連載最後となりました今回は、住宅について取り上げます。(ここでいう住宅とは、木造一戸建ての、一般的な住宅のことです)
昭和の住宅は、真壁作りといって、和室だけでなく、廊下や階段、トイレに至るまで柱と桟(鴨居)が室内に露出していました。
平成以降に建った住宅では、和室がない家が多くなり、大壁作りといって、柱の上からボードを打ち付け壁紙で仕上げるものが多くなりました。柱が見えない室内は、まるでビル・マンションのようです。
ビル化したのは、インテリアだけでなく、窓のサッシもです。昭和の住宅では、トイレやお風呂場の窓まで、ほとんどすべてが引き違いの窓でしたが、平成には開き窓、滑り出し窓、上げ下げ窓など、これまでビル用サッシにしかなかった窓種が住宅用としても普及しました。
また、省エネルギーの観点から
これまで寒冷地でしかなかった複層ガラス(ペアガラス)が、温暖地でも一般的になりました。それにともないサッシの基本性能も向上し、耐風圧強度・気密性・水密性などが昭和時代ではビル用サッシにしかなかったようなスペックのものが、住宅用サッシでも登場してきました。
サッシだけでなく、住宅全体の気密・断熱も向上し、また平成は震災が多かったことで耐震性も向上しました。
令和の時代になっても、自然災害は起こりこれまで以上に省エネルギーが求められます。安全で、快適な住まいを願っています。

