大型の台風19号が、週末東日本に接近するそうです。
テレビでも、窓のガラスにガムテープや段ボールを貼り付ける台風対策が放映されていました。
窓のもう一つの台風対策は、雨の吹き込みを防ぐことと、網戸が強風で動いたり、外れたりしないような対策も重要です。
引き違いの窓は、左右のガラス戸が重なり合っている部分(召し合わせといいます)の下部の処置が肝要で、ここに僅かでも隙間があると、風に押された雨が入ってきてしまいます。
まず、ガラス戸外側の下部にある、風止ピースと呼ばれる「ヒレ」を下げて、レール面に密着させます。

赤い丸印のねじを少し緩めて、風止ピースを下に押し下げます。すると、中のパッキン(黄色線)がレール面に密着して、風雨の侵入を防ぎます。
しかし、築年数が経つと、このパッキンが摩耗したり切れてしまっていることがあります。
このように、パッキンが擦れて摩耗し、レールの立ち上がり部分にタッチしていません。ここからでも風雨は入ってきますので、独立発泡の防水すきまテープ(スポンジ)をレール部分の、このパッキンに接する部分に貼り付けます。

なぜレール面かというと、摩耗したパッキンの上から貼っても、戸の開閉ですぐ剥がれてしまうからです。ここなら、戸が閉まりきる直前にタッチして圧縮されますので、数年は効果が期待できるからです。

このように、閉まった時にスポンジと縦枠にあるパッキン(茶色)と密着するように貼るのがポイントです。

窓を閉じて、クレセント(カギ)もかけてレール面より召し合わせ面下部を注視します。このように、外光が漏れていなければ、対策はほぼ完了です。
サッシには、枠の内部やレール面、鴨居部分などに気密材という、パッキンが張り巡らされています。理想は、このパッキンが切れ目なくエンドレスで廻っていれば風雨は入ってきませんが、窓は開閉するためどうしても切れ目が出てしまい、それを補うため風止ピースや振れ止めといったプラスチック部品が付いています。プラスチック故、経年劣化しますので持ち家(戸建て)では、補修用として、これらの部品をサッシメーカーなどから取り寄せすストックしたほうが良いかと思われます。(分譲マンションでは、管理組合でストックされていることもあります。)
また、意外に忘れがちなのが網戸。網戸には「外れ止め」が付いていますので、これを鴨居面まで押し上げておきます。

ねじを少し緩めて、外れ止め(黒い部品)を鴨居に当たるまで上げてねじを締めます。開閉してみて、引っかかるようなら若干下げて、網戸を持ち上げても外れないように調整しておきます。
そして、台風接近時には、網戸を寄せた側の網戸縦枠と、サッシの枠とを養生テープやガムテープで固定しておくと、強風で網戸が左右に動き回ってしまうことを防げます。
※写真のサッシは、新日軽(現LIXIL)の「テクト」という住宅用サッシです。他社製やマンションなどのビル用サッシでは、これら調整箇所の形状が異なっていますが、レール面から召し合わせ面下部を注視(見えにくい場合は小型の鏡など併用)し、外光が漏れていないか、手を当てて隙間風はないか、耳を当てて「サー」という音が聞こえないかといったチェック方法は同じです。