皆さま
おはようございます!
今回のこの話は
ちょっとだけ シリーズ化してまして(*´∨`*)
( 途中からでも 分かりますが 笑 )
理由があって
なかなか会いに行けずにいて、ですね
なので この記事も
書けなかったわけなのですが
11月終わりになって、ようやく
おばあさまのところに 伺うことが出来ました
いつも このテーマの記事が 楽しみだよ、と
待っていて下さる ブロ友の皆さま方♡
ありがとうございます 感謝です(*´∨`*)
このシリーズの記事だけですが、
このシリーズだけですよ?? 笑
とりあえず年内は
最後ですので 宜しくおねがいします
これまでのお話は 5話分あります
テーマ分けは 『 おばあさまとの とある出逢い 』
に入っていますので 宜しくお願いします(´◡`。)
『 柿が実ると カシちゃん
来ないかな〜って 思い出すのよ 』
おばあさまが
そんなふうに言って 笑った
だからそのとき 柿がものすごく
欲しかったわけじゃないけれど 笑
柿をもらいに
寄ってみました〜!笑
って、つい、、、
言ってしまったら
もっと嬉しそうに 笑ってくれた
なんだかいつも どこかで
申し訳なく思っちゃう 自分がいる(*´∨`*)
おばあさまのお家は
洋風の作りで
いつも 三角屋根の 真ん中にある
天窓に 太陽が当たっているのか
時間帯によっては
とてもまぶしいので
私の元々細い目を
さらに細めながら〜
なんならもう、線一本くらいの
隙間から 覗いてるくらいの感じだが 笑
左手を少し おでこにかざしながら
敷地内に 足を踏み入れたのである
おばあさまの家の
すぐとなりには
仕事で 月一で伺う
小さな会社の 社長さんがいて
この ちょっと小難しいが
付き合いが長いと 人の良さが
わかってくるという塩梅の、、、
さっきから、小さな会社だの
付き合いが長いとわかるだの
あんまり 褒めてない感じだけど 笑
いい人なんですよ!笑
「 となりの ばあさんな、
先日 ちょっと入院しとって
娘さんが 病院に通ってるってよ
今行っても 家は留守だよ 」
そう言われて、、、
その眩しく光る 屋根だけを
チラッと見ながら
立ち寄ることをしなかった
この数ヶ月だったのだ
その日は
栗のお菓子を 手土産に
今日は 居るか居ないか
わからなくても 寄ってみようと、、、
通るたびに どうしても気になるし
とても会いたかったし
その日、門のところから
ちょっと 中を覗いてみると
ちょうど庭の奥から 歩いてくる
おばあさまの姿が 見てとれた
大判の太編みの
ストールを肩から掛けて
なにやら覗きこんでいる
中腰になっている おばあさまの姿は
いつもと変わらぬように見える
こんにちは〜!
一瞬きょとんと していた
おばあさまだが
すぐに笑顔になって
こちらに歩いてくる
そして、冒頭の
あの台詞を 言ったのである
この広い表の庭と
小さな裏庭
きっとあちこち 冬の植物たちの
チェックをしていたのだろう
おばあさまの 大判ストールには
細かな落ち葉が あちこちに
バラバラと 散りばめられていて
それもまた 模様のように見えた
『 一緒に お茶にしましょうよ 』
あ、いえ、これは
娘さんと食べてください
『 娘??あ〜
うふふ 大丈夫よ、もう自宅に戻ったから
お隣りから 入院のこと、聞いたのね?? 』
あ、はぁ、お加減はどうですか
大丈夫でしょうか
『 ごめんなさいね、カシちゃんにまで
心配かけていたのね
何がどうしたってこともなくてね
歳をとると胃腸が ダメになるのよきっと
すぐに 食べられなくなったりして
そうなると、あれよあれよと、
体調を崩してしまって 』
祖母が同じことを
言っていたのを 思い出した
そうでしたか
あ!そのレッグウォーマー!笑
お似合いですね!
『 そう!これ
カシちゃんに貰ったのよ!
娘にも言われたわ、それいいわね、って
だから あら、あげないわよ〜って 言ったの 笑
裏がシルクで 温かいのね
カシちゃんも これ履いてるの?? 』
はい、冬は
お家の中で 履いています
本当に寒くなると
ブーツにインして 外にも履くんですが
『 ん??
ブーツと なにするって?? 』
あ、あ、ブーツに
レッグウォーマーごと 足を入れるってことで
インです、イン 笑
そう言いながら、手振りで
自分の足首を持って ブーツに入れる真似をして
あれ、今日は スカートだったと
裾を直した 笑
『 あ〜 そうね、そうそう!あはは 笑 』
おばあさまとの 会話って
なんでこんなに 普通の会話なのに
いちいち いちいち
一つ一つが 好きなんだろう
あー、なんだかもう
いつも このまましばらく
時間が 止まってしまえばいいのにと
思ってしまうんだ
おばあさまが
温かいお茶を 入れてくれた
『 家には普段 あまり お客様が来ないから
今は たまーに、ご近所さんとか
娘くらいかしら
だから茶托も使わなくて 無精しちゃってね
お茶もコーヒーも
同じこのカップで 飲んだりして嫌よねぇ
でも、カシちゃんが来てくれると
カップも受け皿も
お茶碗も 茶托を付けて 出したくなるわ
私も そうですよ〜!
マイカップってことで そればっかりに 笑
『 そうよね、あら
この栗のお菓子 知ってるわ! 』
有名なところじゃない?? 』
あ、そうなんです
私が好きなもので
『 カシちゃんは 美味しいお菓子を
よく知ってるわね〜 』
そんなことないんです、いつも
好きなものばっかりに 偏ってしまうんですよ
何も会話が ない時間も
あるのに
お互いの お茶をすする音を
聞きながら
目が合うと にっこりとする
そんな おばあさまが
大好きなんだよ 私は
今年のお正月も 都内に住む
娘さんのところに 行くという
おじいさんと暮らした この家で
年を越したい と言っても
ここ数年は 娘さんが
承知してくれないと言い、
そんなことも、ここ数年は
毎年恒例に なりつつあるのを
私も知っていた
冬の陽、縁側に座ると
背中を優しく 温めてくれる
陽射しのような
陽だまりみたいな人
私のおばあちゃんと
いつも 記憶を重ねること、
それが おばあさまにとっては
どうなのだろう
もうだいぶ前に 亡くなった
ウチの祖母とは 違う世代でもあるし、
そう話すことが
嬉しいことなのか、そうでないことなのか
聞いてみたいけれど
どこか 失礼にもあたるかな??と
変な気遣いが起こり
これまでも 聞いたことはない
聞いたことがない、
そんな言葉の 欠片たちだけが 残ってゆくが
それもまた、春先の雪のように
積もったりはせずに
重なりあったまま 消えてゆくのだけれど
それから、他愛もない話を
あーだこーだと 沢山話した
たまに、おばあさまは
両手を口に当てて 大笑いしてくれたり
涙が出るじゃないのォ ちょっと!
という感じに
私の方に 手で叩くような
真似をしたり
身振り手振りが 忙しくて
それが とても可愛らしい
楽しい時間は
あっという間に過ぎるものだね
帰り際に おばあさまが
『 あら!今日は お土産が何もないわね〜
どうしようかな、
あ、そうだ
カシちゃん どら焼き食べる?? 』
と聞かれたので
一瞬だけ!私の頭の中を
ササッと ドラえもんが通った 笑
手渡してくれた どら焼きは
私は見たこともない どら焼きで
ラムドラ、と 書いてあった
ラムドラ??
『 娘がね 持って来てくれたんだけど
なかなか美味しかったわよ??
こんな少し、子供に渡すようで
ごめんなさいね
おやつみたいに ほんの少しよ、
食べてみて ちょうだいね 』
ここでいいですから、と言っても
必ず外まで 見送ってくれる人
さようなら という言葉が
いつも あまり好きじゃないので
じゃあ、また!と言って
笑顔で 大きく手を振ったんだ
ここに来るとね
なんだか いつもそうなの
愛しさみたいな中に
小さな小さな 切なさがあってね
でも愛しさの方が 大きいから
私は 足が向くのだろうか、って考えるの
つまり、もし、、、もし、ね
愛しさみたいな ものよりも
切なさみたいなものが 大きくなったとき
私は ここに寄るのを
やめてしまう自分が いるんじゃないか、と
それが少し怖いのだよ
うまく伝わるか分からないけど
なんか いつもじゃないけど
時々 そんなことを思ったりする
私は 変かな
自分の中に なんていうのかな〜
卑怯な感じ?? んー、違うな 笑
なんて言うのかな
ズルい感じ?? 冷たい感じ??
そんなものと 似たものの存在を
確認してしまう 気がしてて
寂しくなるというか、、、
でも、いつも帰り際の
おばあさまの言葉は、決まって
また来てね、ほんとよ?
また来てね、と
手を握る
おばあさまを思い出すと
こんなふうに 楽しみに
私を待っててくれる人が 居たんだなと分かって
ただ嬉しくなって
また 足が向くんだ
ずっとずっと 元気でいてね
今年も最後に思うのは
そのことだったりする
さてさて 自宅に帰って
よーーく見てみた ラムドラ
ん?? ラム酒に漬け込んだ
レーズンが入ってる どら焼き! とな?!笑
それで ラムドラか〜! 笑
きゃー 笑ヾ(≧∇≦*)/
レーズンが ちと苦手な私 笑( ´艸`)ww
でも おばあさまから頂いた
普通ではない どら焼きだもん!
ま、中身も
普通では なかったけども 笑(●´ω`●)ゞ
なのでね
ホジホジして、ね ←笑
夫のどら焼きに レーズンを
トッピングしてあげたのは
言うまでもないが ←えw
それは ここだけの
お話ということで(*´∨`*)
餡が ラム酒の味がして しっとり
とっても美味しかったのだ
夫も 大好きなレーズンが
増し増しで 食べられて
良かったかな?? 笑( ´艸`)ww
今回もまた、こんなにも長いのを
読んで下さった皆さま
ありがとうございました♡꒰ღ˘◡˘ற꒱
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ではでは 皆さま〜またね!(*゚ー゚)ゞ
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