神奈川県道723号 関本小涌谷線
神奈川県南足柄市関本の飯沢交差点から、足柄下郡箱根町小涌谷の国道138号線との交差点に至る約14kmの一般県道である。
ただ全通しておらず、大雄町最乗寺付近から箱根町宮城野に至る区間は未通区間である。
通過する自治体は、南足柄市、足柄下郡箱根町である。
2019年12月27日、今回は県道723号線の南足柄市側を飯沢交差点から最乗寺に向けて歩いた。
時刻は14:44、ここは関本の飯沢交差点である。
県道723号線は写真奥に向かって進む。
写真右手前から左に左折する道は、以前歩いた県道74号線である。
飯沢交差点を出発すると、道は大雄橋にかかる。
大雄橋の下を流れる川は狩川である。
狩川。
飯泉で酒匂川に合流する。
大雄橋を渡ると、道は急激な登りにかかる。
車道終点の最乗寺まで急勾配は続く。
飯沢交差点を出発して15分程で山門が現れる。
二体の仁王像が安置されており、門の横の札には「最乗寺専門僧堂」とあるが、門の上部にかかる札の文字は私には読めない。
山門のそばにある案内板。
山門から最乗寺まで道標があり、ここが四丁目で終点の最乗寺が二十八丁目になるそうだ。
山門をくぐると、道は車道と歩道に別れる。
歩道は「てんぐのこみち」と呼ばれる。
ここがその入口。
「てんぐのこみち」入口にある石柱。
「てんぐのこみち」案内板。
「てんぐのこみち」は昼でも暗い鬱蒼とした杉並木の中を進む。
「てんぐのこみち」の急勾配を5分程登って十丁目。
所々に現れる階段。
数か所に休憩所も設けられている。
「てんぐのこみち」は所々ゴム質の歩道になる。
不思議な感覚があるが、私にはとても歩きやすく感じる。
ここは「あじさい参道」とも呼ばれているのだろうか?
あじさいが咲く頃にも来てみたい。
最乗寺までの途中に「足柄ふれあいの村」と「丸太の森」への分岐が現れる。
ここは「足柄ふれあいの村」への分岐。
こちらは「丸太の森」への分岐。
「足柄ふれあいの村」や「丸太の森」へは、我が家の子どもたちがまだ小さかった頃に訪れたことがあり、楽しかった思い出が残っている。
十八丁目にある、そのままずばりの十八丁目茶屋。
麦とろが名物なのかな?
時刻は15:29。
ここが今回の終点。
道標を数えながら歩いて来たが、二十二丁目になるのかな?
この日は平日午後のためか駐車場に止まっている車の数も少ない。
最乗寺へは駐車場奥の大きな灯篭の間を登って行くが、今回は行かない。
今回歩いた県道723号線は、私にとっては初めて歩いた道ではない。
実は何度も歩いている。
2007年頃までは家族で時々山登りに行っており、最乗寺にも毎年初詣客が少なくなる1月下旬に山登りがてら訪れていた。
「神奈川県道を歩く」という明確なテーマを持ってこの道を歩くのは今回が初めてであったが、家族でワイワイ話しながら歩いた当時の記憶がよみがえり懐かしかった。
次はあじさいが咲く頃に訪れてみたい。
今回の県道歩きは、当初は前回の投稿で紹介した県道726号線と抱き合わせで歩く予定だった。
しかし、体調が万全でなく前回は諦め今回改めて歩くことになった。
今回も最乗寺まで行く予定であったが、やはり体調が良くなく車道の終点で終わらせて引き返すことになってしまった。
体調から考えると、これが今年の県道歩きの最後になるであろう。
来年は体調を整えてたくさんの県道やその他の道を歩きたい。