★★★どさんこ女子プロレス/藤子組・合同旗揚げ戦★★★
◇3月31日(土):札幌中島体育センター:試合開始午後6時:観衆6448人(満員)

第1試合『K-1ファイト』(1R3分・3R)
○リオン・レーヌ(判定3-0)根来純香●

 激しいファイトだがお互いに決定打を打ち込めず、3Rフルタイムによる判定にもつれ込んだが、意外な結果に根来純香ががっくり。

第2試合『敗者水着剥ぎ取りデスマッチ』(20分1本勝負)
○後野まつり(8分44秒・チキンウイングアームロック)秋山カレン●

 前半は投げ技中心で押しまくっていた秋山カレンが6分過ぎにはノーザンライトスープレックスを後野まつりに放り込む。これをかろうじてカウント2.9で返した後野まつりが逆水平チョップからスリーパーホールドに捕らえると、ロープブレイクした秋山カレンになおもラリアートを放り込んで最後は必殺のチキンウイングアームロックでギブアップを奪った。
 満員の観衆の中で裸にひん剥かれた秋山カレンは「今度はそっちの番よ!」とリベンジを誓っていた。

第3試合『どさんこレディス・リーダー決定戦』(10分1R)
△遠藤冴子(10分00秒時間切れ引き分け)紅京子△

 『藤子組』の中核をにない、レディースを気取るふたり、どちらが北海道を牛耳るかを賭けた1戦は、バリートゥードに近いルールでほとんど何でもありの10分1R・KOまたはギブアップのみというルールで行われた。
 序盤から激しい殴り合いでマウントポジションを取ったり取られたりの攻防は、やや遠藤冴子が押し気味ながらも10分間で決着が付かず引き分けとなった。
 試合後「もう10分やらせろ!」と吼える遠藤冴子に対して、「こんどは『竹刀ファイト』で決着を付けてあげる!」とやり返す紅京子。このふたりの争いは今後の『藤子組』の見所となりそうだ。

第4試合『地対空! 同期対決』(30分1本勝負)
草薙ひよこ(無効試合)木村華鳥

 マニアックなプロレスファンに人気の高い両者の激突、「投げ」の草薙ひよこか「飛び」の木村華鳥かと、注目されていたカードだったが、ゴングと同時に、花道からいきなり登場した外人レスラーコンビが乱入。草薙ひよこと木村華鳥に襲いかかった。
 何を隠そうこのふたりは、『姫神』のアニー・ブレアとシンディ・ギブソン。アニー・ブレアが草薙ひよこに鉄拳パンチからフェイスロックに極めると、シンディ・ギブソンは木村華鳥の脳天をギターでぶん殴ったあとデンジャラスなバックドロップを見舞う。

 ひとしきり乱闘したあと、放送席のマイクをぶんどったふたりは、『姫神のお偉いさんにここの興業を潰してくれって頼まれたんだよ!!』『前金でもらってるからサボるワケにはいかなくてね。恨むなら姫神の連中を恨みなよ!!』という内容を英語でマイクアピール。駆けつけた『どさんこプロレス』の社長・井上美香は「でめえら、こんな事してただですむと思うな!」と怒鳴って、大乱闘の様相を見せたが、ドラゴン藤子やマイティ祐希子らが止めに入り、混乱はようやく収まった。
 思わぬハプニングに、観衆もヒートアップ。この事件が今後どういう展開を見せるのか注目される。

第5試合『ジュニアタッグ王者、見参』(30分1本勝負)
 コニー・ゲリファルテ(  14分29秒体固め)金森麗子●
○マルガリータ・ゲレーロ(マルガリータプレス)井上美香

 やはりこのふたりは犬猿の仲? 昨年秋からインディー団体で吹き出していた金森麗子と井上美香の一連の抗争は冬に一旦手打ちがなされたはずだったが、この日、タッグを組んだものの全くちぐはぐな状態。井上美香がマルガリータ・ゲレーロにナイヤガラドライバー、金森麗子がコニー・ゲリファルテにムーンサルトプレスを浴びせるなど、個々には良い動きが見られたが、終わってみるとマルガリータ・ゲレーロの前方3回転式ボディプレスでジ・エンド。
 試合後、控え室前で井上美香が「しっかりしろよてめえ!」となじると、金森麗子も「あんたのサポートがダメダメって事でしょ!?」とやり返す。こんなふたりがトップを張る『どさんこ女子プロレス』の今後に注目したい。

第6試合『K-1ルール最強者決定戦』(1R3分・5R)
○アンソワーズ・フォード(判定2-1)ミルキィ・クロコップ●

 元警察官のミルキィ・クロコップはK-1ヨーロッパ準優勝の強者だ。『藤子組』の看板選手としてドラゴン藤子が引っ張ってきただけあって、その強さは際だっている。
 だが、この日は、スケルトン・レディのリングネームで長くファンを魅了した元真女ヘビー級の中堅選手、アンソワーズ・フォードも元気いっぱい。蹴り技を主体にした激しい戦いは、3Rにミルキィ・クロコップ、4Rにアンソワーズ・フォードが1回ずつダウンを喫すも、決定打がなく判定にもつれ込み、アンソワーズの辛勝。
 このふたり、良いライバルとなりそうだ。

メインエベント『旗揚げ記念特別試合・今回限りのドラゴン復活』(30分1本勝負)
○ドラゴン藤子(16分33秒体固め)マイティ祐希子●
 ブレード上原(   パワースラム)ビューティ市ヶ谷

 そして、ついにあの伝説の王者が今日一日限りではあるが、天使達のマットに帰ってきた。日本の女子プロレスの創生期、IWWFのアジアヘビー級シングル王者として君臨していたあのドラゴン藤子が、深紅のレスリングスーツを身にまとい、ブレード上原を従えてリングに立った。「ふ・じ・こ! ふ・じ・こ!」と観衆から一大コールが沸き起こる。
 試合は、8分過ぎから仲たがえしたマイティ祐希子とビューティ市ヶ谷が、対戦相手を無視して3分間に渡ってファイトする一幕もあり、笑いを取りながら明るく楽しいプロレスを展開。ドラゴン藤子もかつての必殺技であるドラゴンスープレックスホールドをビューティ市ヶ谷に放ってカウント2.9まで追い込み、ビューティ市ヶ谷を慌てさせる。
 結局、マイティ祐希子が勝ちを譲る形でドラゴン藤子のパワースラムで3カウントを奪われて、ジ・エンド。終了後、リング上でドラゴン藤子は大観衆に挨拶を行い、「今日はたくさんの方々に来ていただいて有り難うございます。『どさんこ女子プロレス』と『藤子組』を今後ともよろしくお願いいたします」と締めくくって、この旗揚げ戦を無事終了した。

             (この項、枕崎秀樹)


★★★YA☆MA☆TA☆I・旗揚げ戦★★★
◇3月31日(土):福岡天神ベストホール:試合開始午後6時:観衆421人(超満員札止め)

第1試合 30分1本勝負
○バッファロー大原(13分23秒体固め・バッファローラリアート)沢登真美●

第2試合 30分1本勝負
○ネプチューン亜久(14分11秒・ハイジャックバックブリーカー)中林小百合●

第3試合 30分1本勝負
○大高はるみ(17分48秒エビ固め・パワーボム)長谷川美由紀●