平成元年(1989)、東京ステーションホテルへ宿泊の際に撮影しました(旧)東京中央郵便局です。
当時は建物写真初心者でしたので、前回の丸の内ビルヂング同様、全景が写っていません。
昭和8年、吉田鉄郎氏設計により建てられました。装飾を廃した機能性重視の外観です。近代建築の国際組織"DOCOMOMO"に選定され、専門家や市民団体など保存を求める活動がありましたが2009年より、一部を残して超高層化(仮称「JPタワー」)させる再開発工事が進行中です。
最上階の軒先に「23 手紙で心のふれあいを!!」と記された幕があります。当時はメールもネットもなく、手紙を書くことが一般的でした。23は、7月23日の「ふみの日」のことで、毎月23日に設定されていました。私も学生の頃、友達とよく手紙のやりとりをしていました。電子雑誌などにも「ペンパル募集」欄がありました。
今はワンクリックでメールの送受信ができる時代ですが、手書きで文章を書き、封をして切手を貼って、祈るような気持ちでポストに投函、数週間後お返事が届いたときポストから出し、ワクワク・ドキドキしながら開封、読んで「つながっている」喜びがありました。この古い郵便局写真から、メールとは違う、手書きの郵便の良さ・暖かみを、改めて感じました。