『 TOKYO STYLE  』 (都築 響一著 京都書院 1993年)
 
バブル全盛時の東京に棲む若者たちの住居を撮影、編集した写真集。
25センチ四方の大判サイズで1万円以上の豪華本でした。
英文解説付きで海外の数寄者やオタクにも影響を与えた写真集です。
 
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『TOKYO STYLE 』

 

その写真の中に、石神井しゃくじい)寮の、わたしが生活していたブロック室が選ばれ、掲載されていました。個室のドアを開いたときに見えた光景とほぼ同じ視点です。
 
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カメラマンの背中側が私の個室でした。上の写真は寮にあった『TOKYO STYLE 』です。寮委員が撮影しやすいようとページを押さえていてくれました。

 

著者・都築 響一氏が撮影されたころは、退寮してから10年ほど経っていました。
リビングの壁に酔っぱらって書いていた萩原朔太郎や室生犀星の詩は消され、新たな作品が描かれていました。
わたしが住んでいたころの部屋のほうが、写真の部屋よりまだキレイだったかな。 天井板までは剥がさなかったし・・・
 
現在、ちくま文庫 から復刻されています。
オリジナルの大判サイズが迫力満点なのですが、文庫が入手しやすいのでオススメいたします。
今見ても、新鮮で素晴らしい写真集です。
 
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『 TOKYO STYLE  』掲載写真の左側に写っている窓から見た光景。
遠方に都立石神井公園三宝寺池の緑が広がっています。  2013年11月撮影 
 
今月下旬に、石神井寮閉寮記念式典がありますが、都合で参加出来ません。
残念。 御盛会を祈ります。