昨年、東京医科歯科大学の旧3号館が半分解体された記事を書きました。(http://ameblo.jp/jkic21/entry-10719288159.html )
記事では解体された断面を見て、母校の鉄筋校舎が隣の木造校舎建て替え時につながるようにした、増築予定面と似ていると書きましたが、写真を整理していましたら、学校ではありませんが建物増築の写真が出てきました。
ある公営住宅です。手前の空き地には、かつては木造のテラスハウス形式の住宅が並んでいました。
1ー7階に、増築するための梁が各階4つ、四角いブロック状に出ています。壁にはコンセントなどの電気配管も準備されて、カバーになっています。廊下部分には、増築まで転落しないようにブロックを積んで仮の手すりになっています。
増築時には、この四角いブロックを壊して中から鉄筋を出し、増築した建物とつないで一体化させます。
増築が完了した住宅です。赤い線のところが、以前の予定面(上の写真)です。塗装などの化粧で、どこが継ぎ目か見た目にはわかりません。私の母校も、このように一体化されたようです。
また、せっかく増築予定で梁を出しておいたのに、それが利用されることなく(増築されずに)解体撤去されてしまった建物もあります(例:旧東京都庁東3号館=元「丸の内食堂」)
別の増築方法として、予定面に梁はなく、ほぼ密着状態で別の構造体として建物を建てて、10~30センチ空いた空間を板で塞ぐ「エクスパンション・ジョイント」という方法もあります。最近では、この方式の方が多いようです。