床がギシギシ…の修理 | PBX5 Bldg.

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昨年の秋頃から、1階のリビングの床が、歩くと「ギシギシ」鳴るようになってしまいました。古い家ですので、仕方がないかなと過ごしてきましたが、震災後の床下も気になっていましたので、GWを利用して点検してみることにしました。


家族総出で家具など運び出して、はめ込み式の床板を外して床下にアクセスできました。すると、床を支えている束という材木が、やせたのかグラグラで、2ミリほど宙に浮いていました。それで、この上を歩くと床がたわんで「ギシギシ」鳴ることが判明しました。


そこで早速ホームセンターへ行き、調整が可能な「鋼製束」(最近の新築住宅はほとんどこれ)を買い求め、既存の束と置き換えました。


PBX5 Bldg.-鋼製束
施工ミスなのか、大引(上に見える横柱)と束石のセンターがズレています。右の木口が見える柱が「グラグラ」していた束で、左の鉄の棒状のものが、置き換えた鋼製束です。

そして、元通り床板を敷き詰めて歩いてみましたら、「ギシギシ」も鳴らなくなりました。昔は職人の専門店でしか入手できなかったような建築用品が、ホームセンターで買うことができ、このような小さな補修ならDIYでもできるようになりました。


床下の震災の影響ですが、土間コン(我が家はベタ基礎ではなく、防湿のため打っているコンクリート)に若干クラックが見られました。しかし、布基礎(土台が乗っている重要部分)は幸いクラックなどは見当たりませんでした。


これからは「シロアリ」の季節ですので、皆様もぜひ、床下を点検してみてくださいね。