ふっと来て ふらりと還る 浮世かな 

これを詠んだ彫刻家、小田部泰久先生が2008101日に亡くなられて、年になりました。 大学の先輩で、媒酌人をしていただいた恩師でもあります。

いつも、わたしのことを「おい!ナベブタ」と呼んで、からかってくださったのが懐かしく有難い想い出になっています。(名前の「淳」の漢字、口の上に部首のひとつ“ナベブタ”がついているところから命名されました。)
引っ込み思案な性格を見抜いてのことです。
 
今夜の美しい月に、「ブログを始めました。少しは積極的になりましたよ。」 と報告。 先生の「あんたな、ばかちんやねぇ」という、いつもの博多弁がはね返ってきた気がしました。
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 福岡市営地下鉄中洲川端駅1番出口に
小田部先生のモニュメント 《どっこいしょ》 
が設置されています。
後ろに建つ映画館「中洲大洋」に先生と二人、
ジョン・ベルーシ主演「ブルース・ブラザーズ」
(1980米)を観に行ったことがあります。
ジェームズ・ブラウン、キャブ・キャロウェイなどの
怪優たちがぞくぞく登場。
椅子から飛び上るほど爆笑したこと、昨日のことのように想いだされます。
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  わたしの愛用品  《ピーマン》 小田部泰久先生作