神奈川県道706号 丹沢公園松原町線
神奈川県秦野市堀山下にある県立秦野戸川公園付近から、秦野市松原町の渋沢駅入口交差点に至る約4.7km弱の一般県道である。
2019年9月1日、今回は終点側の渋沢駅入口交差点(終点)から秦野戸川公園(起点)に向かって歩いた。
時刻は6:38早朝
渋沢駅北口から県道706号線の入口を見る。
写真手前から信号までは、先週歩いたミニ県道の707号線で、信号を左右に横断する道が国道246号線、今回歩く県道706号線は信号の先に続く道である。
ここが県道706号線の入口、渋沢駅入口交差点である。
遠方に見える三角形の山は、この近辺では有名な大山(おおやま)である。
渋沢駅入口交差点から先は、20年ほど前に整備された道で車道、歩道ともに広い。
渋沢駅入口交差点から10分ほどでテクノパーク入口交差点に着く。
県道706号線はここを左折する。
テクノパーク入口交差点を左折すると道は「はだの桜みち」に入る。
両側に桜並木が配されて、春は奇麗だろう。
途中にある休憩所
休憩所付近に「はだの桜みち」の案内板があり、そこに春先の様子がわかる写真があった。
桜が満開のこの道はとても奇麗だ。
「はだの桜みち」は秦野市西大竹の西大竹交差点から、秦野市堀川の新橋交差点までの6.2kmの道である。
来年の桜が満開の頃にはぜひこの道を歩きたい。
ここは新橋のT字路である。
県道706号線はここを右折する。
渋沢駅入口交差点から新橋T字路までは比較的新しく広い道であったが、新橋交差点から先は昔ながらの曲がりくねった狭い道に変わる。
狭くても歩道があるだけでもありがたい。
新橋T字路から10分もしないうちに大倉入口のT字路に来る。
大倉入口のT字路は左折する。
直進すると、小田急線秦野駅前まで続く県道705号線に入る。
渋沢駅前を出発してから道はずっと登りだったが、大倉入口を左折するとさらに登り傾斜がきつくなる。
登山者をたくさん乗せたバスが苦しそうに登って行く。
道の両側に広がる田んぼ。
今年は7月が寒かったため稲の成長が心配されたが、青々とした田んぼを見ると心配は無さそうだ。
稲穂も元気そうだ
道の傾斜がやや緩やかになった所が県立秦野戸川公園である。
渋沢駅から出発したバスはここが終点で、多くの登山者の姿が見られる。
ここから塔ノ岳や鍋割山に向かう登山道が分岐している。
秦野戸川公園は広大な敷地の中に山岳スポーツセンターやバーベキューコーナー等、多くの設備がある。
今はすっかりご無沙汰してしまっているが、我が家の子どもが小さかった頃よく遊びにきたものだ。
写真の橋は「風の吊り橋」である。
県道706号線は戸川公園から先にも続いており、道はさらに登りがきつく狭くなる。
戸川公園から6分ほど歩いた所が今回のゴール地点、県道706号線の終点(起点)である。
終点付近の丹沢大山国定公園の看板
塔ノ岳に登る有名な大倉尾根はさらに先の細い道を進む。
私は塔ノ岳には何度か登ったことがあるが、登山者が多い大倉尾根は一度しか使ったことがない。
私が塔ノ岳に登るルートは、戸川公園の吊り橋を渡った先にある三ノ塔尾根を使い三ノ塔を経由したルートである。
三ノ塔尾根で登山者に出合うことは滅多に無く、静かな山歩きができる。
(ここ10年は登っていないので、現在はどうなのだろう?)
今回歩いた県道706号線は、とても懐かしい道だった。
我が家の子どもが小さかった頃、混雑するバスを避けて渋沢駅から歩いて戸川公園や山登りに行ったものである。
当時の会話や様子が、歩きながら頭の中によみがえって来た。
また子どもたちとこの道を歩いて山に登りたいが、その機会は残念ながらもう無いだろう。
次はどの道を歩こうかな?