンド。
第4試合タッグマッチ(30分1本勝負)
高岩亜弓(8分42秒片エビ固め)梓実さくら
○真壁早苗( 神風 )D・エルフ●
途中、梓実さくらの豪快なパワーボムで高岩亜弓がフォールされかかるが、これを真壁早苗がカットに入って事なきを得ると、そのまま梓実さくらをドロップキック、さらにボディプレスを浴びせて場外に叩き出すと、高岩亜弓が場外へのダイビングボディプレスで梓実さくらを押しつぶす。
この間、D・エルフのダブルアームパワーボムが詐裂、今度は真壁早苗がカウント2.5まで追い込まれるが、ここから真壁早苗がエルボー2連発から高岩亜弓との合体のドロップキックをぶち込むと、最後はレッグラリアートをD・エルフに放り込んでフォール、試合を決めた。
試合後、勝利した高岩亜弓は「ざっとこんなものね。まあ、いつもやられっぱなしってわけにはゆかないし。梓実さくら? 小さいのが有利と思っているらしいけど、勘違いだって思い知ったでしょ?」と言いたい放題。真壁早苗は「D・エルフに勝てたのは嬉しいですね。まだまだ、真壁はこんなもんじゃないですよ」とニッコリ。
第5試合30分1本勝負
○山上あかね(10分49秒体固め・ファルコンギムレット)天野真琴●
序盤の小競り合いから5分過ぎ、お互いに勝負を決めにかかったのか同時にスパート。天野真琴が欧州式ツームストンパイルドライパーで山上あかねをカウント2.5まで追い込むと、山上あかねはスワンダイブ式F・ニールキックで天野真琴をカウント2.5まで追い込む。8分過ぎには天野真琴のサイクロンクラッチが極まるが、山上あかねは絶叫しながらこれをロープブレイクに持ち込む。その直後、山上あかねがドロップキックからラリアートを放り込むと、コーナーポストに上がっての身体を旋回させながらのミサイルキックを、立ち上がってきた天野真琴に文字通りねじ込んでフォール、3カウントをもぎ取って
しまった。
試合後、新しい必殺技に関する記者団の質問関して山上あかねは「あの技は、『ファルコンギムレット』と名付けましたので、よろしくね」と語っていた。
第6試合『NWWA・JFタッグ選手権』(時間無制限1本勝負)【18】
山本柳(16分29秒片エビ固め)鬼姫結梨花
○浜口風子( 風神 )ストーム水戸●
(山本柳&浜口風子が1回目の防衛に成功)
挑戦者の『レイジングウェイヴス』鬼姫結梨花&ストーム水戸がリング上で待つ真女マットの花道に、チーム『TRIP MACHINE』の山本柳&浜口風子が入場。とたんに、場内各所から大ブーイング! さすがに今日は真女ファンも『レイジングウェイヴス』を応援に回ったか?
だが、山本柳&浜口風子のあとに、セコンドとして登場したのは、先日引退表明をしたスナイパーシス
ターズとスティンガー美喜! これには館内にどよめきが起こる。
スナイパーシスターズは、「私達の魂を継ぐ者」として、『TRIP MACHINE』のふたりと連日スパーリングしているだけに、本人達と同様に緊張しているようだ。それに比べて、美喜は落ち着いた表情で「いつものようにやれば大丈夫。でも、その『いつもの』がタイトルマッチでは出来ないのよね~。だから、僕もベルトは巻いた事ないんだけど」と語り、『TRIP MACHINE』を落ち着かせるのに終始したとの事。
だが、対戦相手の『レイジングウェイヴス』ももっと緊張していたのか、序盤はお互いに動きが堅い。ようやく8分過ぎには堅さも取れてきたのか、鬼姫結梨花が浜口風子にフェイスクラッシャー、ストーム水戸が山本柳にトライアングルランサーを仕掛けるなど、王者組が押され気味。
13分過ぎ、鬼姫結梨花が山本柳にボディスラムからムーンサルトプレスで決めにかかったが、これを山本柳がかわして自爆させると、ジャンピングニーからバックドロップで場外へ鬼姫結梨花を叩き出す。
慌ててリング内におどり込んできたストーム水戸にも、『TRIP MACHINE』が合体技のサンドイッチ式エルボー&ジャンピングニーを食らわせると、浜口風子の強烈なドラゴンスープレックスがストーム水戸に詐裂。カットに入ろうとした鬼姫結梨花をエプロンサイド付近で山本柳がドロップキックで防いだが、ストーム水戸はカウント2.9で辛うじてこれを跳ね返す! 場内が大いに沸いたが、最後は浜口風子がダイビングェルボードロップをストーム水戸に決めて、ジ・エンド。
試合後、記者団に対して浜口風子は「勝ったぞ一! でも、ドラゴンスープレックスで決めたかったね」と上機嫌。山本柳も、「これで6月28日に改めて挑戦出来ますかね?」と、6月28日に行われるTENDER主催の「goddess mania」で、善女の綾瀬友美&笹淵愛と戦う事を示唆した。
一方、敗れたストーム水戸は、「それにしても参ったわ、あのセコンドには(苦笑)。あの2人で無言のプレッシャーでも掛けようとしたのかね? アイツら。だとしたら情けない話なんだけど。まあ、負けは負けだからね。これで、JFに関しては終わり。これで一回はベルトに挑戦したわけだし、何時までもJFに拘っててもしょうがないし。とにかく、これでしばらくレイジングウェイヴスも休止だね。結梨花のWWPLでの立ち位置の問題とかもあるから。要は、何時までもあたしの我が儘でよそ様の選手を引っ張り回すってわけには行かないって事。ま、あくまで休止、何時復活するかは判んないけど」とコメント。また、鬼姫結梨花も「そうですね、水戸さんの言う通り、越境タッグなのでずっとこのまま動<わけに行かないですから、ひとまず休止と言うことで。それにしても残念ですよ~。あ~あ、勢いはよかっだのにな~。万が一次の試合で……て、試合もう始まってるのか。この試合で命ちゃんが勝ったらTENDERにJFが集中しちゃうわけですよね。よし、鈴木さんを応援しちゃいましょう。それはともかく、悔しいです。もっと強くならなくちゃいけませんね。わたししばらくメジャーな大会には出られないと思いますけど、もし興味を持ってくれた人がいれば、WWPLのホームページでわたしの情報見て下さい(笑)」と語っていた。
第7試合『NWWA・JFシングル選手権』(時間無制限1本勝負)【14】
○命(15分25秒・スモールパッケージホールド)鈴木アグリアス●
(命が第3代NWWA・JFシングル王者となる)
この試合の開始前にスティンガー美喜にインタビューを試みたところ、「命ちゃんは現時点、何もいう事は無いわ~。全て順調よ。だからこそ、ここで勝ちきれるか? 内容より結果を楽しみにしてますよ
~」と語っていたが……。
試合は序盤、鈴木アグリアスが珍しく相手の様子を見るファイトを展開。これに対して命は積極的にボディスラム、エルボーから、アキレス腱固めとグラウンド戦に持ち込む。
8分過ぎ、命がフライングメイヤーを決めたところで鈴木アグリアスが場外に逃げ出し、場外乱闘に発展。ここで、鈴木アグリアスが鉄柱攻撃から場外マットでのパワースラムを見せるなど大暴れ。これで流れを掴んだ鈴木アグリアスは、命をリングに引きずり戻すと、そこからスパート。ランニングエルボーからの押さえ込みでフォールを狙うが、これを命がカウント2で返すと、ボディスラムから、相手をロープに振ってのコブラツイスト! ギリギリ縞め付ける鈴木アグリアスだが、命はこれに耐えながら強引に外すと、エルボー3連発から反撃開始。
ブレンバスターからサッカーボールキック、そしてお返しとばかりにコプラツイスト! これは鈴木アグリアスが何とか外したが、直後に、命が奥の手である丸め込み技を決めて見事な勝利をあげた。
終了直後、鈴木アグリアスがマットを叩いて、珍しく悔しさを露わにしていたのが印象的だった。
試合後、詰め寄る記者団を振り払いながら、鈴木アグリアスは「悔しい!」と一言だけロにして控え室に引き上げた。
第8試合タッグマッチ(45分1本勝負) ・
ジェニー野上(9分39秒片エビ固め)セリア・エンジェル●
○飯塚リカ( ゼロキャノン )ザ・スパイク
JCT以来、タッグチームとしてほぼ無敵状態の『JBドールズ』。この日はセリア・エンジェルとザ・スパイクのパワーファイトに押され気味ながらも縞かいタッチワークと合体技でこれを凌ぎ、7分過ぎにはセリア・エンジェルがエンジェルバスターでジェニー野上を捕らえるが、これを飯塚り力がカットすると、すかさずサンドイッチラリアートからミサイルキック式ダブルインパクトをセリア・エンジェルに決めてフォール、カットに入ったザ・スパイクをジェニー野上がコブラツイストで防いでジ・エンド。
試合後、ザ・スパイクは「上には上がいる。悔しいが仕方がないね」と脱帽状態。
第9試合30分1本勝負
○小縞聡美(13分05秒体固め・パワースラム)坂倉宏子●
坂倉宏子は大車輪キックやフライングメイヤー、フライングネックブリーカードロップなど多彩な技を見せて小縞聡美を翻弄。やりにくそうな小縞聡美だったが、このひ、セコンドに入っていた北都ひろみが「聡美! 相手に合わせない、マイペースよ!」と叫ぶと我に返ったようにスパート。投げ捨てジャーマンからダイビングエルボードロップでフォール、坂倉宏子がこれをカウント2.5で跳ね返すと、さらにラリアートからバックドロップを見舞って、最後は十八番のパワースラムで轟沈。小縞聡美が勝利をもぎ取った。
試合後、記者団に対して「坂倉? ふん、飛んだり跳ねだり、出来の悪い荒谷(久美)のコピーみたいなモノじゃない。大したことないわよ」と答え、それにしては押されていましたね、との記者の言葉に「うっさいわね!!」と怒鳴って控え室に引き上げた。
メインエベント『NWWA世界ヘビー級タッグ選手権』(時間無制限1本勝負)【29】
○ジェナ・メガライト( 21分46秒 )中西葵
クリス・モーガン(ジャーマンスープレックスホールド)永田挑子●
(ジェナ・メガライト&クリス・モーガンは第7代NWWA世界ヘビー級タッグ王者となる)
館内に『DONG-TEPO NO. 1』のミュージックが流れ始めると、市ケ谷麗子がジェナ・メガライト&クリス・モーガンを引き連れて花道に登場。大歓声と、同じくらいの音量のブーイングが、ディファ有明を揺るがした。
リングに上がると、市ケ谷麗子はマイクを片手にアピール開始。「オーッホッホッホホホ!! 世界最強のふたりが、この私に力を貸していただけますわ。待遇改善ですって? 生意気なロは、このふたりが粉砕してから吐<のね。オーッホッホッホホホ!!」といつもの高笑い。
これに対して、『檄! 帝国華撃団』のテーマで登場の中西葵&永田挑子。『真女正規軍』と背中に書かれたガウンを羽織っての入場となった。放送席のそばにやってきて、マイクを掴んだ中西葵は、「リングにいちいちしやしゃり出て来るんじゃねえ、市ケ谷! あんたはオーナーとしてディスクワークに専念していろってんだ!」と挑発。永田挑子も「そんなロートルの元チャンピオンで、この私を倒せるとでも?おーっほっほっほほほ! 片腹痛いですわ」とやり返す。
この台詞に怒ったのか、クリス・モーガンが場外の中西葵にいきなりトペを見舞い、大混乱のうちに試合開始のゴングが打ちならされる。
クリス・モーガンは中西葵を鉄柱攻撃から鉄柵への叩きつけ、さらにパイプイスのフレーム部分で叩きつける掟破り(?)の戦法で先制攻撃。また、ジェナ・メガライトも永田核子をエプロンサイドで投げ捨てジャーマンからストンピングの嵐。
機先を征した外人ペアだが、リング上では次第に王者組が押し始める。10分過ぎには中西葵のランニングラリアートがドンピシャにクリス・モーガンを捕らえてカウント2、12分過ぎには永田挑子がジェナ・メガライトを永田ロックIで絞めあげ、クリス・モーガンがカットに入る。
だが、17分過ぎからクリス・モーガンが満を持してスパート、中西葵にアックスボンバーをぶち込むと、パワーボムでカウント2、さらに起きあがってきた中西葵にトゥールハンマー(ダイビングアックスボンバー)を決め、中西葵は場外に転がり落ちる。ここでクリス・モーガンが場外へのギロチンドロップという荒技を見せて中西葵を轟沈。
この間に、ジェナ・メガライトは永田挑子のバックドロップホールドをカウント2で跳ね返した後、ラリアートに来た永田核子に強烈なカウンターキックを食らわせた後、パワースラム、投げ捨てパワーボム、投げ捨てバックドロップから最後は急角度のジャーマンスープレックスホールド!! カウント3が入って、ついに試合が決まった。
ベルトを受け取ったジェナ・メガライトとクリス・モーガンはリング上で拳を突き上げ力を誇示。市ヶ谷麗子は再びマイクを片手に「中西~! 永田~! まだまだその程度で待遇改善などとは笑止千万!出直して来るが良いわね、オーッホッホッホホホ!!」と高笑い。
試合後、記者団に取り囲まれたジェナ・メガライトは「ははは。まだまだ1対1ではあいつらに負けないってことさ。今日は上手く相手を分断できたからね。日本に来たついでだ、あの生意気な『JBドールズ』に、いずれリベンジさせて貰うと伝えてくれ」と上機嫌。また、クリス・モーガンは「社長業が忙しい私を、選手としても働かせて殺す気か?!」と笑い飛ばした後「せっかく手に入れたベルトだから、ジェナ・メガライトとしばらくは仲良<して防衛して行きたいね」と語って、ジェナ・メガライトと握手する。そう言えばこのふたりはシングルでは長らくライバルだった関係。果たしてこのタッグ、今後はうま<行くのだろうか?
一方、敗れた中西葵は「畜生! さすが百戦錬磨の相手だったよ。今日のところは負けを認めてやる」と吼える。また、永田核子は「悔しいですけれど……やはり、現状の私では、葵の足を引っ張ってしまいますわね……でも、『真女華撃団』には、葵の相方を務められる選手は他にもおられますから。この敗戦を機に、色々やらせて貰いますわ」と、すでに今後のことに頭を切り換えている様子だった。
(担当記者:枕崎秀樹)
【コメントなど協力:騎馬こーら様、えびえび様、badman様】
◇5月26日(日):ディフア有明:試合開始午後1時:観衆3300人(超満員札止め)
第1試合15分1本勝負
○畑中将子(11分28秒体固め・ダイビングヘッドバット)棚橋ののみ●
日頃はサンドバックに懸垂でパワーアップに務めている新人の棚橋ののみ。今日は畑中将子に胸を借りる形で、タックルからのボディプレスやドロップキックなどではつらつとした動きながら、5分で息切れ。しかし、圧巻なのはその後で、7分過ぎにはサイドバスター、9分過ぎにはダックアンダースープレックスを畑中将子が仕掛けるが、これをいずれもカウント2.8で跳ね返すしぶとさを見せる。最後は畑中将子がダイピングヘッドバットで強引に3カウントをもぎ取って、試合終了。
試合後、敗れた棚橋ののみは「ののみ、バテバテですの~、疲れましたです~」と記者団にひとこと話すと、言葉とは裏腹に裏方の仕事を始める。一方、畑中将子はタオルをくれた真壁早苗に「あいつ、妙に粘り強いところあるから、加減が難しいんだよねぇ。まだ『組み立て』を教える段階じゃないからさあ……」と語り、棚橋の粘りにあきれていた。
第2試合タッグマッチ(30分1本勝負)
高村あかね(9分15秒体固め)藤田さつき
○大塚雪緒(タイガードライバー)フェリナス桂子●
大塚雪緒がDDTをフェリナス桂子に放り込んでフォール、これ藤田さつきがカットに入って事なきを得たが、直後に高村あかねの強烈なフライングニールキックをが藤田さつきに詐裂、藤田さつきが場外に転がり落ちると、大塚雪緒がフェリナス桂子にタイガードライバーを放り込んでフォール、3カウントを奪
った。
試合後、藤田さつきは記者団に対して「あれはまずかったね……まあ、でも今日はジュニアの強豪相手だったし、現状ではこれが精一杯」と、敗れてもサバサバした様子。
第3試合30分1本勝負
○フレデリカ・ストールマン(5分33秒・ストラングルホールド)辰巳智恵子●
フレデリカ・ストールマンは始めから辰巳智恵子を圧倒。途中、辰巳智恵子がドロップキックからフライングDDTをぶち込んだがカウント2で跳ね返し、コンビネーションキックなどを決めたフレデリカ・ストールマンは、最後はストラングルホールドでジ・エンド。
第4試合タッグマッチ(30分1本勝負)
高岩亜弓(8分42秒片エビ固め)梓実さくら
○真壁早苗( 神風 )D・エルフ●
途中、梓実さくらの豪快なパワーボムで高岩亜弓がフォールされかかるが、これを真壁早苗がカットに入って事なきを得ると、そのまま梓実さくらをドロップキック、さらにボディプレスを浴びせて場外に叩き出すと、高岩亜弓が場外へのダイビングボディプレスで梓実さくらを押しつぶす。
この間、D・エルフのダブルアームパワーボムが詐裂、今度は真壁早苗がカウント2.5まで追い込まれるが、ここから真壁早苗がエルボー2連発から高岩亜弓との合体のドロップキックをぶち込むと、最後はレッグラリアートをD・エルフに放り込んでフォール、試合を決めた。
試合後、勝利した高岩亜弓は「ざっとこんなものね。まあ、いつもやられっぱなしってわけにはゆかないし。梓実さくら? 小さいのが有利と思っているらしいけど、勘違いだって思い知ったでしょ?」と言いたい放題。真壁早苗は「D・エルフに勝てたのは嬉しいですね。まだまだ、真壁はこんなもんじゃないですよ」とニッコリ。
第5試合30分1本勝負
○山上あかね(10分49秒体固め・ファルコンギムレット)天野真琴●
序盤の小競り合いから5分過ぎ、お互いに勝負を決めにかかったのか同時にスパート。天野真琴が欧州式ツームストンパイルドライパーで山上あかねをカウント2.5まで追い込むと、山上あかねはスワンダイブ式F・ニールキックで天野真琴をカウント2.5まで追い込む。8分過ぎには天野真琴のサイクロンクラッチが極まるが、山上あかねは絶叫しながらこれをロープブレイクに持ち込む。その直後、山上あかねがドロップキックからラリアートを放り込むと、コーナーポストに上がっての身体を旋回させながらのミサイルキックを、立ち上がってきた天野真琴に文字通りねじ込んでフォール、3カウントをもぎ取って
しまった。
試合後、新しい必殺技に関する記者団の質問関して山上あかねは「あの技は、『ファルコンギムレット』と名付けましたので、よろしくね」と語っていた。
第6試合『NWWA・JFタッグ選手権』(時間無制限1本勝負)【18】
山本柳(16分29秒片エビ固め)鬼姫結梨花
○浜口風子( 風神 )ストーム水戸●
(山本柳&浜口風子が1回目の防衛に成功)
挑戦者の『レイジングウェイヴス』鬼姫結梨花&ストーム水戸がリング上で待つ真女マットの花道に、チーム『TRIP MACHINE』の山本柳&浜口風子が入場。とたんに、場内各所から大ブーイング! さすがに今日は真女ファンも『レイジングウェイヴス』を応援に回ったか?
だが、山本柳&浜口風子のあとに、セコンドとして登場したのは、先日引退表明をしたスナイパーシス
ターズとスティンガー美喜! これには館内にどよめきが起こる。
スナイパーシスターズは、「私達の魂を継ぐ者」として、『TRIP MACHINE』のふたりと連日スパーリングしているだけに、本人達と同様に緊張しているようだ。それに比べて、美喜は落ち着いた表情で「いつものようにやれば大丈夫。でも、その『いつもの』がタイトルマッチでは出来ないのよね~。だから、僕もベルトは巻いた事ないんだけど」と語り、『TRIP MACHINE』を落ち着かせるのに終始したとの事。
だが、対戦相手の『レイジングウェイヴス』ももっと緊張していたのか、序盤はお互いに動きが堅い。ようやく8分過ぎには堅さも取れてきたのか、鬼姫結梨花が浜口風子にフェイスクラッシャー、ストーム水戸が山本柳にトライアングルランサーを仕掛けるなど、王者組が押され気味。
13分過ぎ、鬼姫結梨花が山本柳にボディスラムからムーンサルトプレスで決めにかかったが、これを山本柳がかわして自爆させると、ジャンピングニーからバックドロップで場外へ鬼姫結梨花を叩き出す。
慌ててリング内におどり込んできたストーム水戸にも、『TRIP MACHINE』が合体技のサンドイッチ式エルボー&ジャンピングニーを食らわせると、浜口風子の強烈なドラゴンスープレックスがストーム水戸に詐裂。カットに入ろうとした鬼姫結梨花をエプロンサイド付近で山本柳がドロップキックで防いだが、ストーム水戸はカウント2.9で辛うじてこれを跳ね返す! 場内が大いに沸いたが、最後は浜口風子がダイビングェルボードロップをストーム水戸に決めて、ジ・エンド。
試合後、記者団に対して浜口風子は「勝ったぞ一! でも、ドラゴンスープレックスで決めたかったね」と上機嫌。山本柳も、「これで6月28日に改めて挑戦出来ますかね?」と、6月28日に行われるTENDER主催の「goddess mania」で、善女の綾瀬友美&笹淵愛と戦う事を示唆した。
一方、敗れたストーム水戸は、「それにしても参ったわ、あのセコンドには(苦笑)。あの2人で無言のプレッシャーでも掛けようとしたのかね? アイツら。だとしたら情けない話なんだけど。まあ、負けは負けだからね。これで、JFに関しては終わり。これで一回はベルトに挑戦したわけだし、何時までもJFに拘っててもしょうがないし。とにかく、これでしばらくレイジングウェイヴスも休止だね。結梨花のWWPLでの立ち位置の問題とかもあるから。要は、何時までもあたしの我が儘でよそ様の選手を引っ張り回すってわけには行かないって事。ま、あくまで休止、何時復活するかは判んないけど」とコメント。また、鬼姫結梨花も「そうですね、水戸さんの言う通り、越境タッグなのでずっとこのまま動<わけに行かないですから、ひとまず休止と言うことで。それにしても残念ですよ~。あ~あ、勢いはよかっだのにな~。万が一次の試合で……て、試合もう始まってるのか。この試合で命ちゃんが勝ったらTENDERにJFが集中しちゃうわけですよね。よし、鈴木さんを応援しちゃいましょう。それはともかく、悔しいです。もっと強くならなくちゃいけませんね。わたししばらくメジャーな大会には出られないと思いますけど、もし興味を持ってくれた人がいれば、WWPLのホームページでわたしの情報見て下さい(笑)」と語っていた。
第7試合『NWWA・JFシングル選手権』(時間無制限1本勝負)【14】
○命(15分25秒・スモールパッケージホールド)鈴木アグリアス●
(命が第3代NWWA・JFシングル王者となる)
この試合の開始前にスティンガー美喜にインタビューを試みたところ、「命ちゃんは現時点、何もいう事は無いわ~。全て順調よ。だからこそ、ここで勝ちきれるか? 内容より結果を楽しみにしてますよ
~」と語っていたが……。
試合は序盤、鈴木アグリアスが珍しく相手の様子を見るファイトを展開。これに対して命は積極的にボディスラム、エルボーから、アキレス腱固めとグラウンド戦に持ち込む。
8分過ぎ、命がフライングメイヤーを決めたところで鈴木アグリアスが場外に逃げ出し、場外乱闘に発展。ここで、鈴木アグリアスが鉄柱攻撃から場外マットでのパワースラムを見せるなど大暴れ。これで流れを掴んだ鈴木アグリアスは、命をリングに引きずり戻すと、そこからスパート。ランニングエルボーからの押さえ込みでフォールを狙うが、これを命がカウント2で返すと、ボディスラムから、相手をロープに振ってのコブラツイスト! ギリギリ縞め付ける鈴木アグリアスだが、命はこれに耐えながら強引に外すと、エルボー3連発から反撃開始。
ブレンバスターからサッカーボールキック、そしてお返しとばかりにコプラツイスト! これは鈴木アグリアスが何とか外したが、直後に、命が奥の手である丸め込み技を決めて見事な勝利をあげた。
終了直後、鈴木アグリアスがマットを叩いて、珍しく悔しさを露わにしていたのが印象的だった。
試合後、詰め寄る記者団を振り払いながら、鈴木アグリアスは「悔しい!」と一言だけロにして控え室に引き上げた。
第8試合タッグマッチ(45分1本勝負) ・
ジェニー野上(9分39秒片エビ固め)セリア・エンジェル●
○飯塚リカ( ゼロキャノン )ザ・スパイク
JCT以来、タッグチームとしてほぼ無敵状態の『JBドールズ』。この日はセリア・エンジェルとザ・スパイクのパワーファイトに押され気味ながらも縞かいタッチワークと合体技でこれを凌ぎ、7分過ぎにはセリア・エンジェルがエンジェルバスターでジェニー野上を捕らえるが、これを飯塚り力がカットすると、すかさずサンドイッチラリアートからミサイルキック式ダブルインパクトをセリア・エンジェルに決めてフォール、カットに入ったザ・スパイクをジェニー野上がコブラツイストで防いでジ・エンド。
試合後、ザ・スパイクは「上には上がいる。悔しいが仕方がないね」と脱帽状態。
第9試合30分1本勝負
○小縞聡美(13分05秒体固め・パワースラム)坂倉宏子●
坂倉宏子は大車輪キックやフライングメイヤー、フライングネックブリーカードロップなど多彩な技を見せて小縞聡美を翻弄。やりにくそうな小縞聡美だったが、このひ、セコンドに入っていた北都ひろみが「聡美! 相手に合わせない、マイペースよ!」と叫ぶと我に返ったようにスパート。投げ捨てジャーマンからダイビングエルボードロップでフォール、坂倉宏子がこれをカウント2.5で跳ね返すと、さらにラリアートからバックドロップを見舞って、最後は十八番のパワースラムで轟沈。小縞聡美が勝利をもぎ取った。
試合後、記者団に対して「坂倉? ふん、飛んだり跳ねだり、出来の悪い荒谷(久美)のコピーみたいなモノじゃない。大したことないわよ」と答え、それにしては押されていましたね、との記者の言葉に「うっさいわね!!」と怒鳴って控え室に引き上げた。
メインエベント『NWWA世界ヘビー級タッグ選手権』(時間無制限1本勝負)【29】
○ジェナ・メガライト( 21分46秒 )中西葵
クリス・モーガン(ジャーマンスープレックスホールド)永田挑子●
(ジェナ・メガライト&クリス・モーガンは第7代NWWA世界ヘビー級タッグ王者となる)
館内に『DONG-TEPO NO. 1』のミュージックが流れ始めると、市ケ谷麗子がジェナ・メガライト&クリス・モーガンを引き連れて花道に登場。大歓声と、同じくらいの音量のブーイングが、ディファ有明を揺るがした。
リングに上がると、市ケ谷麗子はマイクを片手にアピール開始。「オーッホッホッホホホ!! 世界最強のふたりが、この私に力を貸していただけますわ。待遇改善ですって? 生意気なロは、このふたりが粉砕してから吐<のね。オーッホッホッホホホ!!」といつもの高笑い。
これに対して、『檄! 帝国華撃団』のテーマで登場の中西葵&永田挑子。『真女正規軍』と背中に書かれたガウンを羽織っての入場となった。放送席のそばにやってきて、マイクを掴んだ中西葵は、「リングにいちいちしやしゃり出て来るんじゃねえ、市ケ谷! あんたはオーナーとしてディスクワークに専念していろってんだ!」と挑発。永田挑子も「そんなロートルの元チャンピオンで、この私を倒せるとでも?おーっほっほっほほほ! 片腹痛いですわ」とやり返す。
この台詞に怒ったのか、クリス・モーガンが場外の中西葵にいきなりトペを見舞い、大混乱のうちに試合開始のゴングが打ちならされる。
クリス・モーガンは中西葵を鉄柱攻撃から鉄柵への叩きつけ、さらにパイプイスのフレーム部分で叩きつける掟破り(?)の戦法で先制攻撃。また、ジェナ・メガライトも永田核子をエプロンサイドで投げ捨てジャーマンからストンピングの嵐。
機先を征した外人ペアだが、リング上では次第に王者組が押し始める。10分過ぎには中西葵のランニングラリアートがドンピシャにクリス・モーガンを捕らえてカウント2、12分過ぎには永田挑子がジェナ・メガライトを永田ロックIで絞めあげ、クリス・モーガンがカットに入る。
だが、17分過ぎからクリス・モーガンが満を持してスパート、中西葵にアックスボンバーをぶち込むと、パワーボムでカウント2、さらに起きあがってきた中西葵にトゥールハンマー(ダイビングアックスボンバー)を決め、中西葵は場外に転がり落ちる。ここでクリス・モーガンが場外へのギロチンドロップという荒技を見せて中西葵を轟沈。
この間に、ジェナ・メガライトは永田挑子のバックドロップホールドをカウント2で跳ね返した後、ラリアートに来た永田核子に強烈なカウンターキックを食らわせた後、パワースラム、投げ捨てパワーボム、投げ捨てバックドロップから最後は急角度のジャーマンスープレックスホールド!! カウント3が入って、ついに試合が決まった。
ベルトを受け取ったジェナ・メガライトとクリス・モーガンはリング上で拳を突き上げ力を誇示。市ヶ谷麗子は再びマイクを片手に「中西~! 永田~! まだまだその程度で待遇改善などとは笑止千万!出直して来るが良いわね、オーッホッホッホホホ!!」と高笑い。
試合後、記者団に取り囲まれたジェナ・メガライトは「ははは。まだまだ1対1ではあいつらに負けないってことさ。今日は上手く相手を分断できたからね。日本に来たついでだ、あの生意気な『JBドールズ』に、いずれリベンジさせて貰うと伝えてくれ」と上機嫌。また、クリス・モーガンは「社長業が忙しい私を、選手としても働かせて殺す気か?!」と笑い飛ばした後「せっかく手に入れたベルトだから、ジェナ・メガライトとしばらくは仲良<して防衛して行きたいね」と語って、ジェナ・メガライトと握手する。そう言えばこのふたりはシングルでは長らくライバルだった関係。果たしてこのタッグ、今後はうま<行くのだろうか?
一方、敗れた中西葵は「畜生! さすが百戦錬磨の相手だったよ。今日のところは負けを認めてやる」と吼える。また、永田核子は「悔しいですけれど……やはり、現状の私では、葵の足を引っ張ってしまいますわね……でも、『真女華撃団』には、葵の相方を務められる選手は他にもおられますから。この敗戦を機に、色々やらせて貰いますわ」と、すでに今後のことに頭を切り換えている様子だった。
(担当記者:枕崎秀樹)
【コメントなど協力:騎馬こーら様、えびえび様、badman様】