★★★4月/5月『NAVIGATION FOR PROGRESS』シリーズ★★★
◇4月 8日(日):岡山武道館:試合開始午後1時:観衆3478人(満員)

 第1試合開始前、まねきねこ君子が復帰挨拶にリング上へ。根強いファンが大阪からも駆けつけ、「CAT’S EYE」の入場テーマが流れると、「君子~」と声援が飛ぶ。 「今日は君子さんのお祝いに来ました」という東福寺まるちや、グラン陽子らから花束を受け取ったまねきねこ君子は、「今日からまたリングに上がって暴れるにゃ! 『猫軍団』をよろしくにゃ!」とアピール、観衆に手を振っていた。

第1試合 タッグマッチ(20分1本勝負)
○バーニング平(10分12秒体固め)イチカラットASAMI
 鳥嶋くるみ(   タイラトルネード)服部プチ子●

 『B2K』VS『猫軍団』の戦いは、親猫(?)のまねきねこ君子の復帰初戦とあって張り切るイチカラットASAMIと服部プチ子が合体の「目からビームダイヤモンドストライク」で鳥嶋くるみをノックアウトするが、バーニング平がイチカラットASAMIを場外に放り投げ、服部プチ子に縦回転式ニールキックを浴びせてジ・エンド。

第2試合 15分1本勝負
○シスター・リリス(6分44秒体固め・ムーンサルトプレス)東福寺まるち●

 まねきねこ君子が休養する前は五分の力関係だった東福寺まるちとシスター・リリスだったが……東福寺まるちのマルチプルタイパンパをかわしてのシスター・リリスのスワンダイブ式ドロップキックからのムーンサルトプレスが決まってジ・エンド。

第3試合『まねきねこ君子復帰記念試合』(30分1本勝負)
○まねきねこ君子(7分22秒体固め・ごろごろあたっく)島津右京●

 黒いレスリングスーツに身を包み、さながら黒猫を思わせるキャットダンスを披露しながら入場してきたまねきねこ君子。F1シーズン到来でマットは久しぶりの島津右京を相手に、ねころけっとぱんち、ねこちょっとらんぶなど、マイペースに巻き込む。最後は、ごろごろあたっくが島津右京を直撃、まねきねこ君子が復帰初戦を飾った。
 試合後、記者団に囲まれたまねきねこ君子は「休んでいる間に随分色々な人が出て来たにゃ。対戦が楽しみにゃ! 『猫軍団』はこれからにゃ。頑張るにゃ~!」と、息を弾ませながら答えていた。

第4試合 20分1本勝負
藤島瞳(8分55秒・ノーコンテスト)岡嶋千尋

――ジュニアヘビーに新たな嵐――
 この試合、藤島瞳が真女の岡嶋千尋とのシングル戦とあって、観衆の注目を浴びていた。7分過ぎ、藤島瞳のフライングニールキックが決まったとき、館内に突然、入場テーマ曲『Kiss in the DARK(奥井雅美)』が流れだし、花道からひとりの女子レスラーがリングに駆け込んできた。
 黒のサングラスに黒の皮ジャン、黒のジーンズという全身黒尽くめ、髪だけは茶色系のメッシュで登場した彼女は、『WOLF』でヒールとしてならした影山真琴。突然の登場に館内は騒然となった。

 影山真琴は、放送席のワイヤレスマイクを奪ってリングエプロンに上がり、「これが善女のジュニアヘビーの試合か? 魅力ねぇな!」と、試合中の藤島瞳と岡嶋千尋を挑発。
 これに突っかかってきた藤島瞳に対して、赤色の毒霧を吹きつけ視界を塞いだと同時に、そのまま場外に引きずり降ろして蹴りを連発、止めにかかった岡嶋千尋にも、観客席から椅子を奪い取って叩き付ける。セコンドの鳥嶋くるみら若手選手が止めにかかるが、それを蹴散らして、観衆からのブーイングに対して再びマイクアピール。
「いいか! 来週から、この影山真琴様が善女のジュニアヘビーに恐怖と戦慄を与えてやるよ! はぁん? ブーイングかい? いいねぇ……あたしにとっちゃこれこそエネルギー源だねぇ! ま、ともかく楽しみにしてな! あーはっはっはっはっは!!!」
 この混乱で、試合はノーコンテストとなった。

 試合後、藤島瞳は怒り心頭で「岡嶋さんとの試合は楽しみにしていたのに、影山とか云ったわね? 覚えてらっしゃいよ!」と記者団にぶちまけていた。
 影山真琴の参戦で、善女ジュニア戦線は新たな展開を見せるのか? 今後の成り行きを注目したい。

第5試合『D-Jジュニアタッグリーグ』(30分1本勝負)
○富沢レイ(9分46秒片エビ固め)小川ひかる
 グラン陽子(   ブレンバスター)篠原みずき●
 [勝ち点4]           [勝ち点2]

 試合早々、火花をぶつけあったのは富沢と小川。富沢がボディスラムからのスリーパーを決めれば、小川も延髄斬りからのフェイスロックを決めるなど互角の戦いを見せる。
 しかしこの日の主役は、公式戦ではいまひとつ不調だったグラン陽子。ホームリングでの声援をバックに素晴らしい動きを披露する。篠原、小川に相次いで華麗な空中殺法やスープレックスを連発し、余裕のアピールも出るなど、一方的な試合展開で観客を沸かせてみせた。
 結局、最後は富沢のブレンバスターが篠原に決まったところで、あっさりカウント3が入って試合は終了。善女タッグがホームリングで底力を見せつけた。

 試合後、富沢レイは「なんかまたうるさいのが入ってきたわね」と、自分の試合より先の乱入してきた影山真琴が気になる様子。グラン陽子は「ひかるはんからフォールを取りたかったけど、それは欲張りかな? メッツの新庄も頑張ってるし、うちもこれからやでぇ!」と気勢を上げていた。

第6試合 タッグマッチ(30分1本勝負)
○ソニア稲垣(                13分33秒)KUMA●
 ランガ綾木(ダブルアームスープレックスホールド)島津姫久

 無表情なランガ綾木が、ボケーとした表情の島津姫久と場外で、ゆっくりとしたテンポで平手打ち合戦という訳の分からない攻防を繰り広げている間に、リング上では、KUMAのコーナーポストからのダイビングボディプレスをかわして自爆させたソニア稲垣が、すかさずスープレックスでピンフォール。

第7試合『エンジェリックレイヤー・島津七瀬試練の3番勝負』(30分1本勝負)
○桜木雪乃(10分13秒・天狗勝)島津七瀬●

 島津七瀬はお得意の投げをあまり使わず、ラリアートやドロップキックなどパワー系と飛び技系主体のファイトを見せる。これもマイティ祐希子仕込みなのか? 7分過ぎには桜木雪乃の必殺技・破錠槌をかわし、館内のどよめきを誘ったが、最後は高速のバーニングハンマーから裸絞めで桜木雪乃が絞め落としてジ・エンド。

メインエベント 6人タッグマッチ(60分1本勝負)
 ドリア・アスラフィル(13分24秒)結城千種
 マイティ祐希子(   片エビ固め)キューティ金井●
○ボンバー来島(  チョークスラム)エンフェルメラ蘭々

 ヘビー級6選手によるど派手なパワーファイトが展開。8分過ぎからドリア・アスラフィルが結城千種と場外ファイトを仕掛けて乱戦となり、リング上ではマイティ祐希子とボンバー来島がエンフェルメラ蘭々に合体技のダブルインパクトを決めてノックアウト、そのままキューティ金井にボンバー来島がナパームラリアートからチョークスラムに叩きつけてフォール、カットに入ろうとした結城千種をドリア・アスラフィルがリングサイドで押さえつけてジ・エンド。
 試合後、ドリア・アスラフィルは「結城千種を倒して必ず三冠ヘビーを戴くわ。すべてはそれからよ!」と、(デューク・フレアースとの件に関する)記者団の質問ぜめをかわしていた。

             (この項、広沢支部)

【第5試合『D-Jジュニアタッグリーグ』の内容は、Kたに様に作って戴きました】