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七国峠 標高182m

普通、「峠」と言えば尾根の鞍部を乗り越す部分のことを指すが、この七国峠の「峠」は本来の峠の意味ではない。

かもめ文庫 「かながわの峠」によれば、この七国峠の「峠」は峰頭につけられる「ドッケ」がなまったものらしい。

七国峠は神奈川県の平塚市と二宮町、中井町との境界近くにあり、神奈川県道77号線からゴルフ場への入口に続く道を入った所にある。
ゴルフ場の高台が本来の場所だそうだが、現在の場所に移されている。

七国峠の名の通り、昔は相模、甲斐、駿河、伊豆、安房、上総、武蔵の七つの国が見渡せたようだが、現在の場所は西側がゴルフ場の高台が視界を遮り、東側しか展望が望めない。

七国峠からの眺め
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平塚八景の一つに指定されているだけに、ここからの眺めはきれいだ。

時折、峠の前を車が走り過ぎるが、この峠の存在を知る人はいるのだろうか?
ここに約1時間滞在したが、訪れる人も無く静かな時間を過ごせた。

昔の峠には長兵衛茶屋があったそうだ。
もちろん今は無く東屋の入口に看板のレプリカを残すのみである。

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