それは、まさしく
ひょんなことからの??
お誘いだったのだ
「 私の街に フランス映画祭の
チラシが入ったのよ
映画が お好きだと いま伺って、、。
勝手なことだから
ダメなら 無理しないでね
一人だと、どうしてもね〜、
一緒に 行ってみたいな〜と 思って 」
「 わー、素敵ですね!
そんなのが あるんですかー 」
これは ユニフランスが、毎年6月
東京で開催しているものとは、また別なのだが
それにしても、このチラシは
私にとっても
充分に 魅力的だったのだ
仕事先で、月に数回
まわるところがある
個人経営の その小さな会社の 隣に
広いお庭のある お宅があるのだが、
仕事が終わって
そこの お宅の前を通ると
いつも おばあさんが 居らして
にっこりと 会釈してくれる
ネコを 抱っこしていたり、
庭を 掃いていたり、と
もう それも、何回目のことだか
わからないくらい、ね
その小さな会社に 行く前と後は 必ず
おばあさんの お宅の前を
通り過ぎることに なるのだが、
あるとき、その会社の社長が
おばあさんちの 敷地内から
出てきたところに、
ばったりと 出会ったことがある
いま、行くところでしたよ、
どうしたんですか、と聞くと
お隣さんだからねー、
この間、ここの じいさんが亡くなってさ
それから ばあさん 一人だろ?
おすそ分け持ってったり、
なんだかんだ声かけて 様子見に行ってんのよ
と、ニコニコしながら 笑
そうでしたか、と
二人で 隣の小さな会社に向かった
さっきから
小さな会社、小さな会社って 笑
そこの社長にバレたら、
あんたんところも 負けずに小さいやろがー
って 言われるな、絶対 笑
そうだな、
そんな場面に 遭遇してから
もうすぐ 一年くらいに なるかな〜、
ならないかな〜 くらいの話だ
ある日、いつものように
小さな会社wwでの 仕事が終わり
また、おばあさんちの前を
通り過ぎようとしたとき
その日、おばあさんは
会釈をせずに
あ、待って!と 声を掛けて来た
思っても いなかったので
びっくりしたが
はい、と言って近づくと
おばあさんは、モジモジと
ちょっと 恥ずかしそうに
お時間少しだけ、ないかしら、
お茶を 差し上げたい、と
言うではないかー!
このご時世、
いや、この歳、
いや、歳は 関係ないんだよ 笑
この間だって、バスケの子達に
暗闇だと 若いかどうかなんて
わかんねーんだから、
帰りは あんたも気をつけろ、よ、と
言われたばかりじゃないか! 笑
なるほど なるほど なるほどねー
いまは夕方前、であるな
これ、しかし
どうしたもんかなー、と 考える
おばあさんは、
隣りの会社の社長さんに
あなたのことを聞いたの、と
言っていた
「 いつも 見かける あの女性は
取引先の方なの?? と 聞いたら
そう、
小さなデザイン事務所から 来てるって 」
えww 小さなデザイン事務所!
小さな、って 言ってたんですか?? 笑
思わず そこを、まず
突っ込んでしまったwww
んーー。
今日は 仕事場に戻って、報告したら
あとは終わりなので
急ぐわけでもなし、
時間がないわけでも、ない
でも、知らないお宅に
上がって、お茶??
ちなみに、お茶菓子は
何でしょうか?? などと
聞いてる場合では ないので 笑
とりあえずは、ウチの
小さな小さな仕事場の 女社長に
電話をしてみたよねー、
は?? え??
なにそれ??
え?? お茶して来ていいか??
今日は これで 終わりだから
まー、いいけど
今日は 車あるから 事務所に
一回 戻るでしょ??
進み具合は どうだった??
あ、そう。
はーーい、カシちゃん、今日は
仕事サボって お茶してるって
みんなに言っとくわ 笑笑
んじゃまた、あとで
そうしたことから、
おばあさんの お宅に お邪魔することとなった
何だか、ドキドキした
おばあさんは、いろいろと
話してくれた
おじいさんと、二人暮らしだったこと
おじいさんと、庭いじりが好きで
いつも 二人で 庭に出ていたこと
おじいさんが 亡くなってから
何をしても
そんなに 楽しく感じないこと
お盆に 娘夫婦が 来てくれたけど
孫達は 大きくなって、自分達の予定があり
今年は来なかったこと
娘が、ここを引き払って
都内の マンションに一緒に住もうと
言ったこと
本当は 行きたくないこと
などなど
えーーと、ね
バナナは 苦手である。 笑
おばあさんは、冷えたバナナを
冷蔵庫から 取り出し
輪切りにして
シロップをかけて 出してくれた
美味しかった! 笑
私には
冷えてたのが、よかったのかも 笑
冷えてて、美味しいですねー、と
言ったら
「 これね、孫に出したらね
おばあちゃん、こういうのは
冷やさないとね、美味しくないんだよ
と 言われたのを 覚えていたのよ
パフェ?とか なんとか、 それも
バナナは 冷たいでしょ?? って 」
あー、そうでしたか
「 年寄りは、なんでも、
あんまり 冷やさないのよ 」
と 笑った
ふと、裏庭を見ると
手入れが 追いつかなくなったものか
草が 生い茂っていた
この雨では 草も すぐ伸びただろうし、
そこまでは 手が回らないよねー、
大変だろうな
私の 亡くなった祖母も
お庭が好きでもね〜
年々 その手入れが 行き届かなくなるわ
自分のことで もう精一杯よ、と
嘆いていたのを 覚えている
どこかで
私の 大好きな祖母を
思いだして、重ねていた
しばらく
おばあさんと 話してから
フランス映画祭の チラシを
見せられたのである
あ、お休みの日だったら
夫も 一緒に観たいかなー、
どうかなー、どうだろ?? と
頭をよぎった
おばあさんに、お休みの日は
何をして過ごすの?? と
聞かれてたので
先月の記事、
【 好きにしていいんだ とか 】
で 書いたような??www
休日の過ごし方は
今回は 喋ってないから! 笑
ご主人は いらっしゃる??
というので
一人います、と 答えると
では、もし嫌でなかったら
ご主人も ご一緒になんて
どうかしら、と
はい、ありがとうございます
聞いておきます、と 答えた
来れないなら、私一人でもいい、と
思ったから
帰りに
梨まで 持たせてくれた
たくさん持たせて あげたいけれど
それじゃ 重くて可哀想だから、
と、おばあさんは 言った
その日は
庭に 夕陽が照っていた
おばあさんは、休日には
何をするんですか??
と 聞いたら
笑って、
私は もう、いつも
休日なのよ
最近は 夕方 公園のお散歩かしら
ワンちゃんを お散歩してる方を
見るのが 好きでね
今日も、あなたを見送ったら
お散歩してから
夕食作りに 取り掛かかろうか、と。
今頃、おばあさんは
近くの公園に お散歩に出かけたのかな、
と 思いながら
電車に揺られていた 夕方
ひょんなことから、
そんな出逢いが あったりするんだな
とっても
びっくりしちゃうけど
そんなふうな 出逢いがあっても
いいんじゃないかな、と 思えるよ
なんだか、嬉しかったし
今日は 突然ごめんなさいね
びっくりしたでしょう
楽しかったわ、ありがとう
と言う、帰り際の
彼女の 優しい声が
まだ 耳元に残っていた
帰ったら 女社長に
何て 話そうか、
帰ったら、夫に
何て 話そうか、な。
私の おばあちゃんは
とうの昔に 亡くなったけれど
なんとなく
おばあさんと一緒の時間が
おばあちゃんと
一緒に居た 気がしてた
だから
やっぱり、ひょんなことから、だけれど
感謝したい
私も、嬉しかったのと
どこか 懐かしかったのと、
ありがとうございます、って いうのと
いろいろ
いろいろ
いろいろと、
たくさん 混ざって
ユラユラ ユラユラ
ユラユラ ユラユラ
電車に 揺られていた
そんな日の
とある出逢いの おはなし。
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
皆さま いつも
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リブログを ありがとうございました!
そして ミピヲちゃんブログから
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ありがとうございます!
感謝です ^_−☆
また ジーンズ修理
リメイク・リペア ショップの
ラントンレーブさん、
リブログを
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ありがとうございま〜〜す!
皆さまのところにも
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