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2016年10月26日-11月18日
こんにちわ。
トロントがあるカナダのオンタリオ州ではお酒に関する厳しいルールがあります。
とはいえ、普通に暮らしている上で知っておかないと行けない基本ルールは下の3つくらい。
お酒の販売はLCBO(酒屋)と一部の許可を得た店舗でのみ。
屋外での飲酒は禁止。
IDの提示を求められたら必ず従う。
オンタリオ州で一般人の私たちがお酒を買えるのはLCBO(エルシービーオー)という日本でいうリカーショップ。
(カシスリキュール)
街の至るところにありますが、規模はそれぞれ違うため、大きい店舗の方がやはり品揃えは良いです。
(9ドル近くするソジュ)
4年前に私がカナダにいた頃にはこのLCBOでしかお酒は買えなかったのですが、法律が少し変わって、今では一般のスーパーでもお酒を取り扱っているところがあります。
また、LCBOの他にもワインやビールに的を絞ったお店もあり、そういったところでも購入することができます。
ただ、営業時間も短い店舗があったり、祝日には営業していない店舗が多いため、みんなこぞって祝日前にお酒を買いにLCBOへ殺到。
そのため、入場制限がかかる店舗もあるほどのすごい行列ができたりします。
コンビニ、スーパー、自動販売機。いつでも、どこでもすぐにお酒が手に入る日本と比べてしまうと少し不便かもしれませんね。
また、基本的に屋外での飲酒は禁止されているため、海や公園でバーベキューしながらビールなんていうのももちろんアウトです。
そのため、開封済みのボトルやビールを持って外を徘徊するのも見つかれば処分の対象になるはずです。
そんなオンタリオ州。
バーやクラブへ行くとIDの提示を求められます。(若く見えれば)
その時に有効なのは
パスポートの原本
オンタリオ州発行の身分証明
基本的にはこのどちらかです。
パスポートのコピーではもちろんダメです。日本の身分証明証も、国際学生証なんかも効力はありません。
かくいう私もパスポートのコピー、国際学生証で試みたことがありますが、ダメでした。
お店によっては、1人がIDを持っていないだけでお店を追い出されたこともあります。
超シビアです。
そのため、私が先日カナダ到着後に取得したオンタリオ州のフォトカードが役に立ちます。
フォトカードはもちろん、オンタリオ州発行のIDとしてバリバリ効力を発揮してくれますよ。
ちなみに、オンタリオ州での飲酒は19歳からですが、仕事としてお酒を取り扱うのは18歳から可能です。
このようにお酒に厳しいオンタリオ州。
さらに、お酒を提供する側になると更なる知識を求められます。
バーテンダーやウェイトレス。
お酒を扱う全てのお店で働く人が取得しなくてはいけない資格。
Smart Serve
スマートサーブ
ワーホリでくる日本人でレストランやバー、居酒屋で働きたいと思っている人が必要になる資格です。
私も先日コースを受講して試験にも合格し、無事免許を頂きました。
コースはパソコンを使ってオンライン上で受講するのが一般的です。
最後の試験で35問中80%以上を獲得すれば合格。チャンスは2回まで。
私は無事一回目で合格しました。(もし、二回落ちると再度お金を支払って受講。)
問題はかなりトリッキーです。そのため、ちゃんと勉強しないと合格できないと思います。
ただ、講座の内容自体はすごく難しい内容ではなくて、法律の名前や内容。責任。アルコール濃度の計算等についてでした。
いろいろ細かいところまで勉強します。
私は一発で合格したかったため、2回周り講座を受講してからテストに望みました。
しっかり準備して良かったです。
また、テスト中はこのようにウェブカメラを通して監視されるのでカンニング等は一切禁止です。
※これは試験終了後に撮影したもの。
ちなみに、パソコンにウェブカメラがあることが講座受講の必須条件ですが、実は無くても資格を取得することが可能です。
実際に私のパソコンにはウェブカメラはありません。
ウェブカメラがない場合、試験終了後にスマートサーブからメールが届くので、そこにある電話番号へかけます。
そして、10-15分の会話を通して、スマートサーブに関しての知識をいろいろ追われます。
全部完璧に答えられなくても、会話しながら、知っている限りの知識をペラペラ話せば大丈夫です。
そして……。
オンラインのトレーニングステイタスがCertifiedになっていれば無事に資格取得です。
1週間以内にカードが送られます。
運転免許証のように、働く時にはかならずこのカード持っている必要があります。
今回、スマートサーブの勉強を通してオンタリオ州のお酒に関する厳しいルールをたくさん知りました。
例えば、
お店に来たお客さんが酔っ払って、帰宅するまでに怪我をしたり事故にあったり、なにかトラブルに巻きこまれた場合。
本人だけではなく、お酒を提供した店員、お店までも責任が問われます。
これ、ちょっと私は納得いかないです。
大人なのだから、お酒の責任は自分に持つべきだと思います。
しかし、これがここでのルール。
過去に私がトロントのダウンタウンにあるハードロックカフェのレストランでお酒を注文しようとした際。
『あなたには、お酒は提供できません。』
と断られたことがあります。
この日はハードロックカフェの近くの友達のお家で既に飲んでいて、出来上がっていた私。
『大丈夫だよ。酔ってないよ。』って言っても、頑なに断られました。
この時は知りませんでしたが、この時の店員さんはただ、スマートサーブのルールに則って行動したのみ。
私にお酒を提供して問題がおこれば、責任を問われるのはこの店員さんですから。
お酒の提供を断ることはこの店員さんの義務であり権利なのです。
I'll keep you updated.
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