★★★4月/5月『NAVIGATION FOR PROGRESS』シリーズ★★★
◇4月15日(日):下関市体育館:試合開始午後1時:観衆3288人(満員)

第1試合『着ぐるみデスマッチ』(20分1本勝負)
○岡嶋千尋(12分48秒・スコーピオンデスロック)KUMA●

 『キラーヒグマ』のKUMA対『グレート鹿』の岡嶋千尋の着ぐるみ対決。『とき○きメモ○アル』からのネタだというのは解る人には解るが(苦笑)。6分過ぎにお約束の『宇宙人』の乱入(着ぐるみの中身の選手は不明)があって一時は三すくみの状態となったが、『キラーヒグマ』と『グレート鹿』がドリルパンチならぬダブルラリアートで『宇宙人』を場外ノックアウト。
 試合は、『キラーヒグマ』のKUMAにタックルを決めた『グレート鹿』の岡嶋千尋が十八番のサソリ固めでジ・エンド。着ぐるみ対決を制した。

第2試合『B2K対猫軍団』(30分1本勝負)
○まねきねこ君子(  8分18秒)バーニング平●
 イチカラットASAMI( 体固め)島津姫久
 服部プチ子(ねこちょっとらんぶ)鳥嶋くるみ

 『猫軍団』が久しぶりの結集。入場テーマには『獣女(真サムライスピリットより)』が流れ、キャットファイター3名がリング上でまねきねこのポーズ。一方、『B2K』はグリーンブルマーのグラン陽子をセコンドに、ブラックブルマーのバーニング、平レッドブルマーの鳥嶋くるみ、ピンクブルマーの島津姫久『ぶるま~ず』の曲に乗って登場。リング上で「ブルマーファイト!」の掛け声と共にポージングを決めて観衆にアピール。
 試合は、まねきねこ君子と鳥嶋くるみがラリアートでぶつかり合ったときにアクシデントが発生し、右腕を押さえてうずくまる鳥嶋くるみ。バーニング平が慌ててまねきねこ君子に突進したが、まねきねこ君子はボディスラムからコンビネーションキックをバーニング平に放り込んでフォール、カットに入った島津姫久をイチカラットASAMIと服部プチ子がふたりがかりで飛びついて防ぎ、ジ・エンド。

 だが、直後にセコンドのグラン陽子と、花道から駆けつけた『DIA』の蒼樹玲奈が乱入して、『猫軍団』をリング上がら叩き出す。ブルーのブルマー姿で登場した蒼樹玲奈はマイクを片手に「……ボクも、ここで戦わせてください!」アピール。バーニング平らとガッチリと握手して、『B2K』はここに、また新たな仲間を得た。
 なお、鳥嶋くるみは右腕の亀裂骨折、全治2~3週間と診断され、5月の善女シリーズ参戦には支障なさそうだ。

第3試合 30分1本勝負
○藤島瞳(10分24秒体固め・カナディアンバスター)影山真琴●

 三冠ジュニアチャンピオンの藤島瞳の要求で実現したこの試合は、序盤から押しまくる藤島瞳に対して、4分過ぎに影山真琴がお約束の赤色の毒霧を吹きつけ、ドロップキックからコーナーに追い込んでの殴る蹴るとラフファイトに持ち込み、場外に叩き出すと、パイプイスを叩きつけるなど、試合のペースを引き寄せる。だが、地力に勝る藤島瞳は8分過ぎからスパート、DDT、フライングニールキックから、最後はカナディアンバスターでフォール、3カウントを奪った。

 レフリーの千本松隼人が藤島瞳の右手を差し上げたとき、観客席から立ち上がり、放送席にやって来たふたり組……『DIA』のルナ・マリーナと稲葉ましろだ。
 ルナ・マリーナは「おいチャンピオンはん。なんか騒がしいようやから見にきてやったで。ま、なんとか頑張っとるみたいやな。ええか、あんたはウチの獲物やから、ヘンなとこで価値落とさんといてや。5月にまた来るさかい……それからそっちの黒いの! なんかおもろいことやっとるやん。ま、ただ、そいつはウチが先約済みの獲物やから。倒したって何にもならへんで。ま、頑張ってくれや」とマイクアピール。
 いきなり乱闘かと思われたが、セコンド陣が必死で藤島瞳、影山真琴、ルナ・マリーナを押さえて事なきを得たが、ルナ・マリーナの挑発で5月のジュニア戦線が風雲急を告げてきた。

第4試合『D-Jジュニアタッグリーグ・Cブロック公式戦』(30分1本勝負)
 富沢レイ(21分32秒片エビ固め)NANA
○グラン陽子(     グランDDT)楠梢●
[勝ち点8]             [勝ち点6]

 ともに公式戦3勝2敗で迎えた最終戦となる顔合わせ。最近好調の富沢&陽子組が有利と思われたが、序盤からペースを握ったのはNANA&楠組。陽子、富沢をスピードと早いタッチワークで翻弄し、試合開始から10分は一方的に試合を進めていく。
 12分過ぎにはNANA&楠の合体ダイヤモンドカッターが陽子にクリーンヒット。富沢がカットに入るが、待ち構えていた楠の必殺スピニングバックナックルをくらってこん倒。それでも陽子がカウント2.5で返し、どうにか猛攻をしのぐ。
 その後陽子がNANAにDDTを決めてどうにかピンチを脱出して持ち直す。
 15分過ぎからはようやく善女タッグが猛攻。NANAには富沢&陽子のダブルミサイルキックから陽子がノーザンライトスープレックスを決め、次いで楠にも富沢がスコーピオンデスロックを決めるが、NANAも楠も必死に粘って勝負を決めさせない。
 19分過ぎ、NANAが一瞬の隙をついて陽子にドラゴンスープレックス! さらにそのままフロントドラゴンスープレックス! NANAのコンボ技、双龍が完ぺきな形で陽子に入る! 富沢がなんとかカットに間に合うが、動けない陽子をよそにNANA&楠の合体ブレンバスターを決められ、場外へと追い払われる。
 続けてNANAから代わった楠が陽子にローリングソバット!! しかし飛ばされた陽子が、ロープに跳んだ反動でラリアート! 続けて楠をコーナーへホイップし、自らポストに上がってから必殺のグランDDT(スイングDDT)!! コーナーのNANAを富沢が引きずりおろし、陽子が強引に楠を押さえ込んでカウント……3!! 最後はグラン陽子が楠を沈め、どうにか勝利をおさめた。

梢 「これだけハイレベルな中でのこの結果には、満足しとります。ありがとうございました」
NANA 「これから、もっと強くなって今回負けた皆さんにも勝てるようになりたいです~」

※コメントでbadmanさんの協力をいただいています。

第5試合 タッグマッチ(30分1本勝負)
○キューティ金井(9分07秒片エビ固め)エンフェルメラ蘭々●
 シスター・リリス(   ミサイルキック)ミルキィ・クロコップ

 Kー1戦士のミルキィ・クロコップが緊急参戦。エンフェルメラ蘭々とのコンビは少しギクシャクしたところがあったが、その強烈な掌底、キックにシスター・リリスフォールを奪われ掛けるシーンも。最後は、キューティ金井の飛び技でエンフェルメラ蘭々を沈めてジ・エンド。
 試合後、ミルキィ・クロコップは「プロレスはキャッチみたいなモノだと聞いたが、まるで違うな? まあ、これから色々勉強させてもらうよ」と、通訳を通じて記者団にコメントしていた。

第6試合『エンジェリックレイヤー・島津七瀬試練の3番勝負』(30分1本勝負)
△島津七瀬(13分43秒・両者場外リングアウト引き分け)マイティ祐希子△

 ユニット『TWENTY-ONE』同士の一戦。マイティ祐希子は、昨年8月頃に『週間エンジェルス』の取材に応じて「今、一番戦ってみたい若手選手」のひとりとして、島津七瀬の名前をあげていた。
 ゴングと同時にガッチリとファンダメンタルポジションで組み合ったふたりは、ボディスラムや逆水平チョップ、ドロップキックにスリーパーホールドと小技の展開。7分過ぎ、先に仕掛けたのはマイティ祐希子。フライングニールキックからバックドロップに落としてカウント2。さらにコーナーポストからミサイルキック。しかし、島津七瀬はこれをドラゴンスクリューで切り返し、さらにDDT、ラリアートと反撃。お得意のだるま式ジャーマンを見せたが、カウント2でマイティ祐希子は返すと、ボディスラムからコブラツイストで絞めあげる。
 試合は、13分過ぎにミサイルキックで場外に吹き飛ばされた島津七瀬に対して、追い打ちのプランチャーを浴びせたマイティ祐希子がリングに戻ろうとしたときに、島津七瀬が根性でマイティ祐希子にしがみついてのバックドロップを浴びせる。結局、このままふたりとも20カウント以内にリングに戻れず、場外リングアウト引き分けとなった。

 3番勝負を終えた島津七瀬は「良い勉強になりました。でも、その、うぬぼれじゃないんですけれど……かすかに山の頂上が見えてきた気がします」と、トップエベンターたちに対する手応えを掴んだ模様。
 一方、マイティ祐希子は「現状ではこれが精一杯よね。あたし? 違うわよ、七瀬ちゃんのことよ」と、苦笑しながら答えていた。

第7試合 30分1本勝負
○ドリア・アスラフィル(10分21秒体固め・ドリルアホールパイルドライバー)桜木雪乃●

 ゴングと同時に積極的な攻防を見せるふたり。7分過ぎには破錠槌をクリーンヒットさせた桜木雪乃が、仕懸面影(後ろ十字背負い投げ)からフォール、これをドリア・アスラフィルがカウント2.5で跳ね返すと、天狗勝(裸絞め)を決める。だが、もがくドリア・アスラフィルは強引に桜木雪乃の腕を剥がすと、掌底からローキックを放り込むと、ジャンピングラリアートというアメリカでも見せない打撃技でなぎ倒し、さらにパワースラムで逆にフォール。カウント2で返されると、すかさずドリルアホールパイルドライバー! この必殺技で試合を決めた。
 試合後、ドリア・アスラフィルは「最近日本では格闘技ブームということらしいけれど、アメリカンプロレスが最強であることを証明できたかしら?」と、余裕のコメントを記者団に残して、控え室に引き上げた。

メインエベント タッグマッチ(60分1本勝負)
○結城千種(      14分25秒体固め)ボンバー来島
 ランガ綾木(ダイビングエルボードロップ)ソニア稲垣●

 『A☆F』の中堅選手ふたりをそれぞれにパートナーとする珍しい組み合わせ。だが、ソニア稲垣は遠慮することなく全力ファイトを見せる。試合は、ソニア稲垣のダブルアームスープレックスホールドをカウント2で返した結城千種が、投げ捨てのバックドロップからエルボーを見舞ってフォール。
 試合後、ボンバー来島はランガ綾木に対して「相変わらずよくわからねえやつだよ」と、やりにくい相手であることを認めていた。
            (この項、広沢支部)

   【第4試合『D-Jジュニアタッグリーグ』の内容は、Kたに様に作って戴きました】