たかし君はあるFラン大学の法学部卒。


そして趣味は裁判と内容証明。


退職した社員にはもれなく内容証明が送られてきます。




退職の経緯により、これ脅迫では?と思われる内容も含まれます。


しかしこれはたかし君の歪んだ愛情表現、


長く自分の会社で働いて欲しかった人が慰留しても退職するとなると


法学知識を生かした内容証明として届くのです。



もう一つの趣味の裁判については、訴えられる側オンリーです(笑


「俺の書いた答弁書どうだ? よくできてるだろう!」


と、自慢げに周りに見せてる姿に萌えます。

ホーム社では月に1回管理職クラスを集めて会議をします。


その会議の席上にて、


たかし君:「今年は皆が頑張ってくれたおかげで大幅に黒字になった。」


一同:「・・・・」


たかし君:「その黒字の中から1500万をライフ社に預かってもらって、

繁忙期終わって売り上げがきつい時期に返してもらうことにしたから。」


一同:「(そういう金をボーナスとして社員に分配してくれよ・・・)」


たかし君:「じゃ、来期も頑張って!」




頑張れます?(微笑)

ある日たかし君とりゅう君の腕にキラリと光るものが。


なんと「ロレックス」の時計が二人の腕にはめられてました。


儲かってる会社の社長の腕にロレックスの時計くらい普通の風景ですが・・・。




社員に見せびらかしに店舗を回る準大手の社長、その弟。




特に嫌味を感じません。


なぜならそれはヤフオクで落とした偽物のロレックスだから。


違いの分かる社員のH君:「それ偽物だって遠目でもわかりますよ(苦笑)」


りゅう君:「えっ・・・」



その後しばらくしてその偽物のロレックスは見なくなりました。




ホーム社では毎年社員とその家族を呼んで新年会が行われます。

その新年会ではそれぞれがプレゼントを持ち寄りプレゼント交換が行われます。


そのプレゼント交換の目玉商品として例の「ロレックス」が、


残念ながら私は当たりませんでした。

たかし君 ・・・ ホーム社の社長、りゅう君の兄


りゅう君 ・・・ ホーム社勤務、たかし君の弟


ホーム社 ・・・ 某区にある準大手(たかし君談)不動産会社


ライフ社 ・・・ 某区にある不動産会社



ある老舗不動産会社よりホーム社はのれん分けし、詐欺で免許取り消されライフ社を設立し現在に至る。

今も実用的な人々は現役で活躍中ですので、会社名や実名は伏せます。


あくまでフィクションとしてお読みください。


実在する法人・個人とは何ら関係がありません。



もし、このフィクションがノンフィクションであった場合に、関係機関によって法廷での証言等のオファーがあれば喜んでお受けます。

そのようなオファーはコメント欄にいただけましたらご連絡させていただきます。