わたしが日々の中国茶＆台湾茶時間、且つ、レッスンで一番こだわっているのが、良質な中国茶＆台湾茶。

どういう商品を飲んだのか、ではなく、どういう品質の中国茶＆台湾茶を飲んだということです。

飲むものである以上、安全が一番大事。

人工的に作られた中国茶＆台湾茶ではなく、産地や品種、時期などすべてが混じりなく、農作物として判別が可能な中国茶＆台湾茶ということです。

同時に、中国茶＆台湾茶の品質と同じくこだわっているのが、良質な茶壷。

わたしにとって良質な茶壷とは、見た目が可愛いという外観ではなく、土の品質を指します。

Xingfuの茶師たちが作る良質な茶葉の良さを引き出し淹れるためには、良質な茶壷が必要だから。

良質な茶壷と、良質な茶葉で淹れることで、安全はもちろん、淹れた時、良質な中国茶＆台湾茶となるからです。

「養壷」とは、茶壷を育てることと言われています。

ただし、「養壷」の本来の目的は、中国茶＆台湾茶を飲むために、茶壷を使うということなだけ。

日常で、中国茶＆台湾茶を茶壷で淹れて飲むことが、日常で習慣化していれば、おのずと「養壷」ができるはず。

一番重要なことは、その際、安全で、且つ良質な茶葉であることだと思います。

一つの茶壷で、農作物として判別できる良質な一つの茶葉を日常で淹れる習慣があり、その特性を理解しながら飲み続けて、はじめて、茶壷と自分の飲む感性が共に育ちます。

それが、わたしにとっての「養壷」です。

中国茶＆台湾茶も、そして、茶壷も、どこででも手に入ります。

その分、良し悪しの選別が難しい。

茶葉も茶壷も、長年、現地で勉強し、失敗し続け、やっと良質な茶葉を作ってくださる茶師、茶壷の師たちに出会えることができました。

現在、Xingfuの中国茶＆台湾茶は、わたしと同じように、飲む感性を培うための重要な教材として、そして、日々、安心して楽しい中国茶＆台湾茶時間を過ごしてもらうため、Xingfuの生徒さまのみ、特別にお譲りしています。

大事な茶壷は、Xingfuの茶師たちの良質な中国茶＆台湾茶を愛飲している門下生であるXingfufanの生徒さまにだけ、お譲りしています。

お嫁入？お婿入り？した茶壷たちを、Xingfuの茶師たちが作った良質な中国茶＆台湾茶で日々淹れ、育ててくれたら、うれしいです。

そして、みなさんが茶壷と一緒に成長する姿を楽しみにしています。

中国＆台湾茶教室―Tea Salon Xingfu主宰　

中国茶＆台湾茶研究家　今野純子

　　　　　　　　　　
http://chineseteasalon-xingfu

愛しの茶壷と「養壷」と