「VIVID 銘仙 20世紀前半のファッショナブル着物展」
 
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北九州市立小倉城庭園の企画展を観に出かけました。 (6月18日の最終日)
着物の一種、絹織物の銘仙(めいせん)。絹紡糸を先染めして織る、さらさら・ちじみ・しぼの絣です。 
 
今回、大正から昭和初期を中心に、主に北関東の足利(栃木)、伊勢崎(群馬)、秩父・桐生(埼玉)、八王子(東京)で織られた銘仙やその関連資料を、橋本コレクションと足利市立美術館の協力を得て展示したものです。
 
銘仙の着物美人が多い竹久夢二による絵葉書や、足利銘仙美人図ポスター原画として山川秀峰、伊東深水、鏑木清方、小早川清などの作品が展示されていました。上村松園、寺島紫明らの絵もあればと思いましたが、これは贅沢か。
チラシに載った山川秀峰の原画と、水谷八重子や田中絹代の当時人気女優のオフセット印刷ポスターと原画に足が留まりました。
 
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小倉城  
 
実は、銘仙展に向かう途中、展覧会会場手前の小倉城と八坂神社の下で、和装結婚式の撮影集団に遭遇しました。 最初、遠くから眺めていたら、黒紋付の新郎と色打掛の新婦の二人が絵に描いたように美しかったので、モデルを使った撮影会だと思いました。
 
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寄ってみると、二人が仕事慣れせず清潔で初々しかったので、素人?の結婚式前撮りだと気付きました。 撮影スタッフの方に伺うと、写真館が企画している「小倉城+小倉城庭園 和装ロケーション」 の撮影とのこと。
着物美男子と着物美人のバックが、お城と鳥居と松林と、三拍子そろったロケーションにも感動。 眼福でした。
 
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時間にもっと余裕があれば、しばらく現場でプロの仕事を見たかったのですが、展覧会のこともあり、「二人に幸あれ」 と願いながら泣く泣くその場を離れました。 
(花嫁さんと写真館から撮影の許可を得ました。  ※杉田写真館 リーガロイヤルホテル小倉 )
 
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北九州市立小倉城庭園(小笠原会館) 正面   右横は北九州市役所
 
余韻が続いたので、もう銘仙展はおまけと思いましたが、それなりに満足。 正直、結婚式の前撮りに出会っていなかったら、もっと集中して観ていたかもしれません。
 
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園内に咲く ハギの花
 

【関連拙ブログ】 
サザン『葡萄』ジャケット絵の秘密 (2015/04/07)

 

 
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わたしの銘仙コレクションから