ラストシーン最後の会話は『これ、やるよ!』『いや、いいよ。それもらうと、本当に 最後になる気がするから。』『そうか。』ペンダントを握ったまま、目を閉じた。朝はやってきて、予定調和にバスはやってきて、最後の席に座ってここで映画なら、あいつは走ってくるだろうに人影はどこにも見当たらない。『こんなラストシーン、ありかよ!』それが僕のデンバーからサンフランシスコに続く、22歳の大切な想い出。