子どもの日。 鯉のぼりを2階の窓から吊るしました。
 
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30年以上前に購入。綿布で全長5m。
 
時々部屋を吹き抜ける東風を受けて泳いでくれました。
 
富士山が世界文化遺産というニュース。6月に正式決定するそうです。
以前から私は、教室等で富士山の世界自然遺産は無理と話してきました。
富士山型の火山は世界中数多くありますし、それらの裾野近辺に人が立ち入らない、もっと自然な場所がたくさんあるからです。
今回、自然遺産ではなく、文化遺産に望みを賭けて地元が運動したことは正解でした。
 
指定を受けるとしたら、一番の功労者は江戸末期の天才画家、葛飾北(1760~1849)です。
外国に現在も富士山の情報発信をし続けているのは北斎の浮世絵だからです。
 
イギリスBBC が企画した「世界で最も知られている絵画ベスト10」に葛飾北斎の冨嶽三十六景から《神奈川沖浪裏(ビッグウェーブ)》と10位から20位の間に《風快晴(赤富士)》が選ばれています。(1位はモナリザ)
 
また、アメリカのグラフ雑誌『ライフ』(廃刊)が企画した「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」のランキング86位に北斎が選ばれています。
 
(このランキング、美術関係ではレオナルド・ダ・ヴィンチ、パブロ・ピカソ、ラファエロ・サンティ、ウォルト・ディズニーが入っています)
 
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昭和45年 EXPO70 記念硬貨
 
日本国内の美術館・博物館で北斎の初摺りをはじめ、コンディションの良いものや肉筆などを収集展示している所は、とても少ないように思います。
3月に訪れた北イタリアの美術館では、本国・地元関係の作品展示が主流で、印象派の作品などは無いか展示場所も冷遇されていました。
来日した美術ファンは日本の美術館コレクションを見てどう思うでしょう・・・。
 
山口県立萩美術館・浦上記念館は個人の寄贈で出来た浮世絵美術館です。気持ちのいいコレクションなのでオススメです。
 
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土人形の金太郎です。
 
源頼光の四天王の一人、
坂田公時きんとき。幼名は怪童丸。
金太郎と呼ぶようになったのは、
江戸後期、19世紀になってからだそうです。
 
筑後の郷土玩具、赤坂人形
熊の表現が実に素晴らしい。
 
【五月人形関連拙ブログ】
赤坂人形