中秋の名月・十五夜を明後日に控え、月見団子や秋の七草などのお供えが店頭に並んでいますが、近づきつつある台風の影響で観月会はどうも怪しくなってきました。
今にも雨が降り出しそうな夕方、ご近所を散歩。キンモクセイの甘い香りが頭上から流れてきました。 これからの強い雨に花が打たれると、路一面が橙の絨毯になりますか・・・
 
月にうさぎが棲むのは日本ですが、お隣中国は月にモクセイの木がたくさん生えているという伝説があるそうで、月の妖艶なイメージはさすがです。
モクセイは中国南部の原産。 中国名は「桂花」、キンモクセイを「丹桂」と表記、「桂林」 の地名はモクセイの木が多い所ということで、いつの日か花の季節に行ってみたいものです。
 
キンモクセイ(金木犀)の名前の由来はというと、その花の色と、樹皮や枝が頭にツノを持つ動物、サイ(犀)の厚くて堅い皮膚に似ている所から付いたそうです。
なるほど。
 
サイといえば、十年以上昔になりますが、港の公園近くにポツンと建っていた自動販売機の前を通り過ぎた時、背中の方から「買って下さい」 という小さな声が聞こえ?振り返ると写真のサイダー缶が目に留まりました。 そして迷わず購入。
自販機の飲み物を買う習慣がほとんどない私にとって、めずらしい行動でした。
というよりは、ズバリ正攻法のネーミングにすっかり感心したからです。
 
今、その空缶を手にして、サイに出合った光景を想い出すと、 缶無量・・
何の話でしたっけ。
 
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   写真の上でクリックすると、サイの可愛い顔が拡大できます。   
                       私の空缶コレクションから